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第一章 幼少期
16.わっほぃ。召喚士~!
しおりを挟むあの事件の後、お父様に、改めてかm…玄武のシルト様を紹介してもらえることになった。
お父様が魔力を込めて……。
「<サモン!> シルト!」
えっ、それだけ…?
《呼んだか? ゲルト》
わぁ~ぉ、ちっさ! 小さな陸亀が現れた! シルト様大きさ自在なんだ……。
なんだか、頭の中に直接声が聞こえるみたい。だって口からは「グルグルッ」って聞こえるし…。
誰も驚いていないってことは、そうなんだろう。
「うん、子供たちを紹介しようと思ってね」
《ああ、この前が慌ただしかったからな》
「ルートヴィッヒは魔法学院に行ってる。マティアスは以前紹介したね。この子は私の第三子のコルネリアだ」
「コルネリア・フォン・カネッティと申します。よろしくお願い申し上げます」
《おお。さすが、ゲルトとハンナの子だ。いい魔力をしておる。よろしくな》
「そして、この子が第四子のアルフォンスだ」
「アルフォンス・フォン・カネッティと申します。よろしくお願いいたします」
《おおっ、これは……。この前も感じたが、凄いな……》
んっ?ステータス?……見られてる……?
まあ、相手は聖獣だ。力が違いすぎる。……丸裸にされてる感じだぁ…。
《これならいいか……?》って呟いて、シルト様は消えた。
「「「えっ? どうしたの?」」」
「う~ん…? 私にもわからないねぇ」
少し待ったら、シルト様は猫?を連れて現れた。
聖獣になると、召喚士の詠唱いらんのかぃ…?
《待たせな。アルフォンス。こやつがお前と一緒にいたいそうだ》
「「「「はぁっ?」」」」
《なに。我はたまにカネッティを覗いておる。主の子らは良く成長しているな》
「うん。ありがとう」
《それでな。我が覗いている時に、白虎が一緒に覗いたことがあった。その時、子も一緒に覗いておってな。どうもアルフォンスを気に入ったらしい》
「んっ?シルト。その子は猫に見えるけれど、白虎の子供ということなのかい?」
《ああ、白虎の子だ。アルフォンス。お前に召喚士スキルを授けるから、こやつと契約せよ》
「えっ?…っわかりました! ありがとうございます!!」
うっうっ嬉しい……!!!
いつ先生に習得を切り出そうかと考えていたんだ。
だって…、モフモフ召喚獣と契約したら、モフモフし放題じゃないか!
フフフ。この子、つやつやでふわふわだ~♪モフモフ……♪
《アルフォンス。子に名をつけよ》
「はい。その子は男の子ですか?」
《いや、聖獣に雌雄の別は無い》
「…………」
どうしよう……猫系だと『シロ』『たま』『ミケ』しか思い浮かばない…。
こんな時って、ホントに浮かばないもんだなぁ……〈トホリ〉
お父様は、『シルト』だから、たぶん、そのまま『陸亀』からだよなぁ…。
参考になんないし…。
あっ!『ヴァイス』は?だーっ。まんま『しろ』だし。
ん………。いい名前は…。
光……は『リヒト』先生がいるしなぁ…………あっ、決めた!
「決めました。……君の名前は『ルカ』!」
子虎が近づいてきてアルの手をペロペロ舐めた。
《では、アルフォンス。ルカに血を一滴舐めさせよ》
シルト様の言葉に、お父様が短剣を貸してくれたので、指先をチョンと触れるように突いた。
その指をルカがペロペロ舐めた。
その瞬間、辺りは眩い光に包まれて消えた。
《これで契約がなされた。
我らは普段は別の次元におって、魔力を糧にはせぬ。
しかし、こやつはまだ幼い。アルフォンスの傍にいたいらしいから、お前の魔力も糧にせねばならぬ。
常に傍らにおき、共に成長するがよい。子が育つのは早い。魔力が必要なくなれば、こやつが自ずとわかるはず。何かわからぬことがあれば我を呼べ》
「はい、わかりました。シルト様。ルカ、よろしくね」
《ヨロチクデシュ!》
《それと、ゲルハルトの子らよ。我の名を呼ぶときは『シルト』でよいぞ。様なぞいらぬ》
そう言ってシルトさんは消えた。
シルトさんでいいって♪
フフフ♪これから、ずーとルカと一緒~~~モフモフ♪
《ジュットジャニャイヨ?》
「えっ?違うの?」
《オトニャニニャレバ、シェイカイニカエリュニョ》
「…そっか……。でもそれまでは一緒だね!」
《ハイデシュ!》
ルカが大人になるのに、どのくらいかかるのかは分からない。でも、それまではずっと一緒にいようね。
こうして、その日から、私の傍らには聖獣の子虎のルカがいるんだ。
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