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半年で滅亡/前任者は300年努めた/花瓶を持ったミイラ/浮気者の末路/頭がよく舌の肥えた友人
しおりを挟む#16「半年で滅亡」
古代予言が解読された
『黒髪の王族により王家滅亡』
王家は予言の内容を重く受け止め
王族に黒髪の赤子が産まれた場合、命を摘むと決めた
予言解読から数十年
王族に黒髪の赤子は生まれなかった
しかし年々国力を落とした王家は
遠方の大国と縁を結ぶ為
王族同士の婚姻を決めた
大国から黒髪の王女が嫁いでくる
#17「前任者は300年努めた」
男は「復讐の遺跡」にたどり着いた
この遺跡は最奥に至ると復讐を完遂できると伝承が残っている
遺跡に侵入すると、半透明な番人が現れた
番人は男に近づき触れようとするが男の体をすり抜ける
男は番人を無視して、遺跡の奥へと立入った
「復讐の遺跡」は復讐を遂げた魂を常に一人だけ番人として囚えている
#18「花瓶を持ったミイラ」
美しい花瓶がある
店主曰く
この花瓶はバラしか挿せず
バラ以外を挿すと枯れるという
女は美しい花瓶が欲しく購入する事にした
女は自室に飾った花からバラを花瓶に挿し直した
バラは問題なく飾れる
好奇心に負け
別の花も花瓶に挿してみる
たちまちその花は枯れていった
女は花瓶の中が気になり指を入れて調べた
#19「浮気者の末路」
男は昔から危険な目に合う直前、悪臭を感じていた
食べ物が腐ったような気分の悪くなる悪臭
嗅覚を頼りに悪臭を避けると対人トラブルも乗り越えることができた
しかし今、男は恋人に追い詰められている
正面に座る恋人は微笑みを浮かべているが
恋人の手料理からは憎悪を煮詰めたような悪臭が漂ってきていた
#20「頭がよく舌の肥えた友人」
男は友人に食事を振る舞いながら、なにか大会を開催して優勝したいと相談していた
騎士団の入団試験で、実績として大会優勝をアピールしたいようだ
友人は食事を取りながら考え男に助言を伝えた
男は助言を参考に大会を開催
そして苦難の末、優勝を勝ち取った
その結果、男は無事騎士団に入団
調理当番として
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