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第一部 転生編
第20話 魔導銃開発の道のり(2) 1+1は2じゃない
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銃身に回転を与える魔法陣を刻み、弾丸に回転を与える事には成功した。(結局、銃身の内部に魔法陣を刻むのは挫折し、外側のみとなったのだが。やや効果は落ちるが、それでも狙い通り回転を与える事に成功した。)
ただ、そこでクレイはここに副次的な効果を発見したのである。
弾丸に回転を与えながら射出するため、斜め前方方向に力が作用するように魔法陣を配置したのだが、それは回転を与えると同時に、前進する力をも弾丸に与える事になるわけで。結果的に射出された弾丸の速度が僅かだが上がった事に気づいたのである。
クレイはこの効果をより強く働かせようとして銃身を長くしてみた。ジャクリンを倒したライフル型の魔導銃の誕生である。
ただ、この後、銃の威力を上げる方法は長い期間、進展しなくなってしまう。
撃ち出すための爆発力を高めるのはもう限界であり、銃身内での加速は、銃身を長くする必要がある。銃身を五メートルも伸ばせばかなり破壊力は上がるだろうが、それはもはや持ち運びできる武器ではない。
だが、家を出るときに父がくれたマジックポーチがその問題を一気に解決する事になる。
クレイはなんと、貴重な前文明の遺物であるポーチを分解してしまったのだ。そして、内部に刻まれていた空間拡張の魔法陣を解析し、ソースコードを獲得、その内容を解析したのである。
(この頃には、クレイの職能はプログラマーからハッカーに変わっていたのだが、クレイは特に気づいていなかった。)
だが、さすがはアーティファクトである。その解析はなかなか進まず。とりあえずクレイは、内容の詳細な解析よりも、応用・転用を重視する事にした。そして、魔法陣を調整し、別の魔導具に付加する事ができるようになったのである。(それでもソースコードの一割程度しか解析できていなかったのだが。)
とりあえず、自分で空間拡張された収納用の魔導具を作る事ができるようになったため、父にもらったマジックポーチを修理する事ができ、またいくつか追加でマジックポーチを作り、実家に寄与したのであった。
また、いくつかマジックポーチを販売する事で、生活費と研究費はいくら使っても余裕があるようになり、さらに研究に没頭する事ができるようになった。
そしてついに、この空間拡張の魔導具を魔導銃に応用する事をクレイは思い付いたのである。
外見は数十センチ程度しかないのだが、空間拡張された内部に数十メートルもの銃身長を持つ銃が完成したのである。
その、亜空間内部に収納された恐ろしく長い銃身には、もちろん弾丸を加速する魔法陣が大量に刻まれている。(これを作るのは本当に骨が折れたのだが。)
銃身内部で加速されるこれは、銃というより魔力を使ったレールガンである。(銃身の内部で加速するので、薬莢部分の爆発力は弾丸を銃身内に送り出すだけで良いため、最初の魔導銃よりも小さくて済むようになった。)
その魔法陣は、魔法陣の上に差し掛かった物体を自身の中心に引き込む。そして、中心に到達すると引力は今度は斥力に変わり、物体を押し出すという、なんとも不思議なものである。これを方向を合わせて並べ、上に物体を乗せると滑るように移動していく。と言ってもその力は弱く、とても小さなモノしか運べないのだが。しかし、これが大量にあれば、どんどんその上を運ばれるモノは加速していく。
最初、実験として、魔法陣を一列に百個並べたレールを作った。魔法陣のサイズが一個直径十ミリほどであったので、約1メートルである。その上でオハジキを弾くように小石を滑らせてみたが、加速分が僅かでよくわからなかった。そこで、そのレールを百個作って、百メートルに連結して試してみたら、レールの先ではかなりの速度になっているのが確認できた。(速度の測定器がないのでどれくらいなのか正確には分からないのだが。)
あくまで感覚で、仮定の数値を入れて計算してみて、クレイは魔法陣一個当たりの増速分を元の速度の0.3%ほどと推測した。
その数値から計算すると、初速を時速十キロと仮定して、百メートルのレールで加速した場合、最終的には時速二百キロくらいにはなっているはず。
ただ、その程度では弾丸の速度として使い物にならない。
もちろん初速が速ければ加速後の速度も速くなるわけで。例えば一番最初の玩具の魔導銃の射出速度を時速四十キロと仮定すれば、レール百メートル分加速後の速度は時速八百キロにもなる、はず。
だが、それでもまだ、弾丸としては遅い……
確か、地球の銃は一番小さいモノでも弾丸の速度は音速に到達していると聞いたことがあった、気がした。
音速はたしか、一秒間に三百メートルくらい進むのだったか(うろ覚え)
レールをもっと延長すればもっと加速するだろう。拡張空間に収納するのだから長くても問題はないのだが、やはり少しでも短くしたいので、今度は筒状にして外周に一箇所あたり四個の魔法陣を刻む事にした。(長さは抑えられるが、レールを作る労力は結局四倍なのだが…。)
これで1メートル中に加速器が四百個。一箇所通過する度に1.2%ほど増速する計算になる。
作るのが大変なので、一本ずつ完成するたびに実験してみたところ、四本目で大きな音がした。
クレイ 「あ、音速超えたかな?」
音速を超えると衝撃波が発生して激しい音がする。おそらくそれだろう。
本当は十本連結して、百メートルのレールガンにする予定だったのだが、机上で計算してみた結果、天文学的な数値になってしまった。レール五本でもマッハ20越え、十本だとマッハ千五百以上……
そんな速度まで加速したら、いくら小さな弾丸とは言え、何が起きるのか想像がつかないので、やらなくてよかったとクレイは冷や汗をかいたのであった。
加速度の計算は文字通り加速度的なのである。最初の数値が僅かに違っても、その結果はとんでもなく大きく変わるのだ。
クレイ 「一足す一は二ではない、二百だ! 十倍だぞ!」
ふと地球にあった名言? を思い出し口に出してみたクレイであったが、銃身の製造をしてくれていた鍛治職人のドワーフは意味が分からず不思議そうな顔をしていた。
クレイ 「冗談の通じないやつだ…」
この魔方陣の素晴らしいところは、速度に限界がない事である。どれだけの速度で通過しても、僅かではあるが確実に速度を上乗せして送り出してくれるのだ。
つまり理論上は、どこまででも加速できると言う事になる。もしかしたら、果てしなく長くレールを繋げれば、いつか光の速度を超えるのではないかとさえ思えた。(おそらくその前に弾丸が摩擦熱等で溶けてなくなてしまうだろうが。)
実は、マジックポーチをバラして研究するより前、弾の射出力向上が頭打ちになってしまい、弾丸のほうを工夫する方向で研究をしていた時期があった。
弾丸に魔法陣を刻み、相手の魔法障壁を弱らせたり無効化したりする事ができるのではないかと思ったのだ。
そしてそれは一定の成果をあげ、様々な効果を出す弾丸を生み出すことになったのだが、空間拡張を使った超ロングレールガンから射出される弾丸は、純粋に物理的な破壊力だけで魔法障壁を貫いてしまう事が分かったので、弾丸に工夫する必要がなくなった。(お陰で弾丸の制作も楽になった。工夫をこらした弾丸を作るのは大変なのだ。)
これにより、武器の開発は一段落。それからクレイは、防御のための魔導具の研究をしばらくして、自分専用の防具を作り、魔導具で身を固めることで、冒険者としてやっていける自信を身につけたのである。
ただ、そこでクレイはここに副次的な効果を発見したのである。
弾丸に回転を与えながら射出するため、斜め前方方向に力が作用するように魔法陣を配置したのだが、それは回転を与えると同時に、前進する力をも弾丸に与える事になるわけで。結果的に射出された弾丸の速度が僅かだが上がった事に気づいたのである。
クレイはこの効果をより強く働かせようとして銃身を長くしてみた。ジャクリンを倒したライフル型の魔導銃の誕生である。
ただ、この後、銃の威力を上げる方法は長い期間、進展しなくなってしまう。
撃ち出すための爆発力を高めるのはもう限界であり、銃身内での加速は、銃身を長くする必要がある。銃身を五メートルも伸ばせばかなり破壊力は上がるだろうが、それはもはや持ち運びできる武器ではない。
だが、家を出るときに父がくれたマジックポーチがその問題を一気に解決する事になる。
クレイはなんと、貴重な前文明の遺物であるポーチを分解してしまったのだ。そして、内部に刻まれていた空間拡張の魔法陣を解析し、ソースコードを獲得、その内容を解析したのである。
(この頃には、クレイの職能はプログラマーからハッカーに変わっていたのだが、クレイは特に気づいていなかった。)
だが、さすがはアーティファクトである。その解析はなかなか進まず。とりあえずクレイは、内容の詳細な解析よりも、応用・転用を重視する事にした。そして、魔法陣を調整し、別の魔導具に付加する事ができるようになったのである。(それでもソースコードの一割程度しか解析できていなかったのだが。)
とりあえず、自分で空間拡張された収納用の魔導具を作る事ができるようになったため、父にもらったマジックポーチを修理する事ができ、またいくつか追加でマジックポーチを作り、実家に寄与したのであった。
また、いくつかマジックポーチを販売する事で、生活費と研究費はいくら使っても余裕があるようになり、さらに研究に没頭する事ができるようになった。
そしてついに、この空間拡張の魔導具を魔導銃に応用する事をクレイは思い付いたのである。
外見は数十センチ程度しかないのだが、空間拡張された内部に数十メートルもの銃身長を持つ銃が完成したのである。
