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109.十人目の製品
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「ねぇヤナギ」
ヲルが老人の袖を引っ張った。
「ヲル、何だい?」
「順調かな?もう50日は経った。ちゃんと拘束出来ているようだけど……」
「それは大丈夫だ。被検体、思ったより非力なうえ、四六時中失神している。初めの一週間でダメになっていたよ。体だけが再生されていく。哀れなもんだねぇ」
袖から力を抜いて、踵を返した。
「そう。じゃあ続き任せるよ。私ね、ラーメン屋で食券買って席ついて、ワクワクで待ってるお客さんの目の前でラーメンぶちまけてやるのが趣味なの」
「ん?ラーメン屋?」
「生きてたら今度行こうね」
ーーーーーー
天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。
天井が見えなくなった。
51。
大分全てがどうでもよくなって、気が付くときには残された左目から骨が突き出ていた。
ずっと体から音が聞こえる。
一日に一回、部屋が明るくなる。それも分からなくなった。
だんだん浮遊してくる。体が地面に吸い込まれる夢、バラバラになっていく。うん、かなり気持ちがいい。
ここはすごく心地が良い。
ーーーーーー
ベッドで寝ている。ここは心地良い、ずっとここにいたい。
隣に誰かいる。じゃまだよ。
「ね」
「……」
「じゃま」
「起きて」
「消えて」
何時間しても消える気配がない。僕はベッドから起き上がって、目を開けた。ここは広い。どこまでも地面が広がっている。
「なぁ」
「起きた?」
「じゃまなんだけど」
大人の女性が居た。見たことがある。誰だっけ。
「ごめんなさい。私のお願いを聞いてもらって」
「は?しらない」
「私があげた力のせいで……ヲルはこのために」
「あのー僕ねむいので、一人で寝たいので、消えてくださいぃー3秒数えまーす」
1、2、3。
「お願いだよ……だれも来んじゃねぇよ」
「お願い。起きて」
「起きてどうすんだよ!」
アレ?頭にちらつく。起きて何かしないといけないんじゃなかった?考えるのが面倒くさい。
「あんたはどうやったら消えてくれるの?」
「オトメ君が起きたら」
オトメ君、聞き覚えのある音。口が動いた。何かを呼ぼうとしている、でもあと一歩出てこない。
「───あうあう」
「起きて」
「行かなきゃ。いかなきゃ?」
ベッドから足を出そうとして吐き気がした。ここから出たくない。きっとそとはこわい。
「いやだ。そとはこわい。ここにいる。ずっといる」
女性は落胆した。視線が落ちる。言葉が喉で渋滞している。
しょうがないじゃないか、外は怖い。
布団を被ってうずくまった。ここはいい。外も広い。
「オトメ、ここで眠っているつもりか?」
男の声が聞こえる。初めて聞く声なのにすごく心地いい。僕には誰かすぐに分かった。
「キョウスケ、そこにいるの?」
「あぁ」
「ははははは、女の人だと思ってた」
「残念だったな」
「顔を見せて?」
布団をどかして顔を出す。赤い髪の男が立っていた。真っ赤のワイシャツ、黒いネクタイ姿の正装。僕よりも二回りも背丈が大きい。
「かっこいいね」
「ありがとう」
「ねぇキョウスケ、ごめんなさい、僕疲れた。もうダメ。代わって?」
キョウスケは僕に目線を合わせるように跪いた。
彼の笑顔が素敵、彼の目が素敵、ずっと一緒。あなたは私、私はあなた。
「私に任せてください」
それを聞いてすごく安心した。もう何も心配しなくていい。ずっとここにいよう。
女性は謝っていた。
「D9、ごめんなさいごめんなさい……」
「いいえ」
子守唄にはちょうど良かった。
ーーーーーー
「オトメ君?……ええぇと、会話を試みたが……返事なしと、これで40日目。実験開始から50日、良く持ってくれているよ。ありがとう」
「……」
そこにある人は人の形をしていなかった。部屋にはずっと血の匂いがしていて、換気扇が増えていた。
「一応これが最後のサンプルだ。この実験次第で倫理委員会を……」
老人が液体を人にかけようとする。
「あーあああーテスト」
血色のない綺麗な右手が液体の入った瓶を掴んだ。
「ん?助手はいないし呼んでないぞ」
右手は瓶を砕き、老人の手首をつかんだ。骨を折るまで一瞬だった。
「───あああああぁあ!」
「テスト終了。大丈夫そうだ。では始めようか」
人だったものはバキバキと音を立てていく。ひびが入る。中央から粘液まみれのヒトガタが姿を現した。
「はあぁ……あ!うん。空気が不味い最悪だ」
顔をぬぐった人は、三度深呼吸をすると、体から細い糸を大量に形成、一瞬にして自分の服を形づくった。真っ赤な服だった。真っ赤な髪、目と、とても似合っている。おおよそオトメとは言えない外見をしていた。
「PE.NO.D9ここに形成完了。オトメの自我はどこかに行った。代わりに私がお前たちを殺しに来た」
寄生虫に侵されていない。老人には実験失敗に映っただろう。
「D9?」
「ふむ、些か無粋ですね……キョウスケ、キョウスケと名乗ります。では、ありがとうドクターヤナギ」
声帯も変わって、オトメだと認識すらできなくなっていた。
『ヤナギ』Enemy!
相対レベル:‐78(回避補正:-99)
・武器:なし
・防具:白衣
・アクセサリー:ペンダント
他スキャンする?
ペンダントに腹が立った。
右腕の筋肉と骨を変形させて剣を形成した。
心臓へ一刺しした。すんなり入る。
体の中の寄生虫は全て支配した。個体数が多すぎたため一度体中を魔力で汚染し9割を死滅させた。今は適度な数を体の中で飼っている。彼らは私を食べる、私は再生する。ウィンウィン!
「絶命、速すぎだ。つまらん」
変形の力もこの老人の寄生虫によるものだ。
「いやホント、感謝してますよ」
「あ……」
D9、キョウスケは部屋から出て行った。施設内に笑い声が聞こえる。4秒後に悲鳴が聞こえた。断末魔も聞こえた。
無限に再生するD9を止められる者はここには誰一人いなかった。
ーーーーーー
「死んじゃったねヤナギ、ラーメン屋、行けなくなったね」
全方位モニターのある部屋にヲルが座っている。D9の覚醒を見届けたようだった。
「製造ナンバーD9、破壊者の名前にふさわしい面になったじゃないか。でも……まだ地獄が足りない。お前はもっと苦しんで死ねオトメキョウスケ」
ヲルが老人の袖を引っ張った。
「ヲル、何だい?」
「順調かな?もう50日は経った。ちゃんと拘束出来ているようだけど……」
「それは大丈夫だ。被検体、思ったより非力なうえ、四六時中失神している。初めの一週間でダメになっていたよ。体だけが再生されていく。哀れなもんだねぇ」
袖から力を抜いて、踵を返した。
「そう。じゃあ続き任せるよ。私ね、ラーメン屋で食券買って席ついて、ワクワクで待ってるお客さんの目の前でラーメンぶちまけてやるのが趣味なの」
「ん?ラーメン屋?」
「生きてたら今度行こうね」
ーーーーーー
天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。天井が見える。
天井が見えなくなった。
51。
大分全てがどうでもよくなって、気が付くときには残された左目から骨が突き出ていた。
ずっと体から音が聞こえる。
一日に一回、部屋が明るくなる。それも分からなくなった。
だんだん浮遊してくる。体が地面に吸い込まれる夢、バラバラになっていく。うん、かなり気持ちがいい。
ここはすごく心地が良い。
ーーーーーー
ベッドで寝ている。ここは心地良い、ずっとここにいたい。
隣に誰かいる。じゃまだよ。
「ね」
「……」
「じゃま」
「起きて」
「消えて」
何時間しても消える気配がない。僕はベッドから起き上がって、目を開けた。ここは広い。どこまでも地面が広がっている。
「なぁ」
「起きた?」
「じゃまなんだけど」
大人の女性が居た。見たことがある。誰だっけ。
「ごめんなさい。私のお願いを聞いてもらって」
「は?しらない」
「私があげた力のせいで……ヲルはこのために」
「あのー僕ねむいので、一人で寝たいので、消えてくださいぃー3秒数えまーす」
1、2、3。
「お願いだよ……だれも来んじゃねぇよ」
「お願い。起きて」
「起きてどうすんだよ!」
アレ?頭にちらつく。起きて何かしないといけないんじゃなかった?考えるのが面倒くさい。
「あんたはどうやったら消えてくれるの?」
「オトメ君が起きたら」
オトメ君、聞き覚えのある音。口が動いた。何かを呼ぼうとしている、でもあと一歩出てこない。
「───あうあう」
「起きて」
「行かなきゃ。いかなきゃ?」
ベッドから足を出そうとして吐き気がした。ここから出たくない。きっとそとはこわい。
「いやだ。そとはこわい。ここにいる。ずっといる」
女性は落胆した。視線が落ちる。言葉が喉で渋滞している。
しょうがないじゃないか、外は怖い。
布団を被ってうずくまった。ここはいい。外も広い。
「オトメ、ここで眠っているつもりか?」
男の声が聞こえる。初めて聞く声なのにすごく心地いい。僕には誰かすぐに分かった。
「キョウスケ、そこにいるの?」
「あぁ」
「ははははは、女の人だと思ってた」
「残念だったな」
「顔を見せて?」
布団をどかして顔を出す。赤い髪の男が立っていた。真っ赤のワイシャツ、黒いネクタイ姿の正装。僕よりも二回りも背丈が大きい。
「かっこいいね」
「ありがとう」
「ねぇキョウスケ、ごめんなさい、僕疲れた。もうダメ。代わって?」
キョウスケは僕に目線を合わせるように跪いた。
彼の笑顔が素敵、彼の目が素敵、ずっと一緒。あなたは私、私はあなた。
「私に任せてください」
それを聞いてすごく安心した。もう何も心配しなくていい。ずっとここにいよう。
女性は謝っていた。
「D9、ごめんなさいごめんなさい……」
「いいえ」
子守唄にはちょうど良かった。
ーーーーーー
「オトメ君?……ええぇと、会話を試みたが……返事なしと、これで40日目。実験開始から50日、良く持ってくれているよ。ありがとう」
「……」
そこにある人は人の形をしていなかった。部屋にはずっと血の匂いがしていて、換気扇が増えていた。
「一応これが最後のサンプルだ。この実験次第で倫理委員会を……」
老人が液体を人にかけようとする。
「あーあああーテスト」
血色のない綺麗な右手が液体の入った瓶を掴んだ。
「ん?助手はいないし呼んでないぞ」
右手は瓶を砕き、老人の手首をつかんだ。骨を折るまで一瞬だった。
「───あああああぁあ!」
「テスト終了。大丈夫そうだ。では始めようか」
人だったものはバキバキと音を立てていく。ひびが入る。中央から粘液まみれのヒトガタが姿を現した。
「はあぁ……あ!うん。空気が不味い最悪だ」
顔をぬぐった人は、三度深呼吸をすると、体から細い糸を大量に形成、一瞬にして自分の服を形づくった。真っ赤な服だった。真っ赤な髪、目と、とても似合っている。おおよそオトメとは言えない外見をしていた。
「PE.NO.D9ここに形成完了。オトメの自我はどこかに行った。代わりに私がお前たちを殺しに来た」
寄生虫に侵されていない。老人には実験失敗に映っただろう。
「D9?」
「ふむ、些か無粋ですね……キョウスケ、キョウスケと名乗ります。では、ありがとうドクターヤナギ」
声帯も変わって、オトメだと認識すらできなくなっていた。
『ヤナギ』Enemy!
相対レベル:‐78(回避補正:-99)
・武器:なし
・防具:白衣
・アクセサリー:ペンダント
他スキャンする?
ペンダントに腹が立った。
右腕の筋肉と骨を変形させて剣を形成した。
心臓へ一刺しした。すんなり入る。
体の中の寄生虫は全て支配した。個体数が多すぎたため一度体中を魔力で汚染し9割を死滅させた。今は適度な数を体の中で飼っている。彼らは私を食べる、私は再生する。ウィンウィン!
「絶命、速すぎだ。つまらん」
変形の力もこの老人の寄生虫によるものだ。
「いやホント、感謝してますよ」
「あ……」
D9、キョウスケは部屋から出て行った。施設内に笑い声が聞こえる。4秒後に悲鳴が聞こえた。断末魔も聞こえた。
無限に再生するD9を止められる者はここには誰一人いなかった。
ーーーーーー
「死んじゃったねヤナギ、ラーメン屋、行けなくなったね」
全方位モニターのある部屋にヲルが座っている。D9の覚醒を見届けたようだった。
「製造ナンバーD9、破壊者の名前にふさわしい面になったじゃないか。でも……まだ地獄が足りない。お前はもっと苦しんで死ねオトメキョウスケ」
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