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第8章

日曜日の部室

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次の日は日曜日。
午前中は4人とも部活です。
午前の練習を終えると、恵子と菜乃花は音楽室から部室に戻りました。
合唱部では2年生が毎回の練習日誌を記録することになっていて、今日は菜乃花が当番です。
菜乃花が楽譜を見ながら日誌を書いていると、他の部員たちは続々と帰宅していきます。
「さようなら」「またね」「バイバイ」「ご機嫌よう」
様々な挨拶が交わされる中で、菜乃花はようやく書き上げました。
「恵子、これを先生に出してくるから、ここで待っててね」
「え?ここで?一緒に職員室へ行くわよ」
「いいのよ。私1人で行ってくるから、ここで待っててよ。もう誰もいないんだから」
菜乃花は恵子にウインクして出ていきました。

恵子は窓際のパイプ椅子に座り、中庭を眺めています。
菜乃花の強引さ、自己主張の強さに振り回されることが時々ありますが、恵子はそれほど不快には感じていませんし、むしろそういう菜乃花がどちらかと言うと好きでした。
まったく自分とは異なるタイプの菜乃花に、恵子は憧れてもいました。
菜乃花は恵子を愛していることを恵子に宣言しています。
また、詩絵美や真由にも恵子を愛していることを公言しています。
「私にはとてもできないわ。詩絵美に「愛してる」なんて絶対に言えないわ。菜乃花が羨ましいわ」
恵子は昨夜の絶叫を覚えていません。

すぐに菜乃花が戻ってきました。
恵子が立ち上がるや否や菜乃花は恵子を抱きしめます。
「菜乃花、いきなり‥」
「恵子、お泊まり会で真由とセックスした?」
「ええ、何度も激しくセックスしたわ」
菜乃花の抱きしめる力がより一層強くなります。
「夜は詩絵美とセックスした?」
「ええ、気を失うくらい激しくしたわ」
恵子は躊躇することなく答えました。

菜乃花が恵子から離れて、ポケットからハンカチを取り出し、窓のカーテンを閉めました。
「恵子のヴァギナに2人のセックスが残ってるから、私が上書きするわ」
「菜乃花、ここでなの?」
「もちろんよ。だってだれもいないわ。今日はずっと恵子を見てたから、もう我慢できないし。そもそもセックスするからタイツ履いてきてってお願いしたのよ」
菜乃花からタイツを履いてきてって言われたのはそういうことかとようやく恵子は理解しました。
もちろん、菜乃花も同じタイツを履いています。

「さあ、恵子、ハンカチを出して。念のため、声が漏れないようにね」
菜乃花はハンカチを噛み締めると、すぐに恵子を抱きしめました。
恵子も急いでハンカチを出して噛み締めます。
抱き合ったまま、菜乃花の両手が恵子のスカートのホックを外し、チャックを下げました。
その瞬間、恵子のスカートが音を立てて床におちましまた。
恵子もすぐに菜乃花のスカートを脱がします。
2人とも上半身は制服、下半身はタイツの直履き丸見えスタイルです。
姿見に映った姿に2人とも大興奮です。
誰かが入ってきたら、完全にアウトですが、菜乃花はまったく気にする素振りはありません。
(菜の花、やっぱりすごいわ。素敵だわ、菜乃花)

菜乃花の両手が恵子のお尻をタイツの上から愛撫しています。
恵子も同様に愛撫しています。
2人ともじっくり前戯に時間をかけたいところですが、あまり時間がありません。
鍵を早く返しに行かないと、先生が様子を観に来る可能性があります。
菜乃花の右手がすぐに恵子の秘部を探り当てました。
恵子の右手も菜乃花の股間に挟まれています。
2人の右手の指がほとんど同時にヴァギナの中へタイツごと入っていきます。
お互いの体が少し仰け反り、鼻息が一気に荒くなりました。

ピストン運動を開始すると、2人とも左手で背中側から制服の中へ手を入れて、背中をタイツの上から愛撫したり、前から制服の中へ手を入れて、胸の膨らみをタイツごと揉んだりし始めました。
ハンカチを噛み締めているので喘ぎ声は聞こえませんが、鼻息や口のハンカチから漏れてくる息がどんどん激しくなり、すぐに絶頂を迎えます。
白いタイツ脚が激しく痙攣し、ヴァギナが強く指を締め付け、体がえび反りになりながら、2人は同時に果ててしまいました。

息が整うと噛んでいたハンカチを外して、濃厚なディープキスを交わします。
「恵子、すごく気持ちいいセックスだったわ。部室でセックスもいいわね」
「ちょっとハラハラするけど、気持ちいいわね」
2人はもう一度姿見でスカートを履いていない制服タイツ姿を見ました。
2人の脚の細さや美しさが白タイツによって改めて際立ちます。
「恵子のタイツ脚、まるでアート作品のように美しいわ」
「菜乃花こそ素敵よ。このタイツ脚、抱きしめて持ち帰りたいわ」
恵子は再び気持ちが高ぶり、興奮してきました。
そのまま、しゃがんで菜乃花の白いタイツ脚を抱きしめて頬擦りしながら、太ももをタイツの上から何度も接吻します。
「恵子、すごく嬉しいよ、恵子」
菜乃花は愛する恵子が菜乃花のタイツ脚へ接吻することに本当に嬉しくて涙が出てきました。

「菜乃花、少し開いて」
恵子は菜乃花の秘部に顔を埋めます。
先ほどのセックスでびっしょり濡れたタイツの上からクリトリスとヴァギナの入り口を舌で刺激します。
菜乃花は嬉しさのあまり涙が止まりません。
声が漏れないように急いでハンカチを噛み締めました。
菜乃花の興奮が一気に高まり、白いタイツ脚が激しく震えて絶頂を迎えました。

菜乃花の興奮が収まると、恵子は舌を離して立ち上がりました。
興奮と嬉しさで泣いている菜乃花の口からハンカチを外して、ティッシュで菜乃花の涙を拭きます。
「恵子、セックスの後にクンニまで‥すごく嬉しかった‥恵子、ありがとう」
「菜乃花、そう言われると私もすごく嬉しいわ。さあ、泣くのはやめてね」
恵子は舌で菜乃花の涙を拭います。
菜乃花に笑顔が戻ると、もう一度力強く抱きしめます。
そして2人で笑いながら、姿見に映る制服白タイツを見ると、菜乃花も恵子も2人だけでこの姿になった喜びを改めて噛み締めています。

「さあ、急いで閉めましょう」
「そうね、先生が来たらヤバいわ!」
2人は大急ぎでスカートを着用すると、すぐに戸締りして鍵を職員室へ持っていきました。
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