926 / 1,049
第5章
926話 元Aランクの調合士-4【エメラダside】
しおりを挟む
「その件で懲りたのか、その調合士は法律を遵守するようになりました」
「いいことではないですか」
「いえ……。法律で禁止されていないだけの、はた迷惑な薬物ばかりを試作するようになったのです。しかも、通りすがりの人を実験台にする始末で……」
「え……」
受付嬢の言葉に、エメラダは絶句した。
調合士は、人々にとって有益な薬物などを作り出す者だ。
しかし、中には人々の迷惑になるような調合をする者もいるらしい。
そんな調合士が野放しにされていたとは……。
「……えっと。その試作された薬物は気になりますけど……。人に迷惑をかける調合士を雇う気にはなりませんね。今回は諦め――」
「きええぇえーーー!!」
エメラダが言いかけたところで、どこからともなく奇声が聞こえてきた。
その声の主は、いったい――?
「いいことではないですか」
「いえ……。法律で禁止されていないだけの、はた迷惑な薬物ばかりを試作するようになったのです。しかも、通りすがりの人を実験台にする始末で……」
「え……」
受付嬢の言葉に、エメラダは絶句した。
調合士は、人々にとって有益な薬物などを作り出す者だ。
しかし、中には人々の迷惑になるような調合をする者もいるらしい。
そんな調合士が野放しにされていたとは……。
「……えっと。その試作された薬物は気になりますけど……。人に迷惑をかける調合士を雇う気にはなりませんね。今回は諦め――」
「きええぇえーーー!!」
エメラダが言いかけたところで、どこからともなく奇声が聞こえてきた。
その声の主は、いったい――?
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
1,049
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる