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第三部 暗殺者編
第141話 奴隷、保留と解放
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ガルム小隊の隊員達を奴隷から解放する手段は、ないというわけではない。
例えば、どこかのダンジョンの攻略に行って、奴隷達が全滅した事にしてしまえばいい。そして、隷属の首輪を外し、そのまま別の国に彼らを逃してやるのだ。
もともとガルム小隊の隊員達は外国人である。祖国はなくなってしまったが、別にこの国にこだわる理由はないだろう。
おそらく戦争奴隷を連れて国境を越える事はできないだろうが、その点も、転移が使えるクレイならば何も問題がない。
ただその場合、ダンジョンで奴隷を使い潰した酷い冒険者という汚名をクレイが帯びる事になるが…。
また、もし、彼らが移住した先の国とこの国が戦争になり、再び彼らがこの国の捕虜となる、という事があった場合、以前クレイが逃していた事がバレてしまう可能性もある。
その可能性は低いとは思われるが、しかし、彼らの心の奥にある、この国に対する恨みの強さ次第かも知れない。
もし、逃した奴隷達がこの国に深い恨みを抱いており、復讐のために敵対国家に積極的に協力し、この国に再び戦争を仕掛けて来るというような事があれば、可能性は高くなる、かも知れない。
クレイにも彼らが心の奥でどう思っているかまでは分からない。ただ、そんな心配をするならば、逃がすべきではないだろう。
―――色々な方法・可能性を模索するクレイであったが、いずれ解放の手段は考えるとして、とりあえず、ガルム小隊のメンバー達については、ヴァレットの街で待機しておいてもらう事にした。
解放するにしても、もう少し時が経ってからのほうが良いだろうと判断したのである。
それまでは、くれぐれも、クレイに迷惑を掛けないよう、自重するように命じておくしかない。
また、ヴァレットの街から出ないように命じておけばよい。ヴァレットなら問題も起きにくいし、仮に問題が起きても領主家の力で対処できる事はしてくれるとブランドも言ってくれた。
ガルム小隊の解放についてはしばらく保留としたが、ルルとリリに関しては別である。二人はただの借金奴隷に過ぎないので、解放するのは持ち主の自由である。
なんならクレイの善意によらずとも、正規の手段で二人は自身を買い戻す事が可能である。
ルルの購入金額は金貨百五十枚、リリは金貨五十枚である。だが、ダンジョン攻略で得た素材を売れば得られるだろう金額からすると、その程度の金額は端金にすぎないのだ。
本来は奴隷の稼ぎは全額所有者のモノになるはずなので、素材を売った金で自身を買い戻すというのは普通の奴隷ではありえない事なのだが。
そもそも、二人はダンジョン攻略で十分過ぎる働きをしてくれたとクレイは評価しているので、タダで解放してもいいと思っていたのだが。
ルルとリリを奴隷から解放する事を決めたクレイは、二人をリルディオンに連れていき、その事を告げた。
二人は当然喜ぶだろうとクレイは思っていたのだが…
ルル 「嫌にゃ。ルルはずっとクレイの奴隷でいいにゃ」
リリ 「私もクレイの傍にずっといるにゃ!」
クレイ 「え…? いや、ダメだよ。二人は自由になるんだ」
ルル 「自由なんていらないにゃ、クレイと一緒に居るにゃ」
リリ 「今でも十分自由にさせてもらってますにゃ」
クレイ 「だが、領主と話し合って、その自由はヴァレットの街の中限定という事になったんだ。奴隷のままだと、他の街では自由に行動することは許されないんだそうだよ。(解放されれば)他の街にも自由に行けるようになるんだ、そのほうがいいだろう?」
ルル 「クレイも一緒に行くなら自由でなくてもいいにゃ」
クレイ 「ずっと一緒って訳にもいかないさ、俺だって一人で行動する事も今後はあるだろうしな」
リリ 「一緒に行くにゃ」
クレイ 「……俺にも一人の自由な時間をくれよ」
ルル 「…っ、じゃぁ、クレイが居ない間は待ってるにゃ」
クレイ 「まぁ、話は最後まで聞け。無条件で解放できるというわけじゃない。解放の条件として、別の契約を結んでもらう事になる」
ルル・リリ 「別の契約?」
クレイ 「ああそうだ。契約魔法って知ってるだろう?」
本当はクレイも最近まで知らなかったのだが。
※契約魔法は、一般的にも商取引その他でたまに使われる事である。とは言え、あまり気軽に使われるものではない。どのような内容であっても、自身の自由が制限される状態を好む人はいないからである。
