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ギウマニールの豚骨ラーメン
『ギウマニールの豚骨ラーメン』8
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「よし! スープが出来たぞ!」
「やっと食えるんだな!」
シュリルは龍拓の声を聞き、胸を高鳴らせる一方でリプイは豚骨の独特な匂いに鼻を摘んだ。
「すごい臭いね……。本当に食べれるの?」
「臭いは確かにキツイかもしれないが、味は保証する!」
すると、龍拓は卵を茹でていた鍋に水を入れ、再びリプイに火をつけて中火に調節してもらった。
湯が沸騰すると、龍拓は手早く麺を入れる。
茹でている間にボスの肩ロースを切り分け、どんぶりへスープを注いだ。
そして、二分ほど茹でると、リュクサックにあった平たい湯切り網で手早く麺を掬う。
『チャッチャッチャッ!』
心地よいリズムの見事な湯切りに、リプイとシュリルは見入っていた。
龍拓は麺を箸で整えながら入れると、トッピングの煮卵を半分に切って乗せ、ボスの焼豚と海苔を盛り付ける。
「ギウマニールの豚骨ラーメン、完成だ!」
鼻を摘んだままリプイは完成したラーメンを見ると、臭いと反した美しい白濁したスープ、それに肉汁溢れる焼豚と完璧な出来具合の煮卵に思わず息を呑んだ。
リプイがアイテムボックスから折り畳み式机を出すと、龍拓はラーメンを三つ置く。
「よし、じゃあ麺が伸びないうちに食べてみてくれ!」
龍拓は満面の笑みで、二人にフォークと蓮華を渡す。
「ギウマニールなのよね……」
食べるのを躊躇するリプイに反してシュリルは座ると、フォークで麺を掬うとそのまま口へ運んだ。
これは……。
シュリルは電気の様な脳に駆け抜ける衝撃に、目を見開くと静止した。
「はっ!」
我に返った途端、再び豚骨ラーメンにがっつくと、あっという間にスープまで平らげてしまった。
無言で立ち上がると体全体に一瞬で艶が戻り、筋肉が脈打っている。
「うまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあい!」
空に向かって叫ぶと、シュリルの筋肉が元の三倍程の大きさまで膨れ上がった。
『プシュュュュッ!』
蒸気を発しながらシュリルは元の大きさ程に戻ると、リプイと龍拓はシュリルの肉体に釘付けになった。
以前にも増して鋼の様な筋繊維が一本ずつ波打ち、筋量は増えているのに体は前よりも大会に出ているボディービルダーみたいに絞れていた。
「ふぅぅぅぅ。俺の筋肉全体が、踊り出して喜んでいる……」
シュリルが自身の腕を眺めると、拳に力を込めた。
『ギュッ!』
すると、腕の筋繊維が束になって集まり、まるで盾の様に形が変形した。
「新たなスキルだ! 俺の思う様に筋繊維を動かせるぞ!
これなら、さっき使ったスキルにも耐えられそうだな」
龍拓に向かってシュリルはガッツポーズをした。
「やっぱり、龍拓のラーメンは言っていた通り最高だぜ!」
リプイは腕が変形する光景を見て、少し不気味そうに眺めた。
「凄いけど、ちょっと不気味ね……」
シュリルは声に気付くと、リプイを無理やり座らせた。
「ほら、お前も早く食え! きっと、パワーアップするぞ! それに冷めちまうしな!」
「う、うん……」
恐る恐るリプイは蓮華でスープを一掬いするも、先ほど襲ってきたムキムキの気味悪い姿を思い出して、口に運ぶのを躊躇してしまった。
「なんだ、また食わず嫌いか?しょうがないなぁ。俺が食わせてやる!」
「え!?」
グランドセントピードのまぜそばの時同様、シュリルは笑みを浮かべて左腕でリプイの顎を掴むと無理やり口を開けた。
「はい、アーン!」
そして、右手に持ったスープの入った蓮華を口に突っ込むと口を左手で塞いだ。
うっ……。美味しい!
この白濁としたスープは一体何なの!
濃厚でこってりとした旨みが私をガッチリと掴んで離さないわ!
リプイの脳内では、汗をかいたギウマニールがリプイのことを羽交締めしているビジョンが流れていた。
それに、この香り。
さっきまで臭いと思っていたのに、今は心地よく感じる……。
ビジョンはさらに広がり、汗だくのギウマニールたちが自身を取り囲んで筋肉を見せつけながらダンスをしていた。
「はぁ濃厚で最高……」
目をトロンとさせたリプイは、満面の笑みを浮かべて麺を夢中で食べた。
「この細い麺も濃厚なスープに絡んで美味しいわ!」
リプイの反応を見て龍拓は胸を撫で下ろすと、自身も食べ始める。
うん! 期待通りの味だ!
