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どうしていいか、わからないんです! 1
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昼間は毎日仕事で忙しい盆子原さんだから、渡されたメモの番号にかけたけど、電話に出る事はなかった。
代わりに今度はメールを送って私のメアド履歴を残しておいたの。
*****
Frm;盆子原さん
Sb;妹尾です
お仕事お疲れさまです。
着信、残しておきました。
明日はお休みなので店にはいませんが、今日はいるので待ってますね(^^)
妹尾
***
「…………………」
送信ボタンを押すと、私はパタンとケータイを閉じた。
これで私の番号とメアドは盆子原さんの方に履歴が残るから、登録してもらえるだろう。
だけどこのメールに気付いてもらえる時には、私は仕事に入っているから店の方で会うのが先かなぁ。
(…あ、そうだ…)
私は閉じたばかりのケータイを再び開き、アドレス帳を開いた。
(慎吾くんの情報は、消さなきゃ…っ)
慎吾くんと親子関係になれば、ケータイの情報は登録しててもいいとは思うんだけど。
でもそれは、その時に改めて聞かないとおかしいもんね。
だけど……
午後15時
案の定私が仕事に入るまで、盆子原さんからの電話やメールは返ってこなかった。
どの道夜にはきっと店の方に来てくれるだろうし、帰りは一緒になるだろう。
午前中の慎吾くんとの別れ方に、未だショックは隠せないけれど。
でも少しでも早く忘れる為にも、私はその分仕事に集中した。
なのに…
「ひな坊、手が止まってるぞ」
「ぁ…っ
す、すみませんっ」
いくら集中しようと思っても、私が担当になっているサラダ作りをしていたら、どうしても慎吾くんの事を思い出してしまって忘れられない。
──『絶品だね』
笑顔で私の作ったものを喜んで食べてくれる、慎吾くんの大好物。
それが、こんなにもツラい思い出になっちゃうなんて思わなかったよ…。
それから夜の21時。
閉店直前に来てくれた盆子原さんはいつも通り惣菜をいくつか買ってくれると、そのままデパート裏口で私の仕事上がりを待っててくれた。
「ひな子さん」
「…あ、盆子原さん」
私に駆け寄った盆子原さんは、優しい笑みと共にいつものカフェオレをくれた。
「お疲れさまでした。
行きましょうか」
「…はい、ありがとうございます。
…ぁ……っ//」
歩き出した盆子原さんは同時に、私の手をギュッと繋いだ。
「め、迷惑…でしたかねっ//」
「…っ!
…そんな、事は…//」
「あぁ、よかった。
ありがとう」
一瞬不安そうに眉を寄せた盆子原さんだったけど、安心したらすぐにその表情は和らいだ。
…だけど不安そうになったその顔。
今初めて慎吾くんに似てるって思って、ドキッとした。
母親似の慎吾くんらしいけど、やっぱりそこは盆子原さんの実の息子さんなんだって、改めてリアルに感じちゃったな…。
代わりに今度はメールを送って私のメアド履歴を残しておいたの。
*****
Frm;盆子原さん
Sb;妹尾です
お仕事お疲れさまです。
着信、残しておきました。
明日はお休みなので店にはいませんが、今日はいるので待ってますね(^^)
妹尾
***
「…………………」
送信ボタンを押すと、私はパタンとケータイを閉じた。
これで私の番号とメアドは盆子原さんの方に履歴が残るから、登録してもらえるだろう。
だけどこのメールに気付いてもらえる時には、私は仕事に入っているから店の方で会うのが先かなぁ。
(…あ、そうだ…)
私は閉じたばかりのケータイを再び開き、アドレス帳を開いた。
(慎吾くんの情報は、消さなきゃ…っ)
慎吾くんと親子関係になれば、ケータイの情報は登録しててもいいとは思うんだけど。
でもそれは、その時に改めて聞かないとおかしいもんね。
だけど……
午後15時
案の定私が仕事に入るまで、盆子原さんからの電話やメールは返ってこなかった。
どの道夜にはきっと店の方に来てくれるだろうし、帰りは一緒になるだろう。
午前中の慎吾くんとの別れ方に、未だショックは隠せないけれど。
でも少しでも早く忘れる為にも、私はその分仕事に集中した。
なのに…
「ひな坊、手が止まってるぞ」
「ぁ…っ
す、すみませんっ」
いくら集中しようと思っても、私が担当になっているサラダ作りをしていたら、どうしても慎吾くんの事を思い出してしまって忘れられない。
──『絶品だね』
笑顔で私の作ったものを喜んで食べてくれる、慎吾くんの大好物。
それが、こんなにもツラい思い出になっちゃうなんて思わなかったよ…。
それから夜の21時。
閉店直前に来てくれた盆子原さんはいつも通り惣菜をいくつか買ってくれると、そのままデパート裏口で私の仕事上がりを待っててくれた。
「ひな子さん」
「…あ、盆子原さん」
私に駆け寄った盆子原さんは、優しい笑みと共にいつものカフェオレをくれた。
「お疲れさまでした。
行きましょうか」
「…はい、ありがとうございます。
…ぁ……っ//」
歩き出した盆子原さんは同時に、私の手をギュッと繋いだ。
「め、迷惑…でしたかねっ//」
「…っ!
…そんな、事は…//」
「あぁ、よかった。
ありがとう」
一瞬不安そうに眉を寄せた盆子原さんだったけど、安心したらすぐにその表情は和らいだ。
…だけど不安そうになったその顔。
今初めて慎吾くんに似てるって思って、ドキッとした。
母親似の慎吾くんらしいけど、やっぱりそこは盆子原さんの実の息子さんなんだって、改めてリアルに感じちゃったな…。
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