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- 腐敗した王国と傀儡の王 -
『歪んだ欲望と - 腐敗 - 』
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「っあなたは…」
「間違っている!!そんなこと… 許されるはずがありませんッッ」
くっ、と笑い、そして見透かすように兄上はこちらを見据えた。
「───だから?」
「、え…?」
「許されるはずがない… か。そんなこと、誰が決めた?先ほどにも言っただろう?私が前例を作る、と。この国の王は…私だ。白を黒に、黒を白に変えられる。それに、誰も私に異を唱えないだろう。…なぜだか、わかるか?」
不敵に口角をつり上げる。
「誰もがそれを望んでいるからだ。犯罪を犯罪とせず、その合法化された世界を!!!…お前が思っている以上にこの国の人間は腐りきっているぞ?」
───猛禽類のような獰猛な瞳で僕をひたりと見据えて言い放つ兄上。その冷たい眸に見下ろされ、ぶるりと体が… 震えた。
「ち…が、う… ッ!兄上じゃない!!…あなたは、あなたは… 誰ですかッ」
悲しげな表情をする兄上、何かと葛藤するように苦悶を浮かべる兄上… 時々、凍えるような冷めた目で遠くを見つめる兄上。それでも、最後にはいつも優しく笑いかけてくれる… 過去のオーディットが兄上とどう接して来たのかも、どんな感情を抱いていたのかなんて僕にはわからない!
でも…!
それでもこの数日の間、兄上と関わって兄上に対する恐怖心は拭えないものだけど!それでも、僕の兄上に対する気持ちは…変わらない!
いつだって、僕の身を按じてくれる兄上が…っ
「兄上は… 僕の兄上は…!不器用で時々怖いけれど、でも… 」
キッ!!と睨みつける。
「誇り高い兄上は… 決してこんなことをする人じゃ!」
『くっ、』
だけど、唐突にそれは嗤いだした。
「あはははははははははッ」
「!」
「…くっ、面白いことを言う!だが、我にとってそんなことはどうでもいい」
──ぐっ、と二つの腕を一纏めにされて、サッと顔色が蒼白になる。
「や、やめ…!離してッ!!!」
「くっくっ!無駄な抵抗よ… 所詮、贄は贄。大人しく我の餌食となるがいい」
抵抗もままならず、けれど、その無意味な抵抗を愉しむように上から押さえつけ僕を見下ろす兄上。
『…いいことを教えてやろう』
そっと耳に寄せられる唇が妖しく紡いでいく…
「言っただろう?この国に、もはや善良な人間などいない、と…。この国を支えている貴族も国の重鎮たちも全て」
─── 己の身の保身ばかりだ。
そう愉しげに紡ぐ唇、その間から…
「!?や、ぁ…っ」
ぬめっとしたものが耳を掠めた。
「間違っている!!そんなこと… 許されるはずがありませんッッ」
くっ、と笑い、そして見透かすように兄上はこちらを見据えた。
「───だから?」
「、え…?」
「許されるはずがない… か。そんなこと、誰が決めた?先ほどにも言っただろう?私が前例を作る、と。この国の王は…私だ。白を黒に、黒を白に変えられる。それに、誰も私に異を唱えないだろう。…なぜだか、わかるか?」
不敵に口角をつり上げる。
「誰もがそれを望んでいるからだ。犯罪を犯罪とせず、その合法化された世界を!!!…お前が思っている以上にこの国の人間は腐りきっているぞ?」
───猛禽類のような獰猛な瞳で僕をひたりと見据えて言い放つ兄上。その冷たい眸に見下ろされ、ぶるりと体が… 震えた。
「ち…が、う… ッ!兄上じゃない!!…あなたは、あなたは… 誰ですかッ」
悲しげな表情をする兄上、何かと葛藤するように苦悶を浮かべる兄上… 時々、凍えるような冷めた目で遠くを見つめる兄上。それでも、最後にはいつも優しく笑いかけてくれる… 過去のオーディットが兄上とどう接して来たのかも、どんな感情を抱いていたのかなんて僕にはわからない!
でも…!
それでもこの数日の間、兄上と関わって兄上に対する恐怖心は拭えないものだけど!それでも、僕の兄上に対する気持ちは…変わらない!
いつだって、僕の身を按じてくれる兄上が…っ
「兄上は… 僕の兄上は…!不器用で時々怖いけれど、でも… 」
キッ!!と睨みつける。
「誇り高い兄上は… 決してこんなことをする人じゃ!」
『くっ、』
だけど、唐突にそれは嗤いだした。
「あはははははははははッ」
「!」
「…くっ、面白いことを言う!だが、我にとってそんなことはどうでもいい」
──ぐっ、と二つの腕を一纏めにされて、サッと顔色が蒼白になる。
「や、やめ…!離してッ!!!」
「くっくっ!無駄な抵抗よ… 所詮、贄は贄。大人しく我の餌食となるがいい」
抵抗もままならず、けれど、その無意味な抵抗を愉しむように上から押さえつけ僕を見下ろす兄上。
『…いいことを教えてやろう』
そっと耳に寄せられる唇が妖しく紡いでいく…
「言っただろう?この国に、もはや善良な人間などいない、と…。この国を支えている貴族も国の重鎮たちも全て」
─── 己の身の保身ばかりだ。
そう愉しげに紡ぐ唇、その間から…
「!?や、ぁ…っ」
ぬめっとしたものが耳を掠めた。
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