50 / 184
第一部 転生編
第50話 ダンジョンの中へGO
しおりを挟む
クレイ 「一緒に入るのはいいが、子供達を守りながらダンジョンの中を進むとなると神経を使うな…」
アレン 「ああ、大丈夫だ、コイツラは十分強い、ゴブリン程度なら勝てる。だから、浅層階だけ付き合って、あとは勝手に帰っていくんだよ」
クレイ 「子供達だけで帰すのか?」
パピ 「1~2階層からなら俺たちだけでも帰れるから大丈夫だよ」
アレン 「それに、ここは人気のダンジョンだからな、冒険者はひっきりなしに入ってくるからな、魔物は冒険者達が退治してしまうから子供達が戦う必要はほとんどないんだ」
クレイ 「ああ、なるほどね」
ダンジョン “ペイトティクバ” に子供が入る事は禁止されている。
ただ、例外として冒険者の大人と一緒であれば入れる。そのため、ダンジョンの入口の村で暮らす子供達は冒険者に声を掛けて一緒に入ってもらい入口を通過するのだ。そして、冒険者たちが捨てていった低級な素材を拾い集めて売るわけである。
ゴブリンの魔石など中上級の冒険者はわざわざ回収などせず捨てていくが、ゴブリンの魔石でも何個か集めて売れば安パン一個分くらいの値段にはなるのだ。
子供を荷物運びに雇う冒険者も稀に居るが、それはよほど気に入った見込みのある子供が居た場合だけ、慈善事業みたいなものである。子供を守りながら戦うのは大変なので、見習いとして連れていくにしても一人だけ。命がけで深層に向かうようなパーティは子供は雇わない。
なので、子供達はダンジョンの入口を通過したら、1階層、良くても2階層目までで冒険者の後を尾いてまわり、おこぼれを拾い、帰っていくのである。
アレン 「…どうした? 魔物にでもやられたか?」
ふと見ると、パピの顔に殴られたような腫れがあるのにアレンが気づいた。
パピ 「いや、魔物じゃなくて冒険者に殴られた」
アレン 「殴られた?!」
パピ 「さっきちょっとね。見かけない冒険者がダンジョンに入ろうとしてるから声を掛けてみたんだけど、ゴミ漁り風情が気安く話しかけるなって言われて、いきなり殴られたんだ…」
アレン 「…どいつだ!?」
アレンの声に怒気が籠もる。
パピ 「ガミオラとか呼ばれてたけど。もうダンジョンに入ったんじゃないかな」
アレン 「ガミオラか、覚えておこう。(ダンジョンの)中で遭遇するかもしれないしな。あとで冒険者ギルドにも報告しておく」
パピ 「いや、報告とかいいよ。俺達がチクったって恨みを買っても困る」
アレン 「…そうか。まぁ冒険者には血の気の多い奴も多いから気をつけろよ…」
そして、入口で手続きをしてダンジョンに入るアレン達【黄金の風】。
※入ったまま出て来ない=中で死亡する冒険者がたまに居るので、誰がいつ入ったか、何日くらいの予定かを申告する必要があるのだ。
クレイ 「登山届ならぬ、ダンジョン届けか」
一階層目はほぼ完全な洞窟型フィールドで、魔物はゴブリンしか出ない。二階層目からはいきなり草原フィールドとなり、コボルトが出てくる。三階層目はオークが主体となる。そして、四~六階層では魔狼などの四足系の魔物が出始める。初級冒険者はだいたい三階層から六階層までで魔物を狩っては素材を持ち帰るのである。
上級パーティであるアレン達【黄金の風】は当然さらに下層へと降りていく。いつもなら持って帰れる量に限界があるため、狩る魔物は厳選するのだが、今回はクレイのおかげで持ち運び容量に制限がないため、高く売れる素材が採れる魔物はどんどん狩っていく。
パティ 「…暇ね」
アレン 「クレイが居れば、近接戦闘担当の俺達はあまり必要ないもんなぁ」
クレイも慣れてきて、接近する前に魔物はほとんど魔導銃で倒してしまうのだ。魔物をより遠方で発見する斥候役と、射撃手を守る盾士が居れば、近接戦闘担当は万が一の備えで居るだけであまり仕事はなくなってしまうのだ。
普段なら素材の剥ぎ取りなどもその場で行うため、中々前に進めないのだが、今回はクレイのマジックバッグに倒した魔物をそのまま収納してしまうのでどんどん進める。
こうしてそこそこの深さまで潜り、獲物を大量に収穫したアレン達は再び地上を目指す事にした。
ダンジョンによっては階層のボスモンスターを倒すと帰還用の転移魔法陣が出る場合もあるのだが、このペイトティクバにはそれが出ないのである。つまり、帰りは再びもと来た道のりを戻るしかない。
(※実はダンジョンの転移魔法陣の解析もクレイの将来的な目的の一つなのだが、このダンジョンには転移魔法陣は出ないと聞いたため、クレイは他のダンジョンを、どうせなら古代遺物がたくさん出るダンジョンを目指す事にしたのだ。)
やがて、二階層目まで登ってきたところで、何人か倒れているのを発見した。魔物にやられた冒険者かと駆け寄ってみると……
アレン 「ああ、大丈夫だ、コイツラは十分強い、ゴブリン程度なら勝てる。だから、浅層階だけ付き合って、あとは勝手に帰っていくんだよ」
クレイ 「子供達だけで帰すのか?」
パピ 「1~2階層からなら俺たちだけでも帰れるから大丈夫だよ」
アレン 「それに、ここは人気のダンジョンだからな、冒険者はひっきりなしに入ってくるからな、魔物は冒険者達が退治してしまうから子供達が戦う必要はほとんどないんだ」
クレイ 「ああ、なるほどね」
ダンジョン “ペイトティクバ” に子供が入る事は禁止されている。
ただ、例外として冒険者の大人と一緒であれば入れる。そのため、ダンジョンの入口の村で暮らす子供達は冒険者に声を掛けて一緒に入ってもらい入口を通過するのだ。そして、冒険者たちが捨てていった低級な素材を拾い集めて売るわけである。
ゴブリンの魔石など中上級の冒険者はわざわざ回収などせず捨てていくが、ゴブリンの魔石でも何個か集めて売れば安パン一個分くらいの値段にはなるのだ。
子供を荷物運びに雇う冒険者も稀に居るが、それはよほど気に入った見込みのある子供が居た場合だけ、慈善事業みたいなものである。子供を守りながら戦うのは大変なので、見習いとして連れていくにしても一人だけ。命がけで深層に向かうようなパーティは子供は雇わない。
なので、子供達はダンジョンの入口を通過したら、1階層、良くても2階層目までで冒険者の後を尾いてまわり、おこぼれを拾い、帰っていくのである。
アレン 「…どうした? 魔物にでもやられたか?」
ふと見ると、パピの顔に殴られたような腫れがあるのにアレンが気づいた。
パピ 「いや、魔物じゃなくて冒険者に殴られた」
アレン 「殴られた?!」
パピ 「さっきちょっとね。見かけない冒険者がダンジョンに入ろうとしてるから声を掛けてみたんだけど、ゴミ漁り風情が気安く話しかけるなって言われて、いきなり殴られたんだ…」
アレン 「…どいつだ!?」
アレンの声に怒気が籠もる。
パピ 「ガミオラとか呼ばれてたけど。もうダンジョンに入ったんじゃないかな」
アレン 「ガミオラか、覚えておこう。(ダンジョンの)中で遭遇するかもしれないしな。あとで冒険者ギルドにも報告しておく」
パピ 「いや、報告とかいいよ。俺達がチクったって恨みを買っても困る」
アレン 「…そうか。まぁ冒険者には血の気の多い奴も多いから気をつけろよ…」
そして、入口で手続きをしてダンジョンに入るアレン達【黄金の風】。
※入ったまま出て来ない=中で死亡する冒険者がたまに居るので、誰がいつ入ったか、何日くらいの予定かを申告する必要があるのだ。
クレイ 「登山届ならぬ、ダンジョン届けか」
一階層目はほぼ完全な洞窟型フィールドで、魔物はゴブリンしか出ない。二階層目からはいきなり草原フィールドとなり、コボルトが出てくる。三階層目はオークが主体となる。そして、四~六階層では魔狼などの四足系の魔物が出始める。初級冒険者はだいたい三階層から六階層までで魔物を狩っては素材を持ち帰るのである。
上級パーティであるアレン達【黄金の風】は当然さらに下層へと降りていく。いつもなら持って帰れる量に限界があるため、狩る魔物は厳選するのだが、今回はクレイのおかげで持ち運び容量に制限がないため、高く売れる素材が採れる魔物はどんどん狩っていく。
パティ 「…暇ね」
アレン 「クレイが居れば、近接戦闘担当の俺達はあまり必要ないもんなぁ」
クレイも慣れてきて、接近する前に魔物はほとんど魔導銃で倒してしまうのだ。魔物をより遠方で発見する斥候役と、射撃手を守る盾士が居れば、近接戦闘担当は万が一の備えで居るだけであまり仕事はなくなってしまうのだ。
普段なら素材の剥ぎ取りなどもその場で行うため、中々前に進めないのだが、今回はクレイのマジックバッグに倒した魔物をそのまま収納してしまうのでどんどん進める。
こうしてそこそこの深さまで潜り、獲物を大量に収穫したアレン達は再び地上を目指す事にした。
ダンジョンによっては階層のボスモンスターを倒すと帰還用の転移魔法陣が出る場合もあるのだが、このペイトティクバにはそれが出ないのである。つまり、帰りは再びもと来た道のりを戻るしかない。
(※実はダンジョンの転移魔法陣の解析もクレイの将来的な目的の一つなのだが、このダンジョンには転移魔法陣は出ないと聞いたため、クレイは他のダンジョンを、どうせなら古代遺物がたくさん出るダンジョンを目指す事にしたのだ。)
やがて、二階層目まで登ってきたところで、何人か倒れているのを発見した。魔物にやられた冒険者かと駆け寄ってみると……
11
お気に入りに追加
1,172
あなたにおすすめの小説

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

魔力ゼロの忌み子に転生してしまった最強の元剣聖は実家を追放されたのち、魔法の杖を「改造」して成り上がります
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
小説家になろうでジャンル別日間ランキング入り!
世界最強の剣聖――エルフォ・エルドエルは戦場で死に、なんと赤子に転生してしまう。
美少女のように見える少年――アル・バーナモントに転生した彼の身体には、一切の魔力が宿っていなかった。
忌み子として家族からも見捨てられ、地元の有力貴族へ売られるアル。
そこでひどい仕打ちを受けることになる。
しかし自力で貴族の屋敷を脱出し、なんとか森へ逃れることに成功する。
魔力ゼロのアルであったが、剣聖として磨いた剣の腕だけは、転生しても健在であった。
彼はその剣の技術を駆使して、ゴブリンや盗賊を次々にやっつけ、とある村を救うことになる。
感謝されたアルは、ミュレットという少女とその母ミレーユと共に、新たな生活を手に入れる。
深く愛され、本当の家族を知ることになるのだ。
一方で、アルを追いだした実家の面々は、だんだんと歯車が狂い始める。
さらに、アルを捕えていた貴族、カイベルヘルト家も例外ではなかった。
彼らはどん底へと沈んでいく……。
フルタイトル《文字数の関係でアルファポリスでは略してます》
魔力ゼロの忌み子に転生してしまった最強の元剣聖は実家を追放されたのち、魔法の杖を「改造」して成り上がります~父が老弱して家が潰れそうなので戻ってこいと言われてももう遅い~新しい家族と幸せに暮らしてます
こちらの作品は「小説家になろう」にて先行して公開された内容を転載したものです。
こちらの作品は「小説家になろう」さま「カクヨム」さま「アルファポリス」さまに同時掲載させていただいております。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる