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第46話 海系魔物
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俺はバーバラさんに海鮮亭という宿をおすすめしてもらい、そこは鮫のマークが入った大きな看板を掲げているのですぐに見つかった。
「らっしゃい!宿泊メニューはどうする?10日以上で銅貨5枚引きだ。」
3食付きで1泊銀貨3枚のようだ。
熊の子亭より銀貨1枚高いが、安い方だと思う。
「じゃあ3食付きで10泊頼む。」
「了解!金貨2枚と銀貨9枚、銅貨5枚だ!」
ぴったり支払った。
「まいど!朝食と夕食は時間帯指定あるから気を付けてな!昼食は事前に言えば携帯食を作るからな!」
「ああ。ありがとう。」
毎晩”転移”で王都の屋敷に帰って寝ればお金も浮くし良いのだが、毎晩俺が海上都市にいないことがばれたら面倒なので宿をとることにしたのだ。
部屋に行くと、そこは綺麗な空間だった。
ベッドはCランクと宿にしてはいい方だが、俺はこっそりAランクのマイベッドと交換した。
『まあ宿出るときに戻せばいいだろ。』
住む場所が落ち着いたので次は情報収集にギルドの資料室に向かった。
書物の量が多かったので俺は”読書家S”と”速読S”のスキルを習得した。(SP-1980)
得た情報をまとめると、
1.フィールドは森林と砂浜、海中の3つがある
2.海底ダンジョンと海中フィールドには水中呼吸と水中行動の魔道具が必要になる
といった感じだ。
『2つの魔道具かぁ…スキルで習得できないかな?』
そう思って探していると、2つとも見つけた。
”水中呼吸S”、”水中行動S”、”水中生物S”を習得した。(SP-2970)
『水中生物って…』
スキルはよくわからないものが多いので深く考えないことにした。
昼になったので、一度海鮮亭に戻って昼食をとった。
宿の名前通り昼食は海鮮系で、とても美味しかった。
昼食終えギルドに行き、”サンドクラブ討伐”というCランククエストを受注した。
サンドクラブは砂浜に発生する魔物で、なんでも骨格が固くてなかなか刃が通らないが、火属性魔法と氷属性魔法に弱いらしい。
早速砂浜に行ってみると、サンドクラブが2匹いた。
縦2m、横5mくらいでカニがそのまま大きくなったような見た目だ。
どのくらい刃が通りにくいのか気になり、一応防御系のバフをかけてから俺は鉄の片手剣で斬りかかった。
すると、剣が全く入らずに弾かれた。
『なっ…!?こんなに硬いのか…!!』
俺に気づいたサンドクラブはその大きなハサミで斬りかかってきた。
”危険察知”スキルの警鐘がなっていないことから、防御系のバフをかけたことで斬られないのだろう。
『バフをかけずに挟まれたらただじゃ済まなかったかもな…』
ただの鉄の片手剣からゼフソードに持ち替えて斬りかかってみると、若干引っかかったが斬れた。
『確かにAランクの武器で引っかかるならBランク以下の武器で倒すのは難しいだろうな…
この強さでCランク魔物とは、海上都市は魔物の強さの程度が高いのかもしれないな。』
”鑑定&略奪”をしてみると、”硬質化F”というスキルを習得した。
これはおそらくサンドクラブが硬い原因のスキルだろう。
試しに”硬質化”を行使して肌に軽く短剣を突き刺すと、弾かれた。
『これは防御系のいいスキルだな…』
次に”解体”をすると、魔石Cとサンドクラブの外骨格、みそ、切り身を手に入れた。
後半の2つを味見してみると、かにみそとカニの身そのままだった。
『今度王都に帰るときの土産にするか…』
もう1匹のほうに氷属性魔法を行使してみたところ、一瞬で死んだ。
カニは急激な温度の変化に弱いようだ。
その後も俺は氷属性魔法でサンドクラブを倒し続けた。
海岸は左右に広がっており、遠くに行けば行くほどたくさん生息していた。
日が暮れ始めたのでサンドクラブ狩りを終え、ギルドに向かった。
結果サンドクラブ102体を倒し、”硬質化”はDに上がった。
「あ、ダグラス君。奥に来てね。」
「はい。」
ギルドの奥にある会議室は俺専用のカウンターとして使われていた。
周りの冒険者たちから少し不思議そうな目で見られるのが気まずい。
「初日からサンドクラブ102体も倒したの!?」
「はい。氷属性魔法で一瞬で倒せますから。」
「なるほど…」
その後クエスト達成金金貨10枚と魔石の売却金金貨102枚、外骨格売却金金貨51枚をもらった。
「持ってた金貨のほとんどを屋敷の金庫に入れてきたから金欠だったが…これで稼げたな。」
海鮮亭に戻り、俺は新しくスキルを覚えるべくいい感じのスキルを探していた。
すると、”魔石吸収”というスキルを見つけた。
これは名前の通り魔石を吸収できるスキルで、魔石FはHP・MP・TP上限+10、Eは+30、Dは+50、Cは+100、Bは+300、Aは+500になるようだ。
『魔石を吸収すれば吸収するほど強くなれる…!魔石売却金がなくても生活できるし習得するか!!』
そう考え、即座に習得した。(SP-16000)
ランク制がないスキルは強力だが、習得に消費SPが倍々になっていくのはやはりきつい。
今度からランク制がないスキルは熟考して本当に必要なスキルだけ習得しようと思う。