まだまだアイテムボックスにあるから、今度時間がある時に頭蓋骨までしっかり煮込んでより濃厚なスープを作るか。
黙々と美味しそうに食べている二人が鋭い視線を感じて振り向くと、シュリルが指を加えて見ていた。
「スープはまだあるから、俺が食い終わったら直ぐに作る」
すると、シュリルは満面の笑みを浮かべた。
「よっしゃあ! まだまだ食うぞ!」
その後、龍拓がスープを温め直して、麺を茹でてラーメンを作ると、シュリルが直ぐに平らげた。
そして、何度も何度も作るうちに気が付くと、魔術鍋のスープは空になっていた。
シュリルとリプイは仰向けに寝そべって、膨れた腹を満足げに撫で回していた。
「ああ、満足だ!」
「本当に美味しかったわ」
龍拓はどんぶりを片付けながら笑みを浮かべる。
「期待に応えられたようで何よりだ」
すると、思い出したようにシュリルが上体を起こした。
「なぁリプイ、スキルを確認してみようぜ! 何か増えているかもしれないぞ!」
「そうね」
リプイも上体を起こすと、内ポケットから青色の眼鏡の様なデバイスを取り出して掛けた。
そして、横に付いたボタンを操作して自分のステータスを確認した。
「29ですって! レベルが12も上がってる……」
リプイは衝撃で口をポカンと開けていた。
前回のまぜそばからステータスを確認してなかったとはいえ、こんな一気にレベルアップするなんて聞いた事ないわ!
それに、これを私が……。
「どうだ?新たなスキルはあったか?」
シュリルの声で我に変えるとリプイはゆっくり頷いた。
「良かったじゃないか! これもラーメンのお陰だな!」
「ええ……」
「で、どんなスキルだったんだ!遂に攻撃系のスキルか?」
「いや、回復系のスキルよ」
リプイのスキルを聞いた途端、シュリルは興味が無くなって、ぶっきらぼうな表情を浮かべた。
「へー。また回復系か」
「またって何よ! ただの回復系スキルじゃ無いのよ!」
リプイは顔を真っ赤にさせると、頬を膨らませてそっぽを向いた。
「もう!」
不機嫌になった姿を見て、シュリルは手を合わせて平謝りする。
「ごめんよー。機嫌直してくれって」
「知らない!」
「そんな事言わないでさー。なあ、俺のステータスも見てくれよ!」
「自分で見たら?」
更にリプイは不機嫌になり、デバイスをシュリルに投げつけた。
「おっと……」
シュリルは瞬時にキャッチすると、デバイスを掛けて自身のステータスを確認した。
「おぉ! 7レベルも上がってるぜ!
ステータス値も全体的に伸びたし、やっぱラーメンってすげぇな!」
二人の会話を聞いていた龍拓は、樽の水で洗い物をしながら笑みを浮かべる。
『カンカンカンカンッ!』
大きな鐘の音が聞こえ、シュリルとリプイは音の方角に目を見開いた。
「一体何だ?」
二人の緊張感に龍拓が質問すると、リプイが震えた声で答えた。
「あの鐘は緊急信号。もう七年以上、あの鐘の音は聞いてなかったのに……。
町にA級相当、もしくはそれ以上のモンスターが侵入したってことよ!」
To be continued…
「やっと食えるんだな!」
シュリルは龍拓の声を聞き、胸を高鳴らせる一方でリプイは豚骨の独特な匂いに鼻を摘んだ。
「すごい臭いね……。本当に食べれるの?」
「臭いは確かにキツイかもしれないが、味は保証する!」
すると、龍拓は卵を茹でていた鍋に水を入れ、再びリプイに火をつけて中火に調節してもらった。
湯が沸騰すると、龍拓は手早く麺を入れる。
茹でている間にボスの肩ロースを切り分け、どんぶりへスープを注いだ。
そして、二分ほど茹でると、リュクサックにあった平たい湯切り網で手早く麺を掬う。
『チャッチャッチャッ!』
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龍拓は麺を箸で整えながら入れると、トッピングの煮卵を半分に切って乗せ、ボスの焼豚と海苔を盛り付ける。
「ギウマニールの豚骨ラーメン、完成だ!」
鼻を摘んだままリプイは完成したラーメンを見ると、臭いと反した美しい白濁したスープ、それに肉汁溢れる焼豚と完璧な出来具合の煮卵に思わず息を呑んだ。
リプイがアイテムボックスから折り畳み式机を出すと、龍拓はラーメンを三つ置く。
「よし、じゃあ麺が伸びないうちに食べてみてくれ!」
龍拓は満面の笑みで、二人にフォークと蓮華を渡す。
「ギウマニールなのよね……」
食べるのを躊躇するリプイに反してシュリルは座ると、フォークで麺を掬うとそのまま口へ運んだ。
これは……。
シュリルは電気の様な脳に駆け抜ける衝撃に、目を見開くと静止した。
「はっ!」
我に返った途端、再び豚骨ラーメンにがっつくと、あっという間にスープまで平らげてしまった。
無言で立ち上がると体全体に一瞬で艶が戻り、筋肉が脈打っている。
「うまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあい!」
空に向かって叫ぶと、シュリルの筋肉が元の三倍程の大きさまで膨れ上がった。
『プシュュュュッ!』
蒸気を発しながらシュリルは元の大きさ程に戻ると、リプイと龍拓はシュリルの肉体に釘付けになった。
以前にも増して鋼の様な筋繊維が一本ずつ波打ち、筋量は増えているのに体は前よりも大会に出ているボディービルダーみたいに絞れていた。
「ふぅぅぅぅ。俺の筋肉全体が、踊り出して喜んでいる……」
シュリルが自身の腕を眺めると、拳に力を込めた。
『ギュッ!』
すると、腕の筋繊維が束になって集まり、まるで盾の様に形が変形した。
「新たなスキルだ! 俺の思う様に筋繊維を動かせるぞ!
これなら、さっき使ったスキルにも耐えられそうだな」
龍拓に向かってシュリルはガッツポーズをした。
「やっぱり、龍拓のラーメンは言っていた通り最高だぜ!」
リプイは腕が変形する光景を見て、少し不気味そうに眺めた。
「凄いけど、ちょっと不気味ね……」
シュリルは声に気付くと、リプイを無理やり座らせた。
「ほら、お前も早く食え! きっと、パワーアップするぞ! それに冷めちまうしな!」
「う、うん……」
恐る恐るリプイは蓮華でスープを一掬いするも、先ほど襲ってきたムキムキの気味悪い姿を思い出して、口に運ぶのを躊躇してしまった。
「なんだ、また食わず嫌いか?しょうがないなぁ。俺が食わせてやる!」
「え!?」
グランドセントピードのまぜそばの時同様、シュリルは笑みを浮かべて左腕でリプイの顎を掴むと無理やり口を開けた。
「はい、アーン!」
そして、右手に持ったスープの入った蓮華を口に突っ込むと口を左手で塞いだ。
うっ……。美味しい!
この白濁としたスープは一体何なの!
濃厚でこってりとした旨みが私をガッチリと掴んで離さないわ!
リプイの脳内では、汗をかいたギウマニールがリプイのことを羽交締めしているビジョンが流れていた。
それに、この香り。
さっきまで臭いと思っていたのに、今は心地よく感じる……。
ビジョンはさらに広がり、汗だくのギウマニールたちが自身を取り囲んで筋肉を見せつけながらダンスをしていた。
「はぁ濃厚で最高……」
目をトロンとさせたリプイは、満面の笑みを浮かべて麺を夢中で食べた。
「この細い麺も濃厚なスープに絡んで美味しいわ!」
リプイの反応を見て龍拓は胸を撫で下ろすと、自身も食べ始める。
うん! 期待通りの味だ!
まだまだアイテムボックスにあるから、今度時間がある時に頭蓋骨までしっかり煮込んでより濃厚なスープを作るか。
黙々と美味しそうに食べている二人が鋭い視線を感じて振り向くと、シュリルが指を加えて見ていた。
「スープはまだあるから、俺が食い終わったら直ぐに作る」
すると、シュリルは満面の笑みを浮かべた。
「よっしゃあ! まだまだ食うぞ!」
その後、龍拓がスープを温め直して、麺を茹でてラーメンを作ると、シュリルが直ぐに平らげた。
そして、何度も何度も作るうちに気が付くと、魔術鍋のスープは空になっていた。
シュリルとリプイは仰向けに寝そべって、膨れた腹を満足げに撫で回していた。
「ああ、満足だ!」
「本当に美味しかったわ」
龍拓はどんぶりを片付けながら笑みを浮かべる。
「期待に応えられたようで何よりだ」
すると、思い出したようにシュリルが上体を起こした。
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リプイも上体を起こすと、内ポケットから青色の眼鏡の様なデバイスを取り出して掛けた。
そして、横に付いたボタンを操作して自分のステータスを確認した。
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リプイは衝撃で口をポカンと開けていた。
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シュリルの声で我に変えるとリプイはゆっくり頷いた。
「良かったじゃないか! これもラーメンのお陰だな!」
「ええ……」
「で、どんなスキルだったんだ!遂に攻撃系のスキルか?」
「いや、回復系のスキルよ」
リプイのスキルを聞いた途端、シュリルは興味が無くなって、ぶっきらぼうな表情を浮かべた。
「へー。また回復系か」
「またって何よ! ただの回復系スキルじゃ無いのよ!」
リプイは顔を真っ赤にさせると、頬を膨らませてそっぽを向いた。
「もう!」
不機嫌になった姿を見て、シュリルは手を合わせて平謝りする。
「ごめんよー。機嫌直してくれって」
「知らない!」
「そんな事言わないでさー。なあ、俺のステータスも見てくれよ!」
「自分で見たら?」
更にリプイは不機嫌になり、デバイスをシュリルに投げつけた。
「おっと……」
シュリルは瞬時にキャッチすると、デバイスを掛けて自身のステータスを確認した。
「おぉ! 7レベルも上がってるぜ!
ステータス値も全体的に伸びたし、やっぱラーメンってすげぇな!」
二人の会話を聞いていた龍拓は、樽の水で洗い物をしながら笑みを浮かべる。
『カンカンカンカンッ!』
大きな鐘の音が聞こえ、シュリルとリプイは音の方角に目を見開いた。
「一体何だ?」
二人の緊張感に龍拓が質問すると、リプイが震えた声で答えた。
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