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8.つづきはベッドで…♡
しおりを挟む(もう嫌だ嫌だこんなの!俺の意思と関係なく勃っちゃってるとか…
こんな精力オバケただの変態じゃないか…っ榎本に引かれる……っ頼むよおさまって…!)
「あ、っせ、先輩っ…そんな激しくしたら…ッ
はぁっはぁっ…ちょ、っとダメだよ…っ」
「ンッふ、…っぅ…っん…ッ!」
苦しそうな声で辛い息を吐きながら今にも暴発しそうな下半身の快感を抑える榎本の声も全く耳に届かず……。
対馬は三度目の起立してしまった息子をバレないよう隠しながら、必死な素振りで榎本のはち切れそうなものを咥え込む。
頭の中でひたすらどうすればこの獣モードが解除されるのか考えるも、思いつくわけもない。
(ああもう喜田に効能時間?的なの聞いとくんだった!……ってか元はと言えば喜田のせいで…あいつ!こんな変なモノ俺に掴ませやがってお前のせいだぞ馬鹿野郎!
そもそもお前このクスリいったいどこで手に入れたんだよ!
うああそんなことは今はどうでもいい!
とにかく次会ったらどついてやる!
ーー俺の3000円返せぇっ‼︎)
「あ、あ、!っせ、先輩っ!ダメだって…!
ちょっと、先輩‼︎」
「ーーーんぅ!」
ーーグイッ!
対馬の口から、榎本のペニスが引き抜かれた。
「は、っあっ…はぁっ……ーーーえ?」
「先輩、だから……っ、イキそう、ダメって言ってんじゃん…。全然聞こえてないし。まだイキたくないのに……
ーーーてかなんか今……先輩、俺のフェラしながら別のこと考えてなかった?」
ーーギクゥッ!
「は?っ榎本おまえ、な、何言って……っ、!
知らない、バカ、こ、このエロ本…っ‼︎」
対馬は目を逸らしてそっぽを向く。
ついでにバレないようにそっと両手で、元気になってしまっている息子を隠す。
「……図星っすね。先輩、こう言う時絶対目逸らすもん。当たってる証拠。
ーーーなんだよ、俺とこんなことしてる時に……何考えてたの」
「ーーーえ、あっ⁉︎」
腕をグイッと引っ張り無理やり立たせる。
そして視線を落としてーーー…気づく。
「あっ……。」
対馬の三度目の熱り立ち。それはもう猛々しく立派なほどに。
さすがの榎本も目を見開き驚く。
「せ、先輩………?」
「!ば、っバカ……~~~み、見んな…ッ…‼︎」
思わず釘付け。
「えっ、もう勃っちゃったの…?
す、すごい……まじか」
「いやち、違うっ…これは、そのっ…
こんなの、っす、好きでこんななってるんじゃっ……」
対馬は茹蛸のように真っ赤な顔で首を振る。
恥らいと屈辱と情けなさと…いろんな思いでごちゃごちゃにかき混ぜられたような頭の中、目に涙を浮かべて俯くと、すぐそばに榎本の吐息が近付く。
「ーーーんっ!」
両手で顔を掴まれ、キス。
「は、!っふぁ…、っん、んっ」
舌をチュルッと吸われ「ぁぅっ」と声とともに口端から唾液が溢れる。
「はぁ、っ先輩…、先輩、最高すぎ…。
エロくて可愛いよ。
精力強すぎな先輩、ほんと最高。
俺とのエッチで、こんなに興奮してくれるなんて……」
「いや、だ、ッだから…その……」
にやりと笑う榎本。言い訳ばかりして可愛いなぁと聞こえるような表情で、耳元に近付く。
ーーぼそり、と囁く。
「ね、トイレ飽きたよ。
そろそろベッド……行きましょうよ」
その榎本に濡れた声にゾクゾクッと身震いする。
ああ、もう、
無理だーーー……
と、観念した対馬は小さく頷いて、榎本の締まった両肩に腕を回した。
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