もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~

鐘ケ江 しのぶ

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カルーラで年越し~春まで⑮

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 いいね、がびっくり20万越えました。いいね、してくださった皆さん、ありがとうございます。



 パーヴェル様は、うんうん悩んで受け取ってくれた。
 それから今回のフィールド型ダンジョンとルーティのダンジョンから出た属性魔法補助のマジックアイテムや、解毒効果のあるものが多数出た。必要な分は引き取ったが、それでも余剰があるため、カルーラの騎士団に販売することに。買い取り価格で決まる。進呈してもよかったのだけど、後から問題になるかもしれないからって。
「ミズサワ殿、ありがとうございます。本来ならレディ・ロストークとシルフィリアの事でお礼をしなくてはならないのに」
「いいえ、両親が問題なく過ごせていたのは、カルーラの騎士団の皆さんが、気を配って頂いたのはわかっていますので」
 私達が王冠山に籠っていた四ヶ月。両親がいるパーティーハウスの周囲を警備は皆さんが、適宜巡回してくれていたって。感謝だ。
「あのパーヴェル様、ホークさんがジューバの民だと言うのはご内密にお願いします」
「それは勿論」
 ふう、と息を着くパーヴェル様は、音も立てずにカップを戻す。
「そういえば、パーヴェル様はジークフリード様とレティシア嬢の結婚式に出席されたんですよね」
「はい、両親と、妹のシャルロットと。素晴らしい式でしたよ。花嫁衣裳も素晴らしいものでしたが、お色直しの衣裳も男の私が見ても、素晴らしいものだと思いました」
 あ、良かった、気になってたんだよね。レティシア嬢のお色直しの衣裳。
「父もシャルロットの為にと張り切っております」
「ゲオルグ殿下と妹さんの結婚式も、同じような感じになるんですか?」
「まさか。規模は縮小されます。時期国王の王太子殿下と、王子の結婚式ですからね」
 そうなんだ。
「王族の結婚式となると、入る側としては色々制約があるのですが、我々も制約内で、できる限りの事をしようと思っています」
 それがシルフィリアなんやね。一瞬、また綺麗な布を、って思ったけど、既に布は選別作業しているそうだ。レティシア嬢のお色直しの衣裳に関しては、あれは異例だからね。
『ねえ、ユイまだ終わらないのです? 小腹が空いたのです』
 ビアンカが私の頭をちょんちょん。イシスはくわっ、と欠伸をしている。ちょっと隠そうよ。
「そろそろお開きにしましょうか」
 察してくれたパーヴェル様。すみません。
 私達はパーヴェル様に挨拶して、役場を後にした。
 パーティーハウスに戻り、少しホークさんとチュアンさんと相談。パーヴェル様からもらったメモにある三つの名前。どうしたものか、と。
 パーヴェル様とマーファの騎士団が私にノワールの話を持ってきたのは、私と面識があるからだ。全く面識がなくて、ノワールの相手を願う場合は、サエキ様を通さなくてはならない。
「確かに、パーヴェル様が心配するなら、気を付けた方がいいでしょうが、ここはカルーラです、マーファ以上に離れています。この三家は首都在中、手は出せないはずです。いずれ、首都にいくならその時に、単独行動しないように、エマとテオに気をつけるようにさせましょう」
「そうですね。あ、それとサエキ様と面会希望をされていましたよね。その時にご相談されてはどうですか? ご意見番を敵に回すのは、少しでも地位があるもの避けるはずですし」
 やっぱり、そうなるかあ。パーヴェル様も、取り越し苦労になるかもって言っていたけど、こんな忠告してくるのはなら、最低限の警戒はしよう。はあ、奴隷紋があるから、手は出せないって思っていたけど。奴隷紋があるからって、手を出したら当然罪になるのに
 あれだね、質の悪いマニアなんだね。きちんと筋道通してくれれば、ノワールの意思を確認して考えるのになあ。
「優衣どうしたん? パーヴェルさんとの話はどうやったん?」
 エプロンを着けた母が出てきて、心配そうに聞いてくる。
「ん、えっとね」
 私は一瞬迷い、ノワール関連の話を伏せて、先ほどの話を説明した。少しこの襲撃事件が落ち着いてからでも遅くはないはず。そここは首都から普通の馬車で三ヶ月以上かかるからね。簡単に手出しはできない。それにそうなるなら、シルフィリアがシャルロットさんと一緒に首都に行った後からだ。
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