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第7章

真由との一夜 モスラちゃん

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2人は真由が帰る時間まで、再びベッドで抱き合いました。
タイツ脚をしっかり絡め、タイツ体を密着させて、胸どうしをタイツ越しに優しく擦り手で揉み上げたり、背中やお尻をタイツの上から愛撫して、幸せを感じています。
「ああっ、恵子、白いハイウエストタイツに包まれて恵子と抱き合ってるなんて、本当に幸せよ」
「真由、このままずっとずっとタイツで抱き合っていたいわ」
お互いの頸や耳、頬などを接吻しあい、力強く抱きしめ合います。

それでも時間が近づいてきました。
「恵子、もう1回だけお願いしていい?」
「ええ、いいわ」
すぐにお互いの指がヴァギナに挿入されて、ピストン運動を開始します。
恵子も真由も興奮状態が続いていたので、あっという間に絶頂に駆け上がります。
「ああああっ、真由ーーッ、真由ーーッ、あああっ、イクーーーーーッ」
「け、恵子ーーッ、イク、イク、恵子、ああああっ、
イッちゃうーーーーーッ」
恵子も真由も白いタイツ脚を激しく痙攣させながら、大絶叫とともに果てました。

お互い優しく抱きしめ合いながら、しばしの余韻に浸っています。
「恵子、これからもそばにいてね。ずっとセックスしようね」
「真由、あなたが好きよ。これからもセックスするからね」
もう一度タイツ脚を絡めて強く抱きしめ合い、ディープキスを交わすと、ベッドから起きて支度を始めました。

帰りはお互いに交換した白いサイハイソックスを履いています。
「真由、リブのサイハイソックスがよく似合うわ。本当に素敵よ」
「恵子もよく似合うわ。すごく可愛らしい」
もうすでにお互いのお気に入りのサイハイソックスになっています。
恵子は真由に改めて白いシームレスハイウエストタイツを2足渡しました。
先ほどまで履いていたタイツはセックスで真由の愛液が染み付いていて、真由の家で母に不審がられる可能性があったので、再度新品を渡したのでした。
「本当はこのタイツを持って帰りたいけどね。恵子とのセックスの記念だし」
「さすがにバレたらまずいわよ。それにセックスはこれからもするのよ。これが最後みたいな言い方しないでよ」
「それはそうね、ごめんごめん。でも家だとこのタイツ履いてオナニーして絶叫なんてできないわ。セックスやオナニーで思いっ切り叫ぶことができて、この2日間は夢みたいだったわ。本当にありがとう、恵子」
「だから、これで終わりじゃないんだから、真由。またこの部屋や外でいっぱいセックスするわよ」
「もう次が今から楽しみよ、恵子。これからもよろしくね」
真由はキャリーケースに荷物をまとめると、恵子と一緒に1Fに下ります。

最後にリビングのピアノで真由が「月光のソナタ」を、恵子が「幻想即興曲」を弾きました。
「恵子、本当に素晴らしいわ。今日も聴くことができてよかったわ」
「真由も素晴らしいわよ。これが真由って感じだよ。私も聴くことができてよかったわ。でもやっぱりグランドピアノがいいわ」
「また今度うちで弾いてよ。恵子のピアノ、何回でも聴きたいわ」
2人は笑顔で服を着たまま抱き合うと、揃って家を出ました。

5分ほど歩くと頼子と貴浩の家です。
恵子はインターホンを押しました。
「け、恵子ちゃん!?」
午後からの部活に出かけようとしていた貴浩が慌てて出てきました。
「あっ、貴浩くん、今日は」
「恵子ちゃん、突然でびっくりしたよ。どうしたの?」
貴浩は恵子の隣の真由に気づきます。
(ああ、今朝はこの子と林の中でセックスしてたんだな。結構可愛いなあ。頼子といい勝負だな)
貴浩と目があって、真由は軽く頭を下げました。
「頼子さん、今いますか?」
「頼子はベーカリーカフェのバイトでいないよ。土曜日のこの時間はいつもカフェでバイトだよ」
「やっぱりそうなんだ。今朝LINEしたら既読がつかなかったので寄ってみたのよ」
「え?ああ、頼子、スマホ忘れて出て行ったんだよ。だから、これから学校へ行く途中で届けるつもりだったんだよ」
「それなら私が届けるわ。この前は私が忘れたスマホを頼子さんに届けてもらったから」
「ありがとう、助かるよ。ちょっと待っててね」
貴浩は急いで家の中に戻っていきました。

