スポーツコラム

レイラ

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いよいよW杯

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久しぶりのバスケのコラムです。

8月25日から、いよいよ、男子バスケW杯が始まります。

残念ながら、八村選手の欠場が決まりました。これは仕方ないことです。シーズンのことも考えなくてはいけませんからね。

テレビ側としては、1番、視聴率がとれるので、八村選手がいないというのは、痛手になっているようですが。

トム・ホーバスヘッドコーチも本当は八村選手を入れたかったはず。

だからと言って、八村選手がいなくてはダメかというとそうもないと思う。

もちろん、私だって八村選手は見たい。

しかし、私はトムヘッドコーチなら、八村選手が欠場しても、あっ! と驚くバスケを見せてくれると信じている。

バスケを知っている人はご存知かもしれないが、八村選手がいなくても、素晴らしい選手は他にいる。

テレビ関係者は視聴率がとれるのは、八村選手だと思っていて、バスケをあまり知らない人が多いのかもしれない。

注目して欲しい選手は他にもいる。今の段階では、1番のシュート成功率の富永選手。

NBAのスーパースター、カリーという選手がいる。富永選手は、和製のカリー選手と言われているくらいだ。

渡邊選手もいるし、馬場選手もいる。そして、日本国内では富樫選手という、日本一ポイントガードがいる。

また、トムさんの考えるバスケは、3ポイントと言われているが、それだけではない。

全員バスケを目指している。だから、誰か1人の選手に頼るバスケはしない。

だから、八村選手がいてもいなくても、この全員バスケをすれば、各々が素晴らしい活躍を見せると私は思う。

思い出して欲しい。女子バスケでトムさんがヘッドコーチを務めたとき、東京五輪で何が起こったか。

女子バスケは銀メダルを獲得した。

当時は背の高い渡嘉敷選手がいなくて、どうやって戦うのだろう? これはダメだと言われていた。

渡嘉敷選手は大怪我で、出られなかったけれど、渡嘉敷選手がいなくても、銀メダルを取ることができた。

これは、各々が自分の役割を自覚し、全員バスケで勝ち取った。

女子は、3ポイントを全員が打てるときに打っていたことをお忘れではないだろうか。

トムヘッドコーチは、男子にもそれを求めている。トムヘッドコーチになってから、3ポイントの確率が上がったことは、間違いない。

いよいよ、本番、八村選手がいなくてもできるということを証明して欲しい。

そして、去年のサッカーW杯からWBCと感動を与える試合が多かったから、ぜひ、バスケも繋いでくれ。
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