実は、契約魔法は上級の魔法が使える者であれば誰でも使える。(上級の魔法が使える人間という条件だけでかなりレアになってしまうのではあるが。)使う魔法の属性によって付与する効果が変わるのだが。例えば、火属性の魔法使いが使う契約魔法では、契約に違反すると全身が炎で焼かれるなどの罰則が発動するようにできる。
ただ、相手を完全な奴隷とする【隷属の魔法】は少し特別である。これは闇属性に当たる―――闇属性の最上級魔法である。これは、罰則によって相手を縛るのではなく、絶対に命令に逆らえなくなる魔法である。相手の意志とは無関係に、相手の行動の制御権を奪ってしまう魔法なのである。
余談ではあるが、この隷属の魔法の恐ろしいところは、“肉体” の制御ではなく “行動” の制御であるという点である。その制御は表面的・限定的ではあるが、相手の思考さえも制御可能なのである。
もちろん、制御可能なのはあくまで思考の表面上の浅い部分だけであり、心をすべて自由にできるわけではない。そういう意味では【洗脳】とは異なる。
例えば、主を嫌い憎んでいる奴隷に、表面上だけではあるが、主を愛するように命ずる事も可能である。そうすると、その奴隷は表面上は主を愛するようにしか思考できなくなる。だが、本心は違うし、心の奥では憎んだままである。命令に反しない限りは本心が優位であるが、主に対する憎しみを思うと、とたんに “それは考えてはならない” と否定・強要されるのだ。
ただ、悪どい主ほど、このような命令はしない傾向がある。鬼畜な性格の主ほど、本心では憎んでいるのに命令に逆らえず、悔しがっているという状態を楽しむ傾向があるのだ。
逆に、善良な主が、このような命令を出してしまう事があるのだ。それは、自身に憎しみの念をぶつけられるのを嫌うためである。常に憎しみの籠もった眼で奴隷から睨まれ続けるのは、正常な神経の人間ならば確かに耐え難いかも知れない。
ただ、このように本心と異なる心の動きを強要される状態になると、うまく心を閉ざす事ができれば良いのだが、できなかった場合、その状態が長期間続くと、奴隷の心が壊れてしまう可能性がある。
そのため、心の自由まで奴隷から奪う事は推奨されない。
ならばそのような奴隷は手放してしまえばよいのだが、何らかの事情で手放すという選択が取れないケースもあるのだ。
実際にそれで奴隷が壊れてしまっても、特に問題にはならない。奴隷は主の所有物に過ぎないからである。そのため、話題にもあまり登る事はなく、奴隷を所有している者でもこの事を知らない者は多い。
まぁクレイはそもそも奴隷に酷いことをする気はないので、問題が起きる事はないのだが。
例えば、どこかのダンジョンの攻略に行って、奴隷達が全滅した事にしてしまえばいい。そして、隷属の首輪を外し、そのまま別の国に彼らを逃してやるのだ。
もともとガルム小隊の隊員達は外国人である。祖国はなくなってしまったが、別にこの国にこだわる理由はないだろう。
おそらく戦争奴隷を連れて国境を越える事はできないだろうが、その点も、転移が使えるクレイならば何も問題がない。
ただその場合、ダンジョンで奴隷を使い潰した酷い冒険者という汚名をクレイが帯びる事になるが…。
また、もし、彼らが移住した先の国とこの国が戦争になり、再び彼らがこの国の捕虜となる、という事があった場合、以前クレイが逃していた事がバレてしまう可能性もある。
その可能性は低いとは思われるが、しかし、彼らの心の奥にある、この国に対する恨みの強さ次第かも知れない。
もし、逃した奴隷達がこの国に深い恨みを抱いており、復讐のために敵対国家に積極的に協力し、この国に再び戦争を仕掛けて来るというような事があれば、可能性は高くなる、かも知れない。
クレイにも彼らが心の奥でどう思っているかまでは分からない。ただ、そんな心配をするならば、逃がすべきではないだろう。
―――色々な方法・可能性を模索するクレイであったが、いずれ解放の手段は考えるとして、とりあえず、ガルム小隊のメンバー達については、ヴァレットの街で待機しておいてもらう事にした。
解放するにしても、もう少し時が経ってからのほうが良いだろうと判断したのである。
それまでは、くれぐれも、クレイに迷惑を掛けないよう、自重するように命じておくしかない。
また、ヴァレットの街から出ないように命じておけばよい。ヴァレットなら問題も起きにくいし、仮に問題が起きても領主家の力で対処できる事はしてくれるとブランドも言ってくれた。
ガルム小隊の解放についてはしばらく保留としたが、ルルとリリに関しては別である。二人はただの借金奴隷に過ぎないので、解放するのは持ち主の自由である。
なんならクレイの善意によらずとも、正規の手段で二人は自身を買い戻す事が可能である。
ルルの購入金額は金貨百五十枚、リリは金貨五十枚である。だが、ダンジョン攻略で得た素材を売れば得られるだろう金額からすると、その程度の金額は端金にすぎないのだ。
本来は奴隷の稼ぎは全額所有者のモノになるはずなので、素材を売った金で自身を買い戻すというのは普通の奴隷ではありえない事なのだが。
そもそも、二人はダンジョン攻略で十分過ぎる働きをしてくれたとクレイは評価しているので、タダで解放してもいいと思っていたのだが。
ルルとリリを奴隷から解放する事を決めたクレイは、二人をリルディオンに連れていき、その事を告げた。
二人は当然喜ぶだろうとクレイは思っていたのだが…
ルル 「嫌にゃ。ルルはずっとクレイの奴隷でいいにゃ」
リリ 「私もクレイの傍にずっといるにゃ!」
クレイ 「え…? いや、ダメだよ。二人は自由になるんだ」
ルル 「自由なんていらないにゃ、クレイと一緒に居るにゃ」
リリ 「今でも十分自由にさせてもらってますにゃ」
クレイ 「だが、領主と話し合って、その自由はヴァレットの街の中限定という事になったんだ。奴隷のままだと、他の街では自由に行動することは許されないんだそうだよ。(解放されれば)他の街にも自由に行けるようになるんだ、そのほうがいいだろう?」
ルル 「クレイも一緒に行くなら自由でなくてもいいにゃ」
クレイ 「ずっと一緒って訳にもいかないさ、俺だって一人で行動する事も今後はあるだろうしな」
リリ 「一緒に行くにゃ」
クレイ 「……俺にも一人の自由な時間をくれよ」
ルル 「…っ、じゃぁ、クレイが居ない間は待ってるにゃ」
クレイ 「まぁ、話は最後まで聞け。無条件で解放できるというわけじゃない。解放の条件として、別の契約を結んでもらう事になる」
ルル・リリ 「別の契約?」
クレイ 「ああそうだ。契約魔法って知ってるだろう?」
本当はクレイも最近まで知らなかったのだが。
※契約魔法は、一般的にも商取引その他でたまに使われる事である。とは言え、あまり気軽に使われるものではない。どのような内容であっても、自身の自由が制限される状態を好む人はいないからである。
実は、契約魔法は上級の魔法が使える者であれば誰でも使える。(上級の魔法が使える人間という条件だけでかなりレアになってしまうのではあるが。)使う魔法の属性によって付与する効果が変わるのだが。例えば、火属性の魔法使いが使う契約魔法では、契約に違反すると全身が炎で焼かれるなどの罰則が発動するようにできる。
ただ、相手を完全な奴隷とする【隷属の魔法】は少し特別である。これは闇属性に当たる―――闇属性の最上級魔法である。これは、罰則によって相手を縛るのではなく、絶対に命令に逆らえなくなる魔法である。相手の意志とは無関係に、相手の行動の制御権を奪ってしまう魔法なのである。
余談ではあるが、この隷属の魔法の恐ろしいところは、“肉体” の制御ではなく “行動” の制御であるという点である。その制御は表面的・限定的ではあるが、相手の思考さえも制御可能なのである。
もちろん、制御可能なのはあくまで思考の表面上の浅い部分だけであり、心をすべて自由にできるわけではない。そういう意味では【洗脳】とは異なる。
例えば、主を嫌い憎んでいる奴隷に、表面上だけではあるが、主を愛するように命ずる事も可能である。そうすると、その奴隷は表面上は主を愛するようにしか思考できなくなる。だが、本心は違うし、心の奥では憎んだままである。命令に反しない限りは本心が優位であるが、主に対する憎しみを思うと、とたんに “それは考えてはならない” と否定・強要されるのだ。
ただ、悪どい主ほど、このような命令はしない傾向がある。鬼畜な性格の主ほど、本心では憎んでいるのに命令に逆らえず、悔しがっているという状態を楽しむ傾向があるのだ。
逆に、善良な主が、このような命令を出してしまう事があるのだ。それは、自身に憎しみの念をぶつけられるのを嫌うためである。常に憎しみの籠もった眼で奴隷から睨まれ続けるのは、正常な神経の人間ならば確かに耐え難いかも知れない。
ただ、このように本心と異なる心の動きを強要される状態になると、うまく心を閉ざす事ができれば良いのだが、できなかった場合、その状態が長期間続くと、奴隷の心が壊れてしまう可能性がある。
そのため、心の自由まで奴隷から奪う事は推奨されない。
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実際にそれで奴隷が壊れてしまっても、特に問題にはならない。奴隷は主の所有物に過ぎないからである。そのため、話題にもあまり登る事はなく、奴隷を所有している者でもこの事を知らない者は多い。
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