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私のレベル、高くないですか?
その2
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お店は臨時休業の看板を出し、きっちりと扉や窓を閉めた。
今、店内にいるのは――
私
アントンさん
ジョンさん
キアラさん
『若者を支援する会』の
ウィルドさんと、いつもの常連のおっさん達が三人。
そして、忘れてはいけないのが――
ガーディアン!
の計八人+一台の面子。
「へー、これがガーディアンかぁ」
「おいでおいで。わっ! 来た!」
「可愛いじゃない!」
アントンさん等健全勇者パーティは、ガーディアンを撫で撫でしている。
――いや、もう犬扱いですね。
そしてガーディアンも、自らハンドルやサドルでスリスリしてます。
――いや、君もう犬ですね。
犬になったり馬になったり鳥になったり忙しい子だわ~なんて思いながら微笑んでいたら、
「はーい、ちゅうもーく!」
もういいだろう、とウィルドさんが手を叩き、注目させる。
「では、これからやるべきことを整理する」
「はい」
①国の危機を救う
②腑抜けの勇者とメンバーをぼこる
「大まかにいったらこの2点だが、まず腑抜けヤロウ共に浚われて軟禁中のミオを救うのが優先ではないかと、俺は思う」
とウィルドさん。私も同意で頷いた。
「ミオ救出と勇者達をぼこるのはセットで良いんじゃないかしら?」
キアラさんが意見する。
「ミオ救出を優先か勇者達をぼこるのが優先か、かだな」とアントン。
「なら二手に別れるのはどうだ?」とジョンが提案する。
「そっちの方が効率がよさそう」と私、ジョンさんの案に賛成する。
「でも――分け方が難しいそうよ? ミサトはミオを助けに行きたいだろうから任せるとして、一人では心配だし」
そうなんだ。私にはガーディアンがついているけれど、正直不安。
それで前回、失敗したし。
「そうだな、前回でミオの軟禁場所が変わっている可能性も高い。ミサトとガーディアンでウロウロして捕まってしまったら、人質になってこっちが不利になる」
「それまでに、勇者ぼこり隊が制裁を終えていたらいいんだけどな」なんてジョンさんが言う。
――『勇者ぼこり隊』っていいネーミングですね!
侃々諤々と、話し合った結果――
アントン達は正面突破で行く。
同時『若者を支援する会』のおっさん三人は裏から突破。
私とガーディアン、そしてウィルドさんは空から突破。
と三方向から城に入ることにした。
「ミサトを含む、ここのメンバー達は随分とレベルが上がっている。城の中にいる奴らが今まで通り、修行しないで好き勝手にやっていたら余裕で勝てる!――だから心配するのは城の兵や騎士達の物理攻撃や魔法使い達の攻撃だ。物理と魔法を掛け合わせの攻撃は特に気をつけろ」
ウィルドさんの注意にアントンさん達ははっきりと頷く。
「修行した成果、城で惰眠をむさぼっている奴らに見せつけてやりますよ」
「任せて。レベルが上がった私の魔法で蹴散らしてやるわ」
「俺の弓技、見せてやる!」
――おおおぅ、アントンさん達カッコいい!
「私も澪ちゃん救出したらすぐ応援に駆けつけますから!」
ガッツポーズでやる気を見せる。
「俺達も忘れんなよ! おっさんでもやるときゃやるんだぜ!」
と常連のおっさん達。
――正直、このメンバーが一番不安です……
「決行は夕方A4時! 城が夜の支度で忙しい時間帯を狙う!」
ウィルドさんの一言に皆が、
「おー!!」
と一斉に声を上げた。
――いざ、決戦の時!
今、店内にいるのは――
私
アントンさん
ジョンさん
キアラさん
『若者を支援する会』の
ウィルドさんと、いつもの常連のおっさん達が三人。
そして、忘れてはいけないのが――
ガーディアン!
の計八人+一台の面子。
「へー、これがガーディアンかぁ」
「おいでおいで。わっ! 来た!」
「可愛いじゃない!」
アントンさん等健全勇者パーティは、ガーディアンを撫で撫でしている。
――いや、もう犬扱いですね。
そしてガーディアンも、自らハンドルやサドルでスリスリしてます。
――いや、君もう犬ですね。
犬になったり馬になったり鳥になったり忙しい子だわ~なんて思いながら微笑んでいたら、
「はーい、ちゅうもーく!」
もういいだろう、とウィルドさんが手を叩き、注目させる。
「では、これからやるべきことを整理する」
「はい」
①国の危機を救う
②腑抜けの勇者とメンバーをぼこる
「大まかにいったらこの2点だが、まず腑抜けヤロウ共に浚われて軟禁中のミオを救うのが優先ではないかと、俺は思う」
とウィルドさん。私も同意で頷いた。
「ミオ救出と勇者達をぼこるのはセットで良いんじゃないかしら?」
キアラさんが意見する。
「ミオ救出を優先か勇者達をぼこるのが優先か、かだな」とアントン。
「なら二手に別れるのはどうだ?」とジョンが提案する。
「そっちの方が効率がよさそう」と私、ジョンさんの案に賛成する。
「でも――分け方が難しいそうよ? ミサトはミオを助けに行きたいだろうから任せるとして、一人では心配だし」
そうなんだ。私にはガーディアンがついているけれど、正直不安。
それで前回、失敗したし。
「そうだな、前回でミオの軟禁場所が変わっている可能性も高い。ミサトとガーディアンでウロウロして捕まってしまったら、人質になってこっちが不利になる」
「それまでに、勇者ぼこり隊が制裁を終えていたらいいんだけどな」なんてジョンさんが言う。
――『勇者ぼこり隊』っていいネーミングですね!
侃々諤々と、話し合った結果――
アントン達は正面突破で行く。
同時『若者を支援する会』のおっさん三人は裏から突破。
私とガーディアン、そしてウィルドさんは空から突破。
と三方向から城に入ることにした。
「ミサトを含む、ここのメンバー達は随分とレベルが上がっている。城の中にいる奴らが今まで通り、修行しないで好き勝手にやっていたら余裕で勝てる!――だから心配するのは城の兵や騎士達の物理攻撃や魔法使い達の攻撃だ。物理と魔法を掛け合わせの攻撃は特に気をつけろ」
ウィルドさんの注意にアントンさん達ははっきりと頷く。
「修行した成果、城で惰眠をむさぼっている奴らに見せつけてやりますよ」
「任せて。レベルが上がった私の魔法で蹴散らしてやるわ」
「俺の弓技、見せてやる!」
――おおおぅ、アントンさん達カッコいい!
「私も澪ちゃん救出したらすぐ応援に駆けつけますから!」
ガッツポーズでやる気を見せる。
「俺達も忘れんなよ! おっさんでもやるときゃやるんだぜ!」
と常連のおっさん達。
――正直、このメンバーが一番不安です……
「決行は夕方A4時! 城が夜の支度で忙しい時間帯を狙う!」
ウィルドさんの一言に皆が、
「おー!!」
と一斉に声を上げた。
――いざ、決戦の時!
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