『明日からも他のクエストも受けながら”硬質化”がSになるまでサンドクラブを狩ろう!』
「らっしゃい!宿泊メニューはどうする?10日以上で銅貨5枚引きだ。」
3食付きで1泊銀貨3枚のようだ。
熊の子亭より銀貨1枚高いが、安い方だと思う。
「じゃあ3食付きで10泊頼む。」
「了解!金貨2枚と銀貨9枚、銅貨5枚だ!」
ぴったり支払った。
「まいど!朝食と夕食は時間帯指定あるから気を付けてな!昼食は事前に言えば携帯食を作るからな!」
「ああ。ありがとう。」
毎晩”転移”で王都の屋敷に帰って寝ればお金も浮くし良いのだが、毎晩俺が海上都市にいないことがばれたら面倒なので宿をとることにしたのだ。
部屋に行くと、そこは綺麗な空間だった。
ベッドはCランクと宿にしてはいい方だが、俺はこっそりAランクのマイベッドと交換した。
『まあ宿出るときに戻せばいいだろ。』
住む場所が落ち着いたので次は情報収集にギルドの資料室に向かった。
書物の量が多かったので俺は”読書家S”と”速読S”のスキルを習得した。(SP-1980)
得た情報をまとめると、
1.フィールドは森林と砂浜、海中の3つがある
2.海底ダンジョンと海中フィールドには水中呼吸と水中行動の魔道具が必要になる
といった感じだ。
『2つの魔道具かぁ…スキルで習得できないかな?』
そう思って探していると、2つとも見つけた。
”水中呼吸S”、”水中行動S”、”水中生物S”を習得した。(SP-2970)
『水中生物って…』
スキルはよくわからないものが多いので深く考えないことにした。
昼になったので、一度海鮮亭に戻って昼食をとった。
宿の名前通り昼食は海鮮系で、とても美味しかった。
昼食終えギルドに行き、”サンドクラブ討伐”というCランククエストを受注した。
サンドクラブは砂浜に発生する魔物で、なんでも骨格が固くてなかなか刃が通らないが、火属性魔法と氷属性魔法に弱いらしい。
早速砂浜に行ってみると、サンドクラブが2匹いた。
縦2m、横5mくらいでカニがそのまま大きくなったような見た目だ。
どのくらい刃が通りにくいのか気になり、一応防御系のバフをかけてから俺は鉄の片手剣で斬りかかった。
すると、剣が全く入らずに弾かれた。
『なっ…!?こんなに硬いのか…!!』
俺に気づいたサンドクラブはその大きなハサミで斬りかかってきた。
”危険察知”スキルの警鐘がなっていないことから、防御系のバフをかけたことで斬られないのだろう。
『バフをかけずに挟まれたらただじゃ済まなかったかもな…』
ただの鉄の片手剣からゼフソードに持ち替えて斬りかかってみると、若干引っかかったが斬れた。
『確かにAランクの武器で引っかかるならBランク以下の武器で倒すのは難しいだろうな…
この強さでCランク魔物とは、海上都市は魔物の強さの程度が高いのかもしれないな。』
”鑑定&略奪”をしてみると、”硬質化F”というスキルを習得した。
これはおそらくサンドクラブが硬い原因のスキルだろう。
試しに”硬質化”を行使して肌に軽く短剣を突き刺すと、弾かれた。
『これは防御系のいいスキルだな…』
次に”解体”をすると、魔石Cとサンドクラブの外骨格、みそ、切り身を手に入れた。
後半の2つを味見してみると、かにみそとカニの身そのままだった。
『今度王都に帰るときの土産にするか…』
もう1匹のほうに氷属性魔法を行使してみたところ、一瞬で死んだ。
カニは急激な温度の変化に弱いようだ。
その後も俺は氷属性魔法でサンドクラブを倒し続けた。
海岸は左右に広がっており、遠くに行けば行くほどたくさん生息していた。
日が暮れ始めたのでサンドクラブ狩りを終え、ギルドに向かった。
結果サンドクラブ102体を倒し、”硬質化”はDに上がった。
「あ、ダグラス君。奥に来てね。」
「はい。」
ギルドの奥にある会議室は俺専用のカウンターとして使われていた。
周りの冒険者たちから少し不思議そうな目で見られるのが気まずい。
「初日からサンドクラブ102体も倒したの!?」
「はい。氷属性魔法で一瞬で倒せますから。」
「なるほど…」
その後クエスト達成金金貨10枚と魔石の売却金金貨102枚、外骨格売却金金貨51枚をもらった。
「持ってた金貨のほとんどを屋敷の金庫に入れてきたから金欠だったが…これで稼げたな。」
海鮮亭に戻り、俺は新しくスキルを覚えるべくいい感じのスキルを探していた。
すると、”魔石吸収”というスキルを見つけた。
これは名前の通り魔石を吸収できるスキルで、魔石FはHP・MP・TP上限+10、Eは+30、Dは+50、Cは+100、Bは+300、Aは+500になるようだ。
『魔石を吸収すれば吸収するほど強くなれる…!魔石売却金がなくても生活できるし習得するか!!』
そう考え、即座に習得した。(SP-16000)
ランク制がないスキルは強力だが、習得に消費SPが倍々になっていくのはやはりきつい。
今度からランク制がないスキルは熟考して本当に必要なスキルだけ習得しようと思う。
『明日からも他のクエストも受けながら”硬質化”がSになるまでサンドクラブを狩ろう!』
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