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(56)騙し討ちしましょう
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パスポートが用意できるなり、私は溜まった有休を使ってイギリスに飛んだ。
ヒースロー空港から電車で市内に移動すると、事前に一稀さんから聞いていた住所を頼りに、拙い英語とスマホのマップアプリを駆使して移動する。
「とりあえず雨も雪も降ってなくて良かった」
トランクケースを引き摺りながら、スマホを片手にしばらく歩くと、カフェを見つけてカフェラテとブラックを注文して、ついでにいくつかサンドイッチを買う。
一稀さんはいつでも来て構わないみたいなことをよく言うけれど、本当にこんな風に押し掛けてしまっても良いんだろうか。
それに、私に好きだと言いながら、別の女性と楽しく過ごしたりしてるんじゃないだろうか。
ここに来て、そんなくだらい感情がぐるぐると頭の中を駆け巡り、受け取ったばかりの熱いカフェラテで舌を火傷してしまった。
「何してんだろ、マジで。熱っつ」
ヒリヒリする舌先をペロっと出して手で扇ぐと、すれ違いを防止するために一稀さんに電話を掛ける。
一稀さんは、ロンドンのベルグレービアにある高級アパートメントに住んでるらしいんだけど、土地勘のない私にはさっぱり分からず、ここまできて本人に頼るしかない。
5コールほど鳴って、ようやく電話が繋がると、一稀さんは寝てたらしくて眠そうな声をしてる。
「いっくんおはよ」
『ん。なーたんどしたの』
「美味しいコーヒー買ったんだけどね、一稀さんにも飲ませてあげたくて」
『そうなんだ。なに?なんか珍しい豆とかそういうやつなの』
「違う。すぐ飲めるやつ」
『じゃあ挽いてあるやつかな』
まさか私が近所に居るとも思ってない一稀さんは、半分あくびをしながらありがとうと柔らかい声を出す。
「でね、善は急げでしょ。住所なんだったっけ」
『んとね、ベフルグレーブスクエアのね……』
一稀さんの言葉を頼りに、トランクケースは担いで音を立てずにマップと照らし合わせて家の下まで移動する。
「なんか意外だった。閑静な一軒家とかに住んでるんだと思ってたけど、アパートメントなんだね」
『一軒家だと家の管理がね。ハウスキーパーとか入れても良いけど、どんな人でも魔が差すことはあるからさ。それに俺は大抵家の中で仕事するし、他人の気配は好きじゃないから』
「そうなの?私の家に入り浸ってたのに。まあ、仕事で日中いないことの方が多かったけどさ」
『なーたん。さすがに好きな人のそばに居られるのは嬉しいに決まってるでしょ。赤の他人と一緒にしない』
「あはは。て言うか今日ってめちゃくちゃ寒い?イギリスはこの時期でも大抵こんな冷えるものなの」
『確かに。今日は寒いかな。え?て言うかなんでそんなこと聞くの』
してやったりと口角を上げながら、窓から通りを見るように伝えると、不思議そうにしながらも、窓から私を見下ろす一稀さんを見つけて手を振った。
『なーたんじゃん。は。え、え?マジで?本物の奏多なの?』
「そだよ。開けてくれる?そこのカフェでテイクアウトして来た」
『待ってて、すぐ降りるから』
バタバタ慌ただしく動き回る音がスマホ越しに聞こえてくると、通話は切れて、私は高級アパートメントの前で手持ち無沙汰になった。
天気は悪くないとはいえ、今日のロンドンの冷え込みは、3月後半だというのに真冬さながらで、コートやマフラーをしっかり着込んできて正解だった。
「なーたん!」
「おはよ。一稀さん」
「おはよう、って言うかよく来たね。サプライズ過ぎるよ。具合悪いから寝とくってメッセージだけで音沙汰ないし、心配してたんだよ」
「ごめんってば。パスポート出来たから早速来ちゃった」
薄着で飛び出してきた一稀さんに抱き締められると、ここじゃ寒いよとキスをして部屋に案内するようにお願いする。
「ほら、せっかくのコーヒー冷めちゃうよ」
紙袋を掲げると、サンドイッチも買ったけど美味しいのかなともう一度キスをする。
「あーもー。すぐベッド行こ。まだあったかいから」
「だめ。コーヒー飲むの」
「お預けかよー」
どこまで本気なのか分からない一稀さんの手を叩くと、ようやくハグから解放されて、アパートメントの一番上の広い部屋に案内されて中に入る。
「うわぁ、部屋がいっぱい」
「ゲストルームなんてほとんど使うことないし、だいたい俺が過ごす部屋は決まってるけどね」
一稀さんが言うように、使わないと言う部屋には生活感がなく、ゲストルームらしい部屋にはポツンとベッドが置かれてるだけだ。
「でもさすがに誰も来ない訳じゃないでしょ」
「オリバーと恵子しか家に入れないよ」
「オリバーさんって、あの仕事のサポートしてくれてる個人秘書みたいな人だっけ」
「そう」
「そういえば、恵子さんって家に泊めてあげるくらい仲良いんだ?あの人綺麗だもんね」
思わず嫉妬むき出しに顔を歪める。
恵子さんはクリスマスディナーの時にお世話になって、とても感じの良い女性だったけど、あんな素敵な人を家に呼ぶだなんて一稀さんも隅に置けない。
案内されたバスルームで手を洗ってラウンジに移動すると、ソファーに座って、一稀さんと一緒に買ってきたサンドイッチを食べながら、不貞腐れてカフェラテを飲む。
「なーたんどうしたの。まさかヤキモチ?そんな顔も可愛いけど、恵子はそんなんじゃないよ」
「恵子とか、呼び捨てだし」
「ごめんごめん。だってあの人もう50前だよ?しかも人妻だし。恵子はオリバーのミューズだよ。奥さんなの」
「え、そうなの?」
恵子さんがそんなに歳上なのにも驚いたし、一稀さんが信頼してるオリバーさんの奥さんだと聞いてそれにもびっくりした。
「恵子は元々俺のエージェントでね、モデル時代からの知り合いだけど、なんだろうな。姉っていうより親戚の世話焼きなおばさんみたいな感覚が一番しっくりくるかも」
「今度会ったら、悪口言ってたってチクってやろう」
「はは。本人も分かってるから大丈夫だけどね」
「オリバーさんと恵子さんて、もしかして一稀さんのおかげで?」
「まあそうなのかな。オリバーと一緒に仕事し始めて、たまたま昔の縁でレセプションに出ないかって恵子から連絡が来た時に、恵子にパートナーがいないって言うから紹介したんだよね」
「へえ」
「まあ、当然オリバーの猛アタックにも恵子は靡かなくて、あの二人の歳の差だからね。だけど最終的には恵子が折れたんだよ」
「凄い!オリバーさんにその話聞きたい!」
「なーたんは本当に乙女だね」
ヒースロー空港から電車で市内に移動すると、事前に一稀さんから聞いていた住所を頼りに、拙い英語とスマホのマップアプリを駆使して移動する。
「とりあえず雨も雪も降ってなくて良かった」
トランクケースを引き摺りながら、スマホを片手にしばらく歩くと、カフェを見つけてカフェラテとブラックを注文して、ついでにいくつかサンドイッチを買う。
一稀さんはいつでも来て構わないみたいなことをよく言うけれど、本当にこんな風に押し掛けてしまっても良いんだろうか。
それに、私に好きだと言いながら、別の女性と楽しく過ごしたりしてるんじゃないだろうか。
ここに来て、そんなくだらい感情がぐるぐると頭の中を駆け巡り、受け取ったばかりの熱いカフェラテで舌を火傷してしまった。
「何してんだろ、マジで。熱っつ」
ヒリヒリする舌先をペロっと出して手で扇ぐと、すれ違いを防止するために一稀さんに電話を掛ける。
一稀さんは、ロンドンのベルグレービアにある高級アパートメントに住んでるらしいんだけど、土地勘のない私にはさっぱり分からず、ここまできて本人に頼るしかない。
5コールほど鳴って、ようやく電話が繋がると、一稀さんは寝てたらしくて眠そうな声をしてる。
「いっくんおはよ」
『ん。なーたんどしたの』
「美味しいコーヒー買ったんだけどね、一稀さんにも飲ませてあげたくて」
『そうなんだ。なに?なんか珍しい豆とかそういうやつなの』
「違う。すぐ飲めるやつ」
『じゃあ挽いてあるやつかな』
まさか私が近所に居るとも思ってない一稀さんは、半分あくびをしながらありがとうと柔らかい声を出す。
「でね、善は急げでしょ。住所なんだったっけ」
『んとね、ベフルグレーブスクエアのね……』
一稀さんの言葉を頼りに、トランクケースは担いで音を立てずにマップと照らし合わせて家の下まで移動する。
「なんか意外だった。閑静な一軒家とかに住んでるんだと思ってたけど、アパートメントなんだね」
『一軒家だと家の管理がね。ハウスキーパーとか入れても良いけど、どんな人でも魔が差すことはあるからさ。それに俺は大抵家の中で仕事するし、他人の気配は好きじゃないから』
「そうなの?私の家に入り浸ってたのに。まあ、仕事で日中いないことの方が多かったけどさ」
『なーたん。さすがに好きな人のそばに居られるのは嬉しいに決まってるでしょ。赤の他人と一緒にしない』
「あはは。て言うか今日ってめちゃくちゃ寒い?イギリスはこの時期でも大抵こんな冷えるものなの」
『確かに。今日は寒いかな。え?て言うかなんでそんなこと聞くの』
してやったりと口角を上げながら、窓から通りを見るように伝えると、不思議そうにしながらも、窓から私を見下ろす一稀さんを見つけて手を振った。
『なーたんじゃん。は。え、え?マジで?本物の奏多なの?』
「そだよ。開けてくれる?そこのカフェでテイクアウトして来た」
『待ってて、すぐ降りるから』
バタバタ慌ただしく動き回る音がスマホ越しに聞こえてくると、通話は切れて、私は高級アパートメントの前で手持ち無沙汰になった。
天気は悪くないとはいえ、今日のロンドンの冷え込みは、3月後半だというのに真冬さながらで、コートやマフラーをしっかり着込んできて正解だった。
「なーたん!」
「おはよ。一稀さん」
「おはよう、って言うかよく来たね。サプライズ過ぎるよ。具合悪いから寝とくってメッセージだけで音沙汰ないし、心配してたんだよ」
「ごめんってば。パスポート出来たから早速来ちゃった」
薄着で飛び出してきた一稀さんに抱き締められると、ここじゃ寒いよとキスをして部屋に案内するようにお願いする。
「ほら、せっかくのコーヒー冷めちゃうよ」
紙袋を掲げると、サンドイッチも買ったけど美味しいのかなともう一度キスをする。
「あーもー。すぐベッド行こ。まだあったかいから」
「だめ。コーヒー飲むの」
「お預けかよー」
どこまで本気なのか分からない一稀さんの手を叩くと、ようやくハグから解放されて、アパートメントの一番上の広い部屋に案内されて中に入る。
「うわぁ、部屋がいっぱい」
「ゲストルームなんてほとんど使うことないし、だいたい俺が過ごす部屋は決まってるけどね」
一稀さんが言うように、使わないと言う部屋には生活感がなく、ゲストルームらしい部屋にはポツンとベッドが置かれてるだけだ。
「でもさすがに誰も来ない訳じゃないでしょ」
「オリバーと恵子しか家に入れないよ」
「オリバーさんって、あの仕事のサポートしてくれてる個人秘書みたいな人だっけ」
「そう」
「そういえば、恵子さんって家に泊めてあげるくらい仲良いんだ?あの人綺麗だもんね」
思わず嫉妬むき出しに顔を歪める。
恵子さんはクリスマスディナーの時にお世話になって、とても感じの良い女性だったけど、あんな素敵な人を家に呼ぶだなんて一稀さんも隅に置けない。
案内されたバスルームで手を洗ってラウンジに移動すると、ソファーに座って、一稀さんと一緒に買ってきたサンドイッチを食べながら、不貞腐れてカフェラテを飲む。
「なーたんどうしたの。まさかヤキモチ?そんな顔も可愛いけど、恵子はそんなんじゃないよ」
「恵子とか、呼び捨てだし」
「ごめんごめん。だってあの人もう50前だよ?しかも人妻だし。恵子はオリバーのミューズだよ。奥さんなの」
「え、そうなの?」
恵子さんがそんなに歳上なのにも驚いたし、一稀さんが信頼してるオリバーさんの奥さんだと聞いてそれにもびっくりした。
「恵子は元々俺のエージェントでね、モデル時代からの知り合いだけど、なんだろうな。姉っていうより親戚の世話焼きなおばさんみたいな感覚が一番しっくりくるかも」
「今度会ったら、悪口言ってたってチクってやろう」
「はは。本人も分かってるから大丈夫だけどね」
「オリバーさんと恵子さんて、もしかして一稀さんのおかげで?」
「まあそうなのかな。オリバーと一緒に仕事し始めて、たまたま昔の縁でレセプションに出ないかって恵子から連絡が来た時に、恵子にパートナーがいないって言うから紹介したんだよね」
「へえ」
「まあ、当然オリバーの猛アタックにも恵子は靡かなくて、あの二人の歳の差だからね。だけど最終的には恵子が折れたんだよ」
「凄い!オリバーさんにその話聞きたい!」
「なーたんは本当に乙女だね」
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