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第2部 7幕
インターハイ3回戦ー山城高校ー19
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「よし!」
俺はガッツポーズした。
山城高校のオフェンスに切り替わる。
城伯高校は山城高校の陣地からディフェンスを仕掛けた。早くからプレッシャーをかけて、攻撃をさせない作戦だ。
山高がドリブルをして、城伯高校の陣地まで、ボールを運んでいこうとするが、なかなか進まない。
先ほど、戸倉と三井が慧を囲んだように、俺と灯で山高を囲む。ダブルチームを作ってディフェンスだ。
山高は何とか切り抜けようと、ターンをしながらドリブルをする。その瞬間、灯はボールを奪い取った。スティール成功だ。
灯は奪い取って、そのままドリブルからレイアップシュートで決めきった。
ボールをリングにフワリと置いてくるだけで、スーッとリングの中に入っていく。
「ナイシュー!!」
俺は灯に声をかける。
俺と灯はハイタッチをするとすぐにディフェンスへと戻る。
先ほどと同じく、山城高校の陣地からディフェンスした。
山高はまた囲まれると考え、仲間を呼んだ。
鈴野がすぐにやってきて、山高を呼ぶ。
「こっちだ!」
山高は声を聞いて、鈴野にパスを出す。
それを狙っていたのは、貴だ。
貴もスティールを狙った。
ボールが鈴野の手から離れる。
貴と鈴野は同時にボールを追いかけ、取り合いになった。そこで、審判の笛が鳴る。
ジャンプボールシチュエーション。この場合、交互にスローインからスタートする。今回は山城高校のスローイン。
鈴野が山高にボールを入れる。
山高はボールを持って、指で仲間に指示する。ゆっくりとドリブルをしながら、城伯高校の陣地までやってきた。
山高はスリーポイントをする構えをとる。しかし、これはフェイク。戸倉へとパスをした。
戸倉はジャンプしてボールを受け取ると、そのまま、リングを叩きつけた。戸倉のアリウープだ。このアリウープにまた会場が湧く。
「アリウープ!!」
ハイな気分になっていて、戸倉本人もよくわからないが、何故かアリウープと叫び、仲間に親指を立てた。
戸倉のシュートが決まった後のセレブレーションのようだ。
3クォーター残り6分を切った。
高宮コーチはメンバーチェンジも考えていたが、今のメンバーが調子よさそうなので、なかなか変えられない。
ただ、疲労を考えたらメンバーチェンジをして、レギュラー陣を休ませる手もある。
しかし、高宮コーチは、今のメンバーでプレーさせることを決めた。
城伯高校のオフェンス。
城伯高校もゆっくり攻めていこうと、俺は、仲間がしっかりとポジションについたことを確認してから仕掛けた。
俺はガッツポーズした。
山城高校のオフェンスに切り替わる。
城伯高校は山城高校の陣地からディフェンスを仕掛けた。早くからプレッシャーをかけて、攻撃をさせない作戦だ。
山高がドリブルをして、城伯高校の陣地まで、ボールを運んでいこうとするが、なかなか進まない。
先ほど、戸倉と三井が慧を囲んだように、俺と灯で山高を囲む。ダブルチームを作ってディフェンスだ。
山高は何とか切り抜けようと、ターンをしながらドリブルをする。その瞬間、灯はボールを奪い取った。スティール成功だ。
灯は奪い取って、そのままドリブルからレイアップシュートで決めきった。
ボールをリングにフワリと置いてくるだけで、スーッとリングの中に入っていく。
「ナイシュー!!」
俺は灯に声をかける。
俺と灯はハイタッチをするとすぐにディフェンスへと戻る。
先ほどと同じく、山城高校の陣地からディフェンスした。
山高はまた囲まれると考え、仲間を呼んだ。
鈴野がすぐにやってきて、山高を呼ぶ。
「こっちだ!」
山高は声を聞いて、鈴野にパスを出す。
それを狙っていたのは、貴だ。
貴もスティールを狙った。
ボールが鈴野の手から離れる。
貴と鈴野は同時にボールを追いかけ、取り合いになった。そこで、審判の笛が鳴る。
ジャンプボールシチュエーション。この場合、交互にスローインからスタートする。今回は山城高校のスローイン。
鈴野が山高にボールを入れる。
山高はボールを持って、指で仲間に指示する。ゆっくりとドリブルをしながら、城伯高校の陣地までやってきた。
山高はスリーポイントをする構えをとる。しかし、これはフェイク。戸倉へとパスをした。
戸倉はジャンプしてボールを受け取ると、そのまま、リングを叩きつけた。戸倉のアリウープだ。このアリウープにまた会場が湧く。
「アリウープ!!」
ハイな気分になっていて、戸倉本人もよくわからないが、何故かアリウープと叫び、仲間に親指を立てた。
戸倉のシュートが決まった後のセレブレーションのようだ。
3クォーター残り6分を切った。
高宮コーチはメンバーチェンジも考えていたが、今のメンバーが調子よさそうなので、なかなか変えられない。
ただ、疲労を考えたらメンバーチェンジをして、レギュラー陣を休ませる手もある。
しかし、高宮コーチは、今のメンバーでプレーさせることを決めた。
城伯高校のオフェンス。
城伯高校もゆっくり攻めていこうと、俺は、仲間がしっかりとポジションについたことを確認してから仕掛けた。
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