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46.カルマ
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「うっ……耳が……みみが」
「今頃気づいたか」
急に高度を上げたためか、三人全員が耳に違和感を覚えていた。
「しばらくすれば治るだろ、それでー、エイル、家はどこだ?」
「こちらです、ついてきてください」
エイルの後ろにキリカと二人でついていく。
建物がミルザンドより高さがあるようだ。
一度塔にでも登って周りを見てみたい。
おや、天井に猫でもいるのだろうか、裏路地の幅を易々と飛び越えていた。
「ここを曲がります」
「おう」
「……あとは?」
「直線です」
「便利だな!」
街が平坦なため、道が曲がりくねっていない。
カクカクな街だな。
「木製建造物と石造建造物、混じっているな……武器屋とかは?」
「はいはい、エイルちゃんの家行ったら行きましょうね……って、数日前に剣もらったばかりでしょ!」
「いやぁその、ナイフを増やしたいというか、エイルの近接武器とか……」
「なるほど……優しいね」
「はぁ!違うし!敵が出てきた時、身を守るのが魔法以外にあってもいいだろ!」
「そうねーフフフ……優しいわけじゃなもんね」
「……ここです」
たどり着いた場所、家かと思ったが面食らった。
建造物というくらいの立派な大きさのものはなかったが、小さな立派な墓標があった。
「エイル、ミスったか?」
「いいえ、ここです」
「家はどうなったのかしら?」
僕が周りを見渡し、キョウスケの機能でズームすると、家の焼け焦げた骨組みが見てとれた。
「ここが……家か……立派だな」
エイルはその墓標に手を触れた。
石製のそれには名前が刻まれて……
「石ではありません、白魔石です」
「キョウスケ、なんだそれ?」
「魔力をはじく効果が期待できる希少な物質です。金属に酷似。墓標に使う白魔石は純度が低いものが使われます。魔除け……を理由としているらしいです。他、純度が高いものは……」
「もういいよ、ありがとう」
名前は計41名、多いと感じてしまった。
いや、一人だったら少ないと感じていたか?
同じ命だ。
「サモンウィリット……だったか?もしかして」
「私以外、全員が刻まれています……ね」
エイルの家以外の名前も刻まれている。
大方、被害の大きかったサモンウィリット家の土地の処理を面倒……いや、被害を象徴して墓標を作った、そんなとこだろう。
「二年ぶり……ただいま!」
後ろから見たエイルは、完全に墓参りのそれだった。
どうしてだろう、僕が完全に皮肉れていたか、それを美しいと思ってしまった。
一方のキリカは隣で座ってエイルの髪をなでていた。
「涙は良い鎮痛剤らしいぞ」
「オトメさん……!」
「エイルちゃん、泣いていいよ、ここには私とオトメ君がいるからさ」
天気がいいな、これならエイルの涙跡も乾かしてくれる……ってえ?
Ee?
攻撃予測!?
「西方二キロから……」
「二キロだとっ!」
左を向く、すると歪んだ空間を発見。
「ソニック……」
「ブー……むっっ!お前ら、避けろっ!!」
避けろって、ドコに?
別にいい、ここでない所なら!
僕の声と同時にキリカがエイルを担ぎ、その場から十メートル離れた(速いです、かなり)。
僕は、エネルギーの塊のそれを目視で……速すぎる!
音速を超えているのか、いや、少し聞こえるか?
僕の視界を過ぎて行ったソレは僕の横で着弾した。肺が縮む。
衝撃と爆風といえばいいか、それは砲弾と間違えてしまう。
視界がはっきりしたころ、予想はしていたが。
「あぁぁぁぁ……」
「ウソ……」
「当てやがったな……!」
墓標は粉々に砕けていた。
僕は見えないところからの攻撃を睨んだ。
いや、どこいるんだし。
ここからすぐに離れるべきか。
「キリカ、エイル、離れるぞ……管理者達か仇の野郎かも……っておい、エイル!」
「今はダメ、オトメ君、私が担ぐから、行こう」
二人でうなづいて墓標の元を去った。
あれは見覚えがある攻撃手段だ。
そう、魔術ではない。
僕らはとりあえず人の気配のない裏路地で休むことにした。
「あれは銃弾だ」
「銃弾って……オトメ君の言動からすると二キロ先から撃ってきたんだよね?」
「そうだ」
「ありえる?」
「一般人なら……無理だろ」
「スナイパーライフルでも、ECFの先輩が射程一キロが限界って言っていたよ」
「あの威力と射程、考えたくないが……対物ライフル……とか?」
「なにそれ」
「キリカ……お前はなにを学んだんだよ。いいか、簡単に言うと、バカデッカイ銃だ。でも、扱うことのできる人間なんて限られてる。立って撃てないと思うよキリカなら」
「管理者、ライヴにそんな銃を使う人いたかな?」
「どうかな……あいつらの力は計り知れないから」
僕はゴールドグリップを思い出していた。
「化け物ばかりだからなぁホント」
頬を少し掻いて上を見ていた。
僕らはここまで来て安心できないのか。
「そういえばキリカ、エイルは?」
「エイルちゃん?大丈夫?」
「少し……」
キリカがエイルを降ろして、椅子っぽい箱に座らせた。
「なぁエイル、早速で悪いがエイルの仇は銃を使うのか?」
「……いいえ、警備隊の人しか持てない銃なんて高価なもの、アイツが持っているとは思えないです」
「じゃあ違うな」
「どうしたのオトメ君?」
ため息が出た。
「敵が二人に増えたってことだ」
「うわぁ……めんどくさ……」
「アレ?僕ってば『なんて……こと!』って反応を期待したんですけど!意外と落ち着いているというか、前向きではないですが、落ち着いてますねキリカさーん!」
「落ち着いては……ないかな。普通に怖いし。オトメ君が攻撃を教えてくれなかったら、私とエイルちゃんは今頃……」
「あ、確かにーハハハ、まぁ直撃じゃなかったし……噓です、よかったな怪我なくて」
「うん、ありがとう」
表情以上にキリカとエイルは委縮していたようだ。
ECFで訓練を受けたキリカはかろうじて僕の指示で動けたが。
ライフル野郎は接近してくるだろうか、狙いはPEの僕か?
まぁそうだろうな。
危険視すべきだろう。
ここより高度が高い山は西方のみ、建物を上手く使うようにしよう。
接近してきたら……その時考えよう。
「少し疲れたな、宿でも取ろうか」
その時エイルが手を挙げた。
「あの……あてがあります」
エイルは墓標に刻まれていなかった、昔馴染みがいると言った。
行ってきた。
「ようこそ我が家、『カルマ家』へ!」
「久しぶりリーラ」
「あぁ二年ぶりだね、墓標に名前が無かったから生きていると思ったのだけど、探しても探しても……生きていてくれてありがとう」
「うん……そう言ってくれるだけでうれしいよ」
「スキャン開始」
『リーラ・カルマ』Green
相対レベル:‐40
・武器:カルマ家のナイフ(炎属性、魔具)
・防具:特性カルマ装束(日本の伝統衣装に酷似)
・アクセサリー:災禍のピアス
他スキャンを実行していません。
「なんだそれ、つーか家デカ」
「それで……無茶なおねがいをしたいんだけど……しばらくの間、泊めてくれな」
「いいよ!何日でも泊まっていきなよ!もう私泣きそうだよ!」
「あ、ありがとう。さ、三人なんだけど……」
「何人でもいいよ!……えっと、私はリーラ・カルマよろしくね」
リーラと名乗るエイルより少し身長の大きな少女は、僕ら二人に向けてお辞儀をした。
綺麗な赤い生地の服に金の巧妙な装飾、魔力を感じる。
髪はショートヘア、赤が基調で、襟足が黒色。
サモンウィリット家同等、名家とか、そんなものだろうか?
「僕はオトメ、女じゃないぞ。武器はたくさんもってるが、使わないから安心してくれ……ほしいです」
「私はキリカ、ただのキリカ、刀は持ってるけど、オトメ君同様に気にしないで」
「よろしく」
リーラは何の疑いもなく握手を求めてきた。
キリカは何か凄く嬉しそうだった。
それを僕は二秒、キリカはその十倍握っていた。
そうか、いつも人に怖がられていたんだっけ?
「まだ夕ご飯まで時間があるから、家を案内させてもらうよ」
「ありがとうリーラ、お返しは必ず」
「いいんだよ、我が親友エイルが生きていて、その友人……私が君たちをもてなすのに、これ以上の理由はないよ」
「……本当に感謝する。あとで話をしたい、四人でも、この家の他の人も交えても構わない」
「わかった、ワケアリそうだしね」
僕は敵二人から身を隠させてほしいと頼んだ。
即答だった。
「いいよ」
話し合いは案内終了後、大広間において僕ら三人と、カルマ家本家(分家もあるらしいけど)の人達とで行われた。
「いいのか?この家にも危険が……」
「カルマ家はそんなに弱くないよ。あまり言いたくないけど、カニバ族の人間がサモンウィリット家を襲ったのは我らより弱かったからだと思う」
「そうか……え、じゃあカルマ家って名家中の名家では!?」
「だから安心してくれ、私たちの敷地内にいる限りは君たちを守ろう」
「重ね重ね礼を言うよ」
この後飯を食べ(おいしかった)、寝室を与えられた。
エイルの話によると、エイル自身は友達のいない、図書館で本ばかり読んで人と関わろうとしないいわゆる陰の者という噂があったらしい。迷惑がっていた。そこに興味を持ったリーラが押し寄せてきて、友達になった……らしい。
うん、好奇心の旺盛なお嬢様だ。
エイルの唯一の友である。
さて、少し遅れたが、明日から情報収集だ!
「今頃気づいたか」
急に高度を上げたためか、三人全員が耳に違和感を覚えていた。
「しばらくすれば治るだろ、それでー、エイル、家はどこだ?」
「こちらです、ついてきてください」
エイルの後ろにキリカと二人でついていく。
建物がミルザンドより高さがあるようだ。
一度塔にでも登って周りを見てみたい。
おや、天井に猫でもいるのだろうか、裏路地の幅を易々と飛び越えていた。
「ここを曲がります」
「おう」
「……あとは?」
「直線です」
「便利だな!」
街が平坦なため、道が曲がりくねっていない。
カクカクな街だな。
「木製建造物と石造建造物、混じっているな……武器屋とかは?」
「はいはい、エイルちゃんの家行ったら行きましょうね……って、数日前に剣もらったばかりでしょ!」
「いやぁその、ナイフを増やしたいというか、エイルの近接武器とか……」
「なるほど……優しいね」
「はぁ!違うし!敵が出てきた時、身を守るのが魔法以外にあってもいいだろ!」
「そうねーフフフ……優しいわけじゃなもんね」
「……ここです」
たどり着いた場所、家かと思ったが面食らった。
建造物というくらいの立派な大きさのものはなかったが、小さな立派な墓標があった。
「エイル、ミスったか?」
「いいえ、ここです」
「家はどうなったのかしら?」
僕が周りを見渡し、キョウスケの機能でズームすると、家の焼け焦げた骨組みが見てとれた。
「ここが……家か……立派だな」
エイルはその墓標に手を触れた。
石製のそれには名前が刻まれて……
「石ではありません、白魔石です」
「キョウスケ、なんだそれ?」
「魔力をはじく効果が期待できる希少な物質です。金属に酷似。墓標に使う白魔石は純度が低いものが使われます。魔除け……を理由としているらしいです。他、純度が高いものは……」
「もういいよ、ありがとう」
名前は計41名、多いと感じてしまった。
いや、一人だったら少ないと感じていたか?
同じ命だ。
「サモンウィリット……だったか?もしかして」
「私以外、全員が刻まれています……ね」
エイルの家以外の名前も刻まれている。
大方、被害の大きかったサモンウィリット家の土地の処理を面倒……いや、被害を象徴して墓標を作った、そんなとこだろう。
「二年ぶり……ただいま!」
後ろから見たエイルは、完全に墓参りのそれだった。
どうしてだろう、僕が完全に皮肉れていたか、それを美しいと思ってしまった。
一方のキリカは隣で座ってエイルの髪をなでていた。
「涙は良い鎮痛剤らしいぞ」
「オトメさん……!」
「エイルちゃん、泣いていいよ、ここには私とオトメ君がいるからさ」
天気がいいな、これならエイルの涙跡も乾かしてくれる……ってえ?
Ee?
攻撃予測!?
「西方二キロから……」
「二キロだとっ!」
左を向く、すると歪んだ空間を発見。
「ソニック……」
「ブー……むっっ!お前ら、避けろっ!!」
避けろって、ドコに?
別にいい、ここでない所なら!
僕の声と同時にキリカがエイルを担ぎ、その場から十メートル離れた(速いです、かなり)。
僕は、エネルギーの塊のそれを目視で……速すぎる!
音速を超えているのか、いや、少し聞こえるか?
僕の視界を過ぎて行ったソレは僕の横で着弾した。肺が縮む。
衝撃と爆風といえばいいか、それは砲弾と間違えてしまう。
視界がはっきりしたころ、予想はしていたが。
「あぁぁぁぁ……」
「ウソ……」
「当てやがったな……!」
墓標は粉々に砕けていた。
僕は見えないところからの攻撃を睨んだ。
いや、どこいるんだし。
ここからすぐに離れるべきか。
「キリカ、エイル、離れるぞ……管理者達か仇の野郎かも……っておい、エイル!」
「今はダメ、オトメ君、私が担ぐから、行こう」
二人でうなづいて墓標の元を去った。
あれは見覚えがある攻撃手段だ。
そう、魔術ではない。
僕らはとりあえず人の気配のない裏路地で休むことにした。
「あれは銃弾だ」
「銃弾って……オトメ君の言動からすると二キロ先から撃ってきたんだよね?」
「そうだ」
「ありえる?」
「一般人なら……無理だろ」
「スナイパーライフルでも、ECFの先輩が射程一キロが限界って言っていたよ」
「あの威力と射程、考えたくないが……対物ライフル……とか?」
「なにそれ」
「キリカ……お前はなにを学んだんだよ。いいか、簡単に言うと、バカデッカイ銃だ。でも、扱うことのできる人間なんて限られてる。立って撃てないと思うよキリカなら」
「管理者、ライヴにそんな銃を使う人いたかな?」
「どうかな……あいつらの力は計り知れないから」
僕はゴールドグリップを思い出していた。
「化け物ばかりだからなぁホント」
頬を少し掻いて上を見ていた。
僕らはここまで来て安心できないのか。
「そういえばキリカ、エイルは?」
「エイルちゃん?大丈夫?」
「少し……」
キリカがエイルを降ろして、椅子っぽい箱に座らせた。
「なぁエイル、早速で悪いがエイルの仇は銃を使うのか?」
「……いいえ、警備隊の人しか持てない銃なんて高価なもの、アイツが持っているとは思えないです」
「じゃあ違うな」
「どうしたのオトメ君?」
ため息が出た。
「敵が二人に増えたってことだ」
「うわぁ……めんどくさ……」
「アレ?僕ってば『なんて……こと!』って反応を期待したんですけど!意外と落ち着いているというか、前向きではないですが、落ち着いてますねキリカさーん!」
「落ち着いては……ないかな。普通に怖いし。オトメ君が攻撃を教えてくれなかったら、私とエイルちゃんは今頃……」
「あ、確かにーハハハ、まぁ直撃じゃなかったし……噓です、よかったな怪我なくて」
「うん、ありがとう」
表情以上にキリカとエイルは委