「T中学の制服ね」
「私の幼馴染よ。学年は一つ上だけどね」
貴浩が頼子のスマホを持って出てきました。
「恵子ちゃん、カフェのそばまで一緒に行くよ。これから部活で学校へ行くから」
「ええ、いいわ」
貴浩の部活の話などを会話しながら、公園のそばまでやってきました。

公園からお馴染みの声が聞こえてきます。
「恵子ちゃーん」
いつものS女子学院附属幼稚園のコンビが走ってやってきました。
2人とも恵子に憧れて白いサイハイソックスです。
「今日はタイツな恵子ちゃんじゃないね」
「あ、ほんと、白長くつ下の恵子ちゃんだ!やったあ、あたしと一緒だ!」
そう言うと嬉しそうに白いサイハイソックスを見せてきます。
「あら、可愛い。白いサイハイソックスがお似合いね」
「うわ、やったあ、恵子ちゃんに褒められた!」
「でもタイツな恵子ちゃんだとタイツ以外何も履いてないからお尻とおっぱいにタッチできるけど、今日はできないよー」
(え?タイツしか履いてないってあの時の姿をいつもしてるんだ)
貴浩が思わず興奮してしまいます。
「いつもがセクハラなのよ」
「うわ、またヒステリーだ!」
真由が思わず吹き出します。

「あ、こいつがヒステリーで喧嘩した彼氏?」
(え?)
思わず真由が恵子を見ます。
「ちょっとそれはダメよ。こいつなんて言うのは絶対ダメよ。そういう言い方をするならもうお話しないわよ」
「はあい、ごめんなさい。でも彼氏なんだ」
「それも全然違うわよ。彼氏なんかいませんよ」
(そこまで強く否定しなくても‥)
貴浩は思わず苦笑いです。
「よかったあ!あたしたちが恵子ちゃんの彼氏になるんだもん。恵子ちゃんは渡さないよ」
可愛らしい威嚇に貴浩も真由も大笑いです。

「今日はアブラナちゃん、いないの?」
「アブラナちゃん?」
思わず真由は恵子を見ます。
「菜乃花のことよ」
「ああ、納得!」
真由は思わず笑ってしまいました。
「ねえねえ、あなた誰?」
今度は真由に尋ねます。
「私、真由って言うのよ。よろしくね」
「え?まゆ‥もうすぐモスラになるの?」
「もしゅら?」
「もすら?」
もう1人の園児も真由も恵子もキョトンとしています。
「ああ、そうか。なるほど」
貴浩だけ理解したようです。
「確かに繭からモスラだね。モスラって蛾の怪獣だよ。幼虫から繭を作って蛹になって、そこから成虫になって出てくるんだよ。そしてゴジラと戦うんだ」
貴浩がスマホでモスラの画像を見せます。
「真由は怪獣じゃないわよ、もう」
「うわ、また恵子ちゃんのヒステリーだ」
「でもモスラ、可愛いし正義の味方なんでしょう。私、好きだなあ」
真由は意外と気に入ったようです。

遠くから園児の母たちの呼ぶ声が聞こえてきました。
「バイバイ、恵子ちゃん、バイバイ、モスラちゃん、バイバイ、ニセ彼氏!」
「んもう、変な呼び方しないの!」
恵子はプンプンですが、真由と貴浩は大受けです。
その後、カフェの近くで貴浩と別れて、恵子はカフェのドアを開けました。

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