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7.トイレでまだまだ…♡
しおりを挟む「先輩…2回目……。
俺の手の中……出ちゃったね。ほら、見て。ぬるぬるだよ。すっげぇいやらしい…」
そう言って榎本は右手を前に、手のひらで受け止めた対馬の白く濁った愛液を見せつける。
「な…ッ…バカ、………そん、なの、見せんなッ…
ーーー……あ、あれっ…?」
突然脚の力が抜け切ってしまい、対馬はがくんとトイレの床にへたり込んだ。
(なんだ…これ、脚に力、入らない……。)
「大丈夫?先輩。あ、まさか……
連続で2回もイッて力抜けちゃった……?」
「…う、うるさいっ……いちいち、そんなことっ…言うなバカ…ッ…」
「ねぇ、先輩……。はぁ…」
ため息ともにトイレに響いた榎本の辛そうな声。
恥らいを堪えつつも少しだけクリアになった視界で目線を上げると、立ったまま前屈みに苦しそうな表情の榎本の顔と、すぐ目の前には…。
(榎本……こいつ、めちゃくちゃ勃ってる……)
黒いポロシャツの下のチノパン、股間のファスナー部がとてもきつそうに膨らんでしまっているのがわかる。
「先輩ばっかり、ズルいよ…。
ーーー俺ももう、限界」
ーーカチャ、カチャ、ジーッ
徐にチノパンを下ろす榎本。パツパツに張ってしまったボクサートランクを目の前に、対馬は言葉を失う。
「見てよ、先輩……。
先輩がいやらしい顔と声で何回もイクから…俺、こんなになっちゃったじゃないですか。
……ほら、責任取ってよ。」
「はっ?…な、なに言っ…
な、何回もイッてなんかない、に、2回しか」
「同じだって…2回も、でしょ。」
そう言って汗ばんだ顔で少し笑うと、下着をずるっと下ろした。
対馬のすぐ顔の目の前に、榎本の硬くなってしまったモノが露わになる。
(⁉︎げっ…何だよこいつ、で、でかい……。)
「先輩…さわって……」
そう言うと硬くいまにもはち切れそうな陰茎の根元を指で掴み、赤らんだ顔で戸惑った表情の対馬の口元に近づける。
「~~~……っ…」
ーーどうしよう、と思いつつも。
榎本をこんな風にさせてしまったのは、こんな流れでしかも自室マンションのトイレなんかでまさか初めての情事を行うことになってしまったのは……すべて。
すべて、自分の卑猥で狡猾な企みのせいであると。
よくわかっていた。
榎本の気持ちを、想いを。ちゃんと確認もせず勝手に秤にかけて、自分の都合の良い方へ事を進めようとした浅はかな自分を。
一人猛省していた。
どうすれば許されるだろうか、などと問いかけていた。
全くもって何も知らない榎本からすれば、完全に、対馬のエゴでしかなかったが。
ーーぬるっ、ぐちゅ…
「えっ、!せ、先輩…っ…?」
榎本は突然の感覚に驚いて下半身をびく、と小さく震わせた。
落とした視線、目を見開いて焦点を合わせる。
そこに映るのはーー…硬く上を向く自分のモノに右手を添え、唇で先端を咥え込む対馬の姿だった。
「せ、先輩…ッ…⁉︎口で………っあ、ぅわ…ッ」
「ン…っ…ぅ……んっ…」
生温かい口内の感触。
裏筋に舌を当てたままジュプ、ジュプッと音を立て吸い付き対馬の口の中へ飲み込まれていく自分のモノを目にして、どうしようもない情欲が下半身に集まり湧き上がるが、突然のことすぎてまず事態を飲み込めない。
「えっ…?あ、う…ッ先輩……ッいいっ…
ぅあっ、き、もちいいよっ……先輩…」
「ンっふぅ、……ッん、んッ」
あの強がりで意地張りの、こんないやらしいことになんて興味もさらさらないと言ってしまいそうな高飛車でプライドの塊のような先輩・対馬が……
まさか、自分のモノを…自らすすんで口で奉仕してくれている、だなんて。
いまもしかして自分は夢でも見ているのか?と思ってしまうほどだった。
動揺しながらも、絶えず下半身を襲うもの凄い快感と必死にフェラチオを続ける淫らな対馬の姿に、もうとにかく、理性が吹っ飛んでしまいそうで。
「ン、ンッ……ぅ…んん、ッ……」
半ば理性を失いつつ、赤らんだ顔で必死に榎本のモノを口で奉仕する対馬は、あることに気づきまたとてつもなく動揺する。
(あ…やばい………なんか、また……ムズムズする。
ーーーあっ…?)
「ーーーッ…んっん!」
「う、先ぱ…っ…やば、きもちすぎて、ッ…
あ、ぅ、出ちゃいそうだ……せ、先輩っ…」
榎本のつらそうに快感を堪える声などまったくもって耳に届かない。
(あ、うわやばい…おれ、また、…勃っちゃってる…!
嘘だろ…3回目だぞ…?もう…嫌だ……もう、誰かどうにかしてくれよ…ッ)
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