56 / 67
(56)騙し討ちしましょう
しおりを挟む
パスポートが用意できるなり、私は溜まった有休を使ってイギリスに飛んだ。
ヒースロー空港から電車で市内に移動すると、事前に一稀さんから聞いていた住所を頼りに、拙い英語とスマホのマップアプリを駆使して移動する。
「とりあえず雨も雪も降ってなくて良かった」
トランクケースを引き摺りながら、スマホを片手にしばらく歩くと、カフェを見つけてカフェラテとブラックを注文して、ついでにいくつかサンドイッチを買う。
一稀さんはいつでも来て構わないみたいなことをよく言うけれど、本当にこんな風に押し掛けてしまっても良いんだろうか。
それに、私に好きだと言いながら、別の女性と楽しく過ごしたりしてるんじゃないだろうか。
ここに来て、そんなくだらい感情がぐるぐると頭の中を駆け巡り、受け取ったばかりの熱いカフェラテで舌を火傷してしまった。
「何してんだろ、マジで。熱っつ」
ヒリヒリする舌先をペロっと出して手で扇ぐと、すれ違いを防止するために一稀さんに電話を掛ける。
一稀さんは、ロンドンのベルグレービアにある高級アパートメントに住んでるらしいんだけど、土地勘のない私にはさっぱり分からず、ここまできて本人に頼るしかない。
5コールほど鳴って、ようやく電話が繋がると、一稀さんは寝てたらしくて眠そうな声をしてる。
「いっくんおはよ」
『ん。なーたんどしたの』
「美味しいコーヒー買ったんだけどね、一稀さんにも飲ませてあげたくて」
『そうなんだ。なに?なんか珍しい豆とかそういうやつなの』
「違う。すぐ飲めるやつ」
『じゃあ挽いてあるやつかな』
まさか私が近所に居るとも思ってない一稀さんは、半分あくびをしながらありがとうと柔らかい声を出す。
「でね、善は急げでしょ。住所なんだったっけ」
『んとね、ベフルグレーブスクエアのね……』
一稀さんの言葉を頼りに、トランクケースは担いで音を立てずにマップと照らし合わせて家の下まで移動する。
「なんか意外だった。閑静な一軒家とかに住んでるんだと思ってたけど、アパートメントなんだね」
『一軒家だと家の管理がね。ハウスキーパーとか入れても良いけど、どんな人でも魔が差すことはあるからさ。それに俺は大抵家の中で仕事するし、他人の気配は好きじゃないから』
「そうなの?私の家に入り浸ってたのに。まあ、仕事で日中いないことの方が多かったけどさ」
『なーたん。さすがに好きな人のそばに居られるのは嬉しいに決まってるでしょ。赤の他人と一緒にしない』
「あはは。て言うか今日ってめちゃくちゃ寒い?イギリスはこの時期でも大抵こんな冷えるものなの」
『確かに。今日は寒いかな。え?て言うかなんでそんなこと聞くの』
してやったりと口角を上げながら、窓から通りを見るように伝えると、不思議そうにしながらも、窓から私を見下ろす一稀さんを見つけて手を振った。
『なーたんじゃん。は。え、え?マジで?本物の奏多なの?』
「そだよ。開けてくれる?そこのカフェでテイクアウトして来た」
『待ってて、すぐ降りるから』
バタバタ慌ただしく動き回る音がスマホ越しに聞こえてくると、通話は切れて、私は高級アパートメントの前で手持ち無沙汰になった。
天気は悪くないとはいえ、今日のロンドンの冷え込みは、3月後半だというのに真冬さながらで、コートやマフラーをしっかり着込んできて正解だった。
「なーたん!」
「おはよ。一稀さん」
「おはよう、って言うかよく来たね。サプライズ過ぎるよ。具合悪いから寝とくってメッセージだけで音沙汰ないし、心配してたんだよ」
「ごめんってば。パスポート出来たから早速来ちゃった」
薄着で飛び出してきた一稀さんに抱き締められると、ここじゃ寒いよとキスをして部屋に案内するようにお願いする。
「ほら、せっかくのコーヒー冷めちゃうよ」
紙袋を掲げると、サンドイッチも買ったけど美味しいのかなともう一度キスをする。
「あーもー。すぐベッド行こ。まだあったかいから」
「だめ。コーヒー飲むの」
「お預けかよー」
どこまで本気なのか分からない一稀さんの手を叩くと、ようやくハグから解放されて、アパートメントの一番上の広い部屋に案内されて中に入る。
「うわぁ、部屋がいっぱい」
「ゲストルームなんてほとんど使うことないし、だいたい俺が過ごす部屋は決まってるけどね」
一稀さんが言うように、使わないと言う部屋には生活感がなく、ゲストルームらしい部屋にはポツンとベッドが置かれてるだけだ。
「でもさすがに誰も来ない訳じゃないでしょ」
「オリバーと恵子しか家に入れないよ」
「オリバーさんって、あの仕事のサポートしてくれてる個人秘書みたいな人だっけ」
「そう」
「そういえば、恵子さんって家に泊めてあげるくらい仲良いんだ?あの人綺麗だもんね」
思わず嫉妬むき出しに顔を歪める。
恵子さんはクリスマスディナーの時にお世話になって、とても感じの良い女性だったけど、あんな素敵な人を家に呼ぶだなんて一稀さんも隅に置けない。
案内されたバスルームで手を洗ってラウンジに移動すると、ソファーに座って、一稀さんと一緒に買ってきたサンドイッチを食べながら、不貞腐れてカフェラテを飲む。
「なーたんどうしたの。まさかヤキモチ?そんな顔も可愛いけど、恵子はそんなんじゃないよ」
「恵子とか、呼び捨てだし」
「ごめんごめん。だってあの人もう50前だよ?しかも人妻だし。恵子はオリバーのミューズだよ。奥さんなの」
「え、そうなの?」
恵子さんがそんなに歳上なのにも驚いたし、一稀さんが信頼してるオリバーさんの奥さんだと聞いてそれにもびっくりした。
「恵子は元々俺のエージェントでね、モデル時代からの知り合いだけど、なんだろうな。姉っていうより親戚の世話焼きなおばさんみたいな感覚が一番しっくりくるかも」
「今度会ったら、悪口言ってたってチクってやろう」
「はは。本人も分かってるから大丈夫だけどね」
「オリバーさんと恵子さんて、もしかして一稀さんのおかげで?」
「まあそうなのかな。オリバーと一緒に仕事し始めて、たまたま昔の縁でレセプションに出ないかって恵子から連絡が来た時に、恵子にパートナーがいないって言うから紹介したんだよね」
「へえ」
「まあ、当然オリバーの猛アタックにも恵子は靡かなくて、あの二人の歳の差だからね。だけど最終的には恵子が折れたんだよ」
「凄い!オリバーさんにその話聞きたい!」
「なーたんは本当に乙女だね」
ヒースロー空港から電車で市内に移動すると、事前に一稀さんから聞いていた住所を頼りに、拙い英語とスマホのマップアプリを駆使して移動する。
「とりあえず雨も雪も降ってなくて良かった」
トランクケースを引き摺りながら、スマホを片手にしばらく歩くと、カフェを見つけてカフェラテとブラックを注文して、ついでにいくつかサンドイッチを買う。
一稀さんはいつでも来て構わないみたいなことをよく言うけれど、本当にこんな風に押し掛けてしまっても良いんだろうか。
それに、私に好きだと言いながら、別の女性と楽しく過ごしたりしてるんじゃないだろうか。
ここに来て、そんなくだらい感情がぐるぐると頭の中を駆け巡り、受け取ったばかりの熱いカフェラテで舌を火傷してしまった。
「何してんだろ、マジで。熱っつ」
ヒリヒリする舌先をペロっと出して手で扇ぐと、すれ違いを防止するために一稀さんに電話を掛ける。
一稀さんは、ロンドンのベルグレービアにある高級アパートメントに住んでるらしいんだけど、土地勘のない私にはさっぱり分からず、ここまできて本人に頼るしかない。
5コールほど鳴って、ようやく電話が繋がると、一稀さんは寝てたらしくて眠そうな声をしてる。
「いっくんおはよ」
『ん。なーたんどしたの』
「美味しいコーヒー買ったんだけどね、一稀さんにも飲ませてあげたくて」
『そうなんだ。なに?なんか珍しい豆とかそういうやつなの』
「違う。すぐ飲めるやつ」
『じゃあ挽いてあるやつかな』
まさか私が近所に居るとも思ってない一稀さんは、半分あくびをしながらありがとうと柔らかい声を出す。
「でね、善は急げでしょ。住所なんだったっけ」
『んとね、ベフルグレーブスクエアのね……』
一稀さんの言葉を頼りに、トランクケースは担いで音を立てずにマップと照らし合わせて家の下まで移動する。
「なんか意外だった。閑静な一軒家とかに住んでるんだと思ってたけど、アパートメントなんだね」
『一軒家だと家の管理がね。ハウスキーパーとか入れても良いけど、どんな人でも魔が差すことはあるからさ。それに俺は大抵家の中で仕事するし、他人の気配は好きじゃないから』
「そうなの?私の家に入り浸ってたのに。まあ、仕事で日中いないことの方が多かったけどさ」
『なーたん。さすがに好きな人のそばに居られるのは嬉しいに決まってるでしょ。赤の他人と一緒にしない』
「あはは。て言うか今日ってめちゃくちゃ寒い?イギリスはこの時期でも大抵こんな冷えるものなの」
『確かに。今日は寒いかな。え?て言うかなんでそんなこと聞くの』
してやったりと口角を上げながら、窓から通りを見るように伝えると、不思議そうにしながらも、窓から私を見下ろす一稀さんを見つけて手を振った。
『なーたんじゃん。は。え、え?マジで?本物の奏多なの?』
「そだよ。開けてくれる?そこのカフェでテイクアウトして来た」
『待ってて、すぐ降りるから』
バタバタ慌ただしく動き回る音がスマホ越しに聞こえてくると、通話は切れて、私は高級アパートメントの前で手持ち無沙汰になった。
天気は悪くないとはいえ、今日のロンドンの冷え込みは、3月後半だというのに真冬さながらで、コートやマフラーをしっかり着込んできて正解だった。
「なーたん!」
「おはよ。一稀さん」
「おはよう、って言うかよく来たね。サプライズ過ぎるよ。具合悪いから寝とくってメッセージだけで音沙汰ないし、心配してたんだよ」
「ごめんってば。パスポート出来たから早速来ちゃった」
薄着で飛び出してきた一稀さんに抱き締められると、ここじゃ寒いよとキスをして部屋に案内するようにお願いする。
「ほら、せっかくのコーヒー冷めちゃうよ」
紙袋を掲げると、サンドイッチも買ったけど美味しいのかなともう一度キスをする。
「あーもー。すぐベッド行こ。まだあったかいから」
「だめ。コーヒー飲むの」
「お預けかよー」
どこまで本気なのか分からない一稀さんの手を叩くと、ようやくハグから解放されて、アパートメントの一番上の広い部屋に案内されて中に入る。
「うわぁ、部屋がいっぱい」
「ゲストルームなんてほとんど使うことないし、だいたい俺が過ごす部屋は決まってるけどね」
一稀さんが言うように、使わないと言う部屋には生活感がなく、ゲストルームらしい部屋にはポツンとベッドが置かれてるだけだ。
「でもさすがに誰も来ない訳じゃないでしょ」
「オリバーと恵子しか家に入れないよ」
「オリバーさんって、あの仕事のサポートしてくれてる個人秘書みたいな人だっけ」
「そう」
「そういえば、恵子さんって家に泊めてあげるくらい仲良いんだ?あの人綺麗だもんね」
思わず嫉妬むき出しに顔を歪める。
恵子さんはクリスマスディナーの時にお世話になって、とても感じの良い女性だったけど、あんな素敵な人を家に呼ぶだなんて一稀さんも隅に置けない。
案内されたバスルームで手を洗ってラウンジに移動すると、ソファーに座って、一稀さんと一緒に買ってきたサンドイッチを食べながら、不貞腐れてカフェラテを飲む。
「なーたんどうしたの。まさかヤキモチ?そんな顔も可愛いけど、恵子はそんなんじゃないよ」
「恵子とか、呼び捨てだし」
「ごめんごめん。だってあの人もう50前だよ?しかも人妻だし。恵子はオリバーのミューズだよ。奥さんなの」
「え、そうなの?」
恵子さんがそんなに歳上なのにも驚いたし、一稀さんが信頼してるオリバーさんの奥さんだと聞いてそれにもびっくりした。
「恵子は元々俺のエージェントでね、モデル時代からの知り合いだけど、なんだろうな。姉っていうより親戚の世話焼きなおばさんみたいな感覚が一番しっくりくるかも」
「今度会ったら、悪口言ってたってチクってやろう」
「はは。本人も分かってるから大丈夫だけどね」
「オリバーさんと恵子さんて、もしかして一稀さんのおかげで?」
「まあそうなのかな。オリバーと一緒に仕事し始めて、たまたま昔の縁でレセプションに出ないかって恵子から連絡が来た時に、恵子にパートナーがいないって言うから紹介したんだよね」
「へえ」
「まあ、当然オリバーの猛アタックにも恵子は靡かなくて、あの二人の歳の差だからね。だけど最終的には恵子が折れたんだよ」
「凄い!オリバーさんにその話聞きたい!」
「なーたんは本当に乙女だね」
10
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
禁断溺愛
流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
溺婚
明日葉
恋愛
香月絢佳、37歳、独身。晩婚化が進んでいるとはいえ、さすがにもう、無理かなぁ、と残念には思うが焦る気にもならず。まあ、恋愛体質じゃないし、と。
以前階段落ちから助けてくれたイケメンに、馴染みの店で再会するものの、この状況では向こうの印象がよろしいはずもないしと期待もしなかったのだが。
イケメン、天羽疾矢はどうやら絢佳に惹かれてしまったようで。
「歳も歳だし、とりあえず試してみたら?こわいの?」と、挑発されればつい、売り言葉に買い言葉。
何がどうしてこうなった?
平凡に生きたい、でもま、老後に1人は嫌だなぁ、くらいに構えた恋愛偏差値最底辺の絢佳と、こう見えて仕事人間のイケメン疾矢。振り回しているのは果たしてどっちで、振り回されてるのは、果たしてどっち?
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる