上 下
124 / 201
第8章

お願い、詩絵美

しおりを挟む
夕食後はリビングでティータイムです。
セックスの前に一息入れます。
詩絵美が貴浩を好きと言っても、今日の詩絵美と恵子のセックスは関係なく、熱いセックスをやる気十分の2人です。

「詩絵美、あのバンドの話なんだけど」
恵子は紅茶を入れて、詩絵美と横並びに座ります。
「うん、考えてくれた?」
詩絵美は恵子のタイツ脚をさすりながら、前のめりに恵子を見ます。
「おもしろいな、やってみてもいいかなって思ってはいるけどね。ただ、一度4人で話し合った方がいいかなって思ってるの」
「ええ、いいわ。恵子は前向きね」
「うん、自信はないけどね」
胸のタイツを少し直しながら、やや自信なさげに答えます。
「恵子なら大丈夫よ」
詩絵美はそう言うと、両手で恵子のタイツ脚をさすります。

詩絵美の両手の動きが止まります。
「菜乃花と真由はどうかなあ。特に真由ね」
「真由ならお泊まり会で話したわ」
「どうだった?」
「すごく前向きだったよ。ただ、一度4人で話し合おうって言ってたわ」
恵子はタイツ脚の上の詩絵美の両手に右手を重ねます。
「そう、意外だわ。やっぱり真由って見かけによらないね。でも真由のご両親が難しいかもね。真由が説得できるかな?」
「それは大丈夫だと思う。真由のお父さん、昔バンドをやっていたそうよ。それにこの間訪ねたときに、弾き語りの後で「コンビを組むなら応援するよ」って言われたのよ」
「え?そうなの?やっぱり恵子はすごいわ!」
詩絵美は恵子のタイツ脚から両手を離して手を合わせて恵子を見ました。
「だから、全然そんなことないんだから」
恵子は紅茶を飲みながら、詩絵美を見ます。
詩絵美はクッキーを頬張りながら紅茶を飲んでいます。

「あとは菜乃花ね。菜乃花は恵子がいればOKすると思うわ」
「どうして?」
詩絵美は少し呆れた表情で恵子を見ます。
「だって菜乃花は恵子に惚れてるのよ。恵子命を宣言してるんだから大丈夫よ」
「うーん、それとこれとは話が別だと思うけどなあ」
恵子は紅茶を飲み終え、タイツ脚を抱えてソファに体育座りで詩絵美を見つめます。
詩絵美も紅茶を飲み終え、カップを置きました。
「恵子、もっと自信を持ちなよ。菜乃花は恵子を愛して、恵子に惚れ込んで、恵子にずっとついて行こうとしてるんだよ。それを否定するのは菜乃花に失礼だよ」
「う、うん。それは分かっているわ」
恵子はふくらはぎの白タイツを何度も引っ張っています。
「恵子、とにかく、来週一度4人で話をしようよ」
「そうね、放課後は部活があるから昼休みでいいんじゃない?」
「じゃあ、さっそく月曜日の昼休みね」
「明日、部活で菜乃花に会うから、一応話しておくね」
「恵子、お願いね」
詩絵美はタイツ脚を太ももの裏から抱えて、膝から下をプラプラさせています。
「私、恵子と一緒に新しいことに挑戦したいのよ。今度、真由や菜乃花にも話すわね」
詩絵美の目が力強く恵子を見つめました。

今日も詩絵美の父が迎えに来ます。
時間の余裕がそんなにあるわけではありません。
「詩絵美、そろそろベッドに行かない?」
(恵子が積極的に求めてくるのはすごく嬉しいわ)
「うん、行こう、行こう」
詩絵美はサイハイソックスが入ったバッグを持って、恵子の手を握りしめて2Fへ上がりました。

恵子の部屋に入ると、詩絵美は恵子にバイブを2本用意させました。
恵子はベッドにバイブを置くと、すぐに詩絵美を抱き寄せ、濃厚なディープキスを交わします。
詩絵美も恵子も互いの左手で抱き寄せ、右手で相手の左胸をタイツごと激しく揉みあげます。
舌を何度も絡ませた後、詩絵美は恵子の手を振り払い、乱暴に押し倒して、ベッドにうつ伏せにします。
「ああっ、詩絵美、ああっ」
詩絵美に手荒に扱われて、恵子は一気に興奮しています。
詩絵美は恵子の両手の指先から肩口まで白いサイハイソックスを履かせ、別の白いサイハイソックスで前回と同じように背中側で両手を縛り上げて、手の自由を奪いました。
恵子は興奮MAX状態です。

仰向けにされた恵子がすぐにタイツ脚をM字開脚すると、詩絵美はすかさず恵子の秘部をタイツの上からねっとりと舐め始めます。
「うあああっ、あああっ、詩絵美、詩絵美、来て、来て、もっと来て、あああっ」
詩絵美は恵子の開いているタイツ脚を掴み、グッとベッドに押し付けます。
体の後ろまで折り曲げられた自分のタイツ脚に激しく興奮する恵子です。
「ああっ、こんな格好、すごい姿勢よ、詩絵美に見られてる、詩絵美、詩絵美、ああっ」
詩絵美はさらに両手で詩絵美のタイツに覆われたふくらはぎを押さえつけて、膝からつま先までピッタリとベッドにつくようにしました。

恵子は両手を背中で縛られて仰向けになっているので、背中がえび反りになってベッドから少し浮いています。
そこにタイツ脚が折り返され、浮いた体の横で両脚の膝からつま先がベッドに押し付けられた姿勢で、タイツに覆われた秘部も少し持ち上がっています。
体がものすごく柔軟な恵子だからできる姿勢で、恵子はその姿に大興奮です。
「ああっ、詩絵美、私、タイツですごい姿勢になってる、それを詩絵美に見られてる、ああっ」
「恵子、恵子の姿に興奮するわ。タイツ履いて素敵なポーズよ。最高よ、恵子」
「ああっ、詩絵美、来て、私を責めて、早く、我慢できない、ああっ」
詩絵美はタイツの上からクリトリスを舐め始めました。
「ああっ、ああっ、詩絵美、いいわ、いいっ、気持ちいい、ああっ、もっと、もっと」

詩絵美は右手をタイツ脚から離して、ペニス型のバイブのスイッチを入れました。
「詩絵美、早くそのバイブをヴァギナにタイツごと入れて。お願い、早く、早く。もう我慢できないのよ」
詩絵美はバイブで恵子のタイツの上からクリトリスとヴァギナの入り口を刺激します。
「ああああっ、気持ちいい、詩絵美、もっと、ああっ、バイブを入れて、早く」
恵子の悲痛な喘ぎ声が響きます。
詩絵美は焦らすようにクリトリスをタイツの上から責め続けます。
「ああっ、ああっ、気持ちいい、詩絵美、お願い、バイブをタイツと一緒に入れてーッ」

不意に詩絵美はバイブを止めてベッドに置きました。
「いやあ、詩絵美、いやよ、やめないで。責めるのやめないで。お願い、詩絵美」
泣き叫ぶ恵子を詩絵美は泰然と見下ろしていました。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【完結】おじさんはΩである

BL / 完結 24h.ポイント:589pt お気に入り:753

子供が欲しい俺と、心配するアイツの攻防

BL / 連載中 24h.ポイント:3,735pt お気に入り:70

【R18】俺様御曹司の子どもを極秘出産しました

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:17,204pt お気に入り:286

許してもらえるだなんて本気で思っているのですか?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:2,657pt お気に入り:3,560

オレと親友は、どうやら恋人同士になったらしい

BL / 連載中 24h.ポイント:2,351pt お気に入り:83

【BL】こんな恋、したくなかった

BL / 完結 24h.ポイント:205pt お気に入り:947

人形と皇子

BL / 連載中 24h.ポイント:11,808pt お気に入り:4,403

処理中です...