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60.ファンタジー要素の発見
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僕ら四人はカルマの御厚意でその後4日滞在し、体力は完全回復、ザンゲノヤマを下ることにした。
「寂しくなるなオトメ、キリカ……エイル!」
「ミルザンドの場所、行き方がわかったら、またここに来るから、安心してくれな」
いつもの見送りのリーラとアサガサだ、ミルザンドを探すためについてくる気はないようだ。
「あぁ、期待しているよ、じゃあな」
「また来てくださいねお三方……あ、もう一人いましたね」
この時だけカエデは姿を現して、一瞬お辞儀をしてからまた姿を消した。
「ははは……恥ずかしいのかな?」
「リーラ、アサガサありがとう。刀も鍛えてもらって……ありがとう」
「また来ますから、リーラちゃんまたね!」
小さな二人は抱擁を交わし、僕は足を外に向けた。
「バァーイ、命の恩人カルマ」
四人が去るとカルマは心に穴が開いた気分だった。
しかしリーラだけはエイルに会えて本当に嬉しいと感じた。
「ったく、騒がしいやつらだ」
「そうでしたね……ミルザンド早く見つかるといいですね」
「そうだな、私たちの唯一の希望だ、けど……本当に見つかっていいのか?」
「リーラ様?」
「正直、見つかってほしい自分とそうでない自分がいるんだ、どうしてだろう?」
そんな場所があるのか、それはもう理想郷といってもいいのではないか?
彼らはそこから来たと言った……きっと本当だ、本当だ、本当だ。
ーーーーーー
「オトメ君これからどこに行くんだっけ?」
「南に行ってライラ先生に会いたいが……あの距離をもう一度は嫌だからな、西は山、北は寒い、だから東に行こうと思う……って昨日の夜に決めたはずだ」
「あれそうだっけ?」
僕ら四人は客間で一度集まってこれからを相談した。
その時にカエデが居間から和菓子とやらを盗んできた。
変な微笑みで僕らに配り、誰よりも早くむさぼり、喜んでいた。
甘い物が好きなのかな?
『ようかん』とかいったかな?美味しかったよ、すぐいらなくなる甘さだった、僕は好き。
そこでの決定はザンゲノヤマから東への進行、亜人の森がある……らしい。
なんかいきなりのファンタジーですねぇ!
カエデとの筆談での成果として、彼女はミルザンドから約一年前に任務を開始、ミルザンドを中心として南は海、北は既に開拓済みで『大都市マラサ』がある、東は未開拓でモンスターが強く未開拓、西は大型のダンジョンの発見、というわけで西からPE探し(殺し)を始めた。
結構前にギルドの先輩のリョウトさんが攻略してたな、その向こうに既に行ってたとは化け物だな。
と思ったが、ステルスで遠回りして駆け抜けたらしい。
ここまでで一か月、そしてECFの回線に接続ができなくなり、報告とか連絡ができなくなった。
そこでモンスターのようで人間のような、知性を持つ生き物に遭遇したという。
俗に言う『エルフ』や『ドワーフ』がいたらしい……信用していいのだろうか?
人語を理解するらしく、少し会話をしたみたいだ(よくやるな)。
PEの情報は得られなかったが、一つ。
その地点から南東に力を持つ種族がいる、我々に不可侵条約を結ぼうと交渉してきた、と。
PEが引きこもりを開始したと判断したカエデは、亜人族たちの姿をSEの撮影機能で記録した後、その方向に進行。
ーーーーーー
砂漠のような荒野が続いたり草原が入り混じっていた。
その先に彼女はみた。
特に何もなかった。
詳しく言うなら、そこにはそこそこおおきな湖があった。
人工物は全くなく、知性を持つ生物は確認できない。
もしかして水中にいるのかもと水面まで行き、覗き込む。
その時に気配がして左に避けたらしい。
後方に黒い何かがいたという。
亜人というよりは我々と同じ人であり、大戦斧をもつ人間、その台詞。
「ふかしん、ふかしん!おかしたな!ん……すこし人臭いなぁ、こりゃ悪ぅうい人間じゃん?」
先に攻撃してきたのは黒い人間、カエデは反撃したというが、向こうに加勢が加わり敗北、その時に声帯を引っこ抜かれたらしい。
その後はステルスで何とか逃げ出して、西へ西へ進行、ザンゲノヤマで回復した。
話を聞いていた僕らは完全に唖然であった。
こんな極秘任務を僕らに打ち明けるのは信用でいいのだろうか?
それでも他言は無用だ。
だから、つまりだ、僕らは東に進行すればミルザンドに着ける、そういうことだ。
けど行ってみて安全を確保できなければカルマを呼べない。
余裕ができたら……だな。
ーーーーーー
「南東は危険かもしれない……近づくのは避けよう。まずはその……亜人のいる森?そこに行ってみるんだ、そこで補給しつつミルザンドを目指そう」
「わかりました計画通りに決行ですね」
「りょーかい……といってもついてくだけだけどね。方向音痴発動はしません」
「……(そんなスキルあるのか)?」
ストレージに大量の燻製肉とか携帯食料とか、米とか、食べ物を大量にぶち込んで、東へ向かう。
ここは未開拓ではなかった、先駆者はカエデだったのだ。
一年前からきっと寂しかったのだろう、ようかんを食べている時は凄く……すごく可愛かった!!
それにしても、カエデを襲った人間が気になる、出来れば会いたくないな。
こんなに強いカエデを追い詰めたんだから、片目のない僕が戦っていい相手には思えない。
四人なら……やめておこう。
「そうだ、カエデ」
「?」
ゴンドラの上で質問した。
会話前に紙を出していた。
「ここから東の森、亜人の森は住民の反応とか見るかぎりはあまり知名度は高くないと思うんだけど……誰が命名したのかなーって。命名権利とかあるじゃん」
ザンゲノヤマではその森は噂のようなもので、都市伝説化していたものだった。
四日の内に「ここ以外に人の住むところは?」と聞き込みをしていた。
『私だ!』
速く繋ぎ書かれた文字にため息がでた。
全力で命名権利を使ったのだろう。
ECFの回線がここまでつながるようになったらカエデの付けた名前が表示されるのだろう。
「ははは……だっせ」
「(おい)」
ゴンドラは下に到着し、僕らは歩き出す。
それぞれの目的はなんだろう、僕は本当にECFに合流したいか?
少なくとも生きていることを伝える義務くらいはあるだろう。
カエデはいつパーティを出て行くかわからない。
一応はクニテツを殺した人間を見つけるまでだ。
キリカはどうだろう?ECFに戻りたいかな?
経験的に僕にはついてきてくれるだろう。
僕も彼女の力が必要だ、もはや相棒に近い。
エイルはまぁ何処まででもついてきてもらうつもりだ。
ライラ先生の公認だからね、いっそ一緒にECFに来てくれないかな……いやぁ訓練厳しいからねー。
僕にとって彼女は戦力でありこのパーティのマスコットてき要素をもっていると思う。人と会う時ゴリゴリの三人だけでは警戒されてしまうだろう。
ぜったい死なせない。
あれ以来エーテル場が安定しているらしく、魔術に期待だな。
なんだ……僕はこのパーティで一番弱いんじゃないのかな?
亜人の森に再生水があることを願う……願う!
そして僕らは森をひたすら歩き、川を見つけたり、ひたすらに進んだ。
そして一週間が経過した。
風呂に入りたいだの、髪を洗いたいだのうるさい人間がいた。
キリカだった。
川でいいだろ、別に。
ーーーーーー
そしてようやく見えてきた地獄の光、だったのだろうか、矢だった。
唐突に現れた衝撃、周囲を確認するが敵は確認できなかった。
「……」
カエデは僕の肩に手を置き、人差し指を立てて口に置く、黙れということだ。
するとカエデは前に出て、両手を上げてハンドガンを地面に落とした。
「……あの動きは……人間か?どう思う?自分の視力が信用ならない」
「そうだな、戦意なしのアピールだ、前にも同じ事があったな……きっと彼女だ、きっと何か用事があるのだろう、村までつれていこう」
「わかった」
不可視の会話の後、それは姿を現した。
目の前に二人、人間よりひと回り背が高く、緑色の髪と尖った耳、しなやかだか強靭な筋肉、それと弓矢。
あの威力は如何ほどだろうか、毒も塗られていそうだな、危険視しよう。
カエデが僕の方を見る。何?
「……」
「あぁ喋ってほしいのか……あの、この人の仲間なんですが、声が出なくなってしまったので代わりに僕が……」
思ったより優しい亜人達に連れていかれた場所は、彼らが発展させた村だった。
「寂しくなるなオトメ、キリカ……エイル!」
「ミルザンドの場所、行き方がわかったら、またここに来るから、安心してくれな」
いつもの見送りのリーラとアサガサだ、ミルザンドを探すためについてくる気はないようだ。
「あぁ、期待しているよ、じゃあな」
「また来てくださいねお三方……あ、もう一人いましたね」
この時だけカエデは姿を現して、一瞬お辞儀をしてからまた姿を消した。
「ははは……恥ずかしいのかな?」
「リーラ、アサガサありがとう。刀も鍛えてもらって……ありがとう」
「また来ますから、リーラちゃんまたね!」
小さな二人は抱擁を交わし、僕は足を外に向けた。
「バァーイ、命の恩人カルマ」
四人が去るとカルマは心に穴が開いた気分だった。
しかしリーラだけはエイルに会えて本当に嬉しいと感じた。
「ったく、騒がしいやつらだ」
「そうでしたね……ミルザンド早く見つかるといいですね」
「そうだな、私たちの唯一の希望だ、けど……本当に見つかっていいのか?」
「リーラ様?」
「正直、見つかってほしい自分とそうでない自分がいるんだ、どうしてだろう?」
そんな場所があるのか、それはもう理想郷といってもいいのではないか?
彼らはそこから来たと言った……きっと本当だ、本当だ、本当だ。
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「オトメ君これからどこに行くんだっけ?」
「南に行ってライラ先生に会いたいが……あの距離をもう一度は嫌だからな、西は山、北は寒い、だから東に行こうと思う……って昨日の夜に決めたはずだ」
「あれそうだっけ?」
僕ら四人は客間で一度集まってこれからを相談した。
その時にカエデが居間から和菓子とやらを盗んできた。
変な微笑みで僕らに配り、誰よりも早くむさぼり、喜んでいた。
甘い物が好きなのかな?
『ようかん』とかいったかな?美味しかったよ、すぐいらなくなる甘さだった、僕は好き。
そこでの決定はザンゲノヤマから東への進行、亜人の森がある……らしい。
なんかいきなりのファンタジーですねぇ!
カエデとの筆談での成果として、彼女はミルザンドから約一年前に任務を開始、ミルザンドを中心として南は海、北は既に開拓済みで『大都市マラサ』がある、東は未開拓でモンスターが強く未開拓、西は大型のダンジョンの発見、というわけで西からPE探し(殺し)を始めた。
結構前にギルドの先輩のリョウトさんが攻略してたな、その向こうに既に行ってたとは化け物だな。
と思ったが、ステルスで遠回りして駆け抜けたらしい。
ここまでで一か月、そしてECFの回線に接続ができなくなり、報告とか連絡ができなくなった。
そこでモンスターのようで人間のような、知性を持つ生き物に遭遇したという。
俗に言う『エルフ』や『ドワーフ』がいたらしい……信用していいのだろうか?
人語を理解するらしく、少し会話をしたみたいだ(よくやるな)。
PEの情報は得られなかったが、一つ。
その地点から南東に力を持つ種族がいる、我々に不可侵条約を結ぼうと交渉してきた、と。
PEが引きこもりを開始したと判断したカエデは、亜人族たちの姿をSEの撮影機能で記録した後、その方向に進行。
ーーーーーー
砂漠のような荒野が続いたり草原が入り混じっていた。
その先に彼女はみた。
特に何もなかった。
詳しく言うなら、そこにはそこそこおおきな湖があった。
人工物は全くなく、知性を持つ生物は確認できない。
もしかして水中にいるのかもと水面まで行き、覗き込む。
その時に気配がして左に避けたらしい。
後方に黒い何かがいたという。
亜人というよりは我々と同じ人であり、大戦斧をもつ人間、その台詞。
「ふかしん、ふかしん!おかしたな!ん……すこし人臭いなぁ、こりゃ悪ぅうい人間じゃん?」
先に攻撃してきたのは黒い人間、カエデは反撃したというが、向こうに加勢が加わり敗北、その時に声帯を引っこ抜かれたらしい。
その後はステルスで何とか逃げ出して、西へ西へ進行、ザンゲノヤマで回復した。
話を聞いていた僕らは完全に唖然であった。
こんな極秘任務を僕らに打ち明けるのは信用でいいのだろうか?
それでも他言は無用だ。
だから、つまりだ、僕らは東に進行すればミルザンドに着ける、そういうことだ。
けど行ってみて安全を確保できなければカルマを呼べない。
余裕ができたら……だな。
ーーーーーー
「南東は危険かもしれない……近づくのは避けよう。まずはその……亜人のいる森?そこに行ってみるんだ、そこで補給しつつミルザンドを目指そう」
「わかりました計画通りに決行ですね」
「りょーかい……といってもついてくだけだけどね。方向音痴発動はしません」
「……(そんなスキルあるのか)?」
ストレージに大量の燻製肉とか携帯食料とか、米とか、食べ物を大量にぶち込んで、東へ向かう。
ここは未開拓ではなかった、先駆者はカエデだったのだ。
一年前からきっと寂しかったのだろう、ようかんを食べている時は凄く……すごく可愛かった!!
それにしても、カエデを襲った人間が気になる、出来れば会いたくないな。
こんなに強いカエデを追い詰めたんだから、片目のない僕が戦っていい相手には思えない。
四人なら……やめておこう。
「そうだ、カエデ」
「?」
ゴンドラの上で質問した。
会話前に紙を出していた。
「ここから東の森、亜人の森は住民の反応とか見るかぎりはあまり知名度は高くないと思うんだけど……誰が命名したのかなーって。命名権利とかあるじゃん」
ザンゲノヤマではその森は噂のようなもので、都市伝説化していたものだった。
四日の内に「ここ以外に人の住むところは?」と聞き込みをしていた。
『私だ!』
速く繋ぎ書かれた文字にため息がでた。
全力で命名権利を使ったのだろう。
ECFの回線がここまでつながるようになったらカエデの付けた名前が表示されるのだろう。
「ははは……だっせ」
「(おい)」
ゴンドラは下に到着し、僕らは歩き出す。
それぞれの目的はなんだろう、僕は本当にECFに合流したいか?
少なくとも生きていることを伝える義務くらいはあるだろう。
カエデはいつパーティを出て行くかわからない。
一応はクニテツを殺した人間を見つけるまでだ。
キリカはどうだろう?ECFに戻りたいかな?
経験的に僕にはついてきてくれるだろう。
僕も彼女の力が必要だ、もはや相棒に近い。
エイルはまぁ何処まででもついてきてもらうつもりだ。
ライラ先生の公認だからね、いっそ一緒にECFに来てくれないかな……いやぁ訓練厳しいからねー。
僕にとって彼女は戦力でありこのパーティのマスコットてき要素をもっていると思う。人と会う時ゴリゴリの三人だけでは警戒されてしまうだろう。
ぜったい死なせない。
あれ以来エーテル場が安定しているらしく、魔術に期待だな。
なんだ……僕はこのパーティで一番弱いんじゃないのかな?
亜人の森に再生水があることを願う……願う!
そして僕らは森をひたすら歩き、川を見つけたり、ひたすらに進んだ。
そして一週間が経過した。
風呂に入りたいだの、髪を洗いたいだのうるさい人間がいた。
キリカだった。
川でいいだろ、別に。
ーーーーーー
そしてようやく見えてきた地獄の光、だったのだろうか、矢だった。
唐突に現れた衝撃、周囲を確認するが敵は確認できなかった。
「……」
カエデは僕の肩に手を置き、人差し指を立てて口に置く、黙れということだ。
するとカエデは前に出て、両手を上げてハンドガンを地面に落とした。
「……あの動きは……人間か?どう思う?自分の視力が信用ならない」
「そうだな、戦意なしのアピールだ、前にも同じ事があったな……きっと彼女だ、きっと何か用事があるのだろう、村までつれていこう」
「わかった」
不可視の会話の後、それは姿を現した。
目の前に二人、人間よりひと回り背が高く、緑色の髪と尖った耳、しなやかだか強靭な筋肉、それと弓矢。
あの威力は如何ほどだろうか、毒も塗られていそうだな、危険視しよう。
カエデが僕の方を見る。何?
「……」
「あぁ喋ってほしいのか……あの、この人の仲間なんですが、声が出なくなってしまったので代わりに僕が……」
思ったより優しい亜人達に連れていかれた場所は、彼らが発展させた村だった。
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