その、亜空間内部に収納された恐ろしく長い銃身には、もちろん弾丸を加速する魔法陣が大量に刻まれている。(これを作るのは本当に骨が折れたのだが。)
銃身内部で加速されるこれは、銃というより魔力を使ったレールガンである。(銃身の内部で加速するので、薬莢部分の爆発力は弾丸を銃身内に送り出すだけで良いため、最初の魔導銃よりも小さくて済むようになった。)
その魔法陣は、魔法陣の上に差し掛かった物体を自身の中心に引き込む。そして、中心に到達すると引力は今度は斥力に変わり、物体を押し出すという、なんとも不思議なものである。これを方向を合わせて並べ、上に物体を乗せると滑るように移動していく。と言ってもその力は弱く、とても小さなモノしか運べないのだが。しかし、これが大量にあれば、どんどんその上を運ばれるモノは加速していく。
最初、実験として、魔法陣を一列に百個並べたレールを作った。魔法陣のサイズが一個直径十ミリほどであったので、約1メートルである。その上でオハジキを弾くように小石を滑らせてみたが、加速分が僅かでよくわからなかった。そこで、そのレールを百個作って、百メートルに連結して試してみたら、レールの先ではかなりの速度になっているのが確認できた。(速度の測定器がないのでどれくらいなのか正確には分からないのだが。)
あくまで感覚で、仮定の数値を入れて計算してみて、クレイは魔法陣一個当たりの増速分を元の速度の0.3%ほどと推測した。
その数値から計算すると、初速を時速十キロと仮定して、百メートルのレールで加速した場合、最終的には時速二百キロくらいにはなっているはず。
ただ、その程度では弾丸の速度として使い物にならない。
もちろん初速が速ければ加速後の速度も速くなるわけで。例えば一番最初の玩具の魔導銃の射出速度を時速四十キロと仮定すれば、レール百メートル分加速後の速度は時速八百キロにもなる、はず。
だが、それでもまだ、弾丸としては遅い……
確か、地球の銃は一番小さいモノでも弾丸の速度は音速に到達していると聞いたことがあった、気がした。
音速はたしか、一秒間に三百メートルくらい進むのだったか(うろ覚え)
レールをもっと延長すればもっと加速するだろう。拡張空間に収納するのだから長くても問題はないのだが、やはり少しでも短くしたいので、今度は筒状にして外周に一箇所あたり四個の魔法陣を刻む事にした。(長さは抑えられるが、レールを作る労力は結局四倍なのだが…。)
これで1メートル中に加速器が四百個。一箇所通過する度に1.2%ほど増速する計算になる。
作るのが大変なので、一本ずつ完成するたびに実験してみたところ、四本目で大きな音がした。
クレイ 「あ、音速超えたかな?」
音速を超えると衝撃波が発生して激しい音がする。おそらくそれだろう。
本当は十本連結して、百メートルのレールガンにする予定だったのだが、机上で計算してみた結果、天文学的な数値になってしまった。レール五本でもマッハ20越え、十本だとマッハ千五百以上……
そんな速度まで加速したら、いくら小さな弾丸とは言え、何が起きるのか想像がつかないので、やらなくてよかったとクレイは冷や汗をかいたのであった。
加速度の計算は文字通り加速度的なのである。最初の数値が僅かに違っても、その結果はとんでもなく大きく変わるのだ。
クレイ 「一足す一は二ではない、二百だ! 十倍だぞ!」
ふと地球にあった名言? を思い出し口に出してみたクレイであったが、銃身の製造をしてくれていた鍛治職人のドワーフは意味が分からず不思議そうな顔をしていた。
クレイ 「冗談の通じないやつだ…」
この魔方陣の素晴らしいところは、速度に限界がない事である。どれだけの速度で通過しても、僅かではあるが確実に速度を上乗せして送り出してくれるのだ。
つまり理論上は、どこまででも加速できると言う事になる。もしかしたら、果てしなく長くレールを繋げれば、いつか光の速度を超えるのではないかとさえ思えた。(おそらくその前に弾丸が摩擦熱等で溶けてなくなてしまうだろうが。)
実は、マジックポーチをバラして研究するより前、弾の射出力向上が頭打ちになってしまい、弾丸のほうを工夫する方向で研究をしていた時期があった。
弾丸に魔法陣を刻み、相手の魔法障壁を弱らせたり無効化したりする事ができるのではないかと思ったのだ。
そしてそれは一定の成果をあげ、様々な効果を出す弾丸を生み出すことになったのだが、空間拡張を使った超ロングレールガンから射出される弾丸は、純粋に物理的な破壊力だけで魔法障壁を貫いてしまう事が分かったので、弾丸に工夫する必要がなくなった。(お陰で弾丸の制作も楽になった。工夫をこらした弾丸を作るのは大変なのだ。)
これにより、武器の開発は一段落。それからクレイは、防御のための魔導具の研究をしばらくして、自分専用の防具を作り、魔導具で身を固めることで、冒険者としてやっていける自信を身につけたのである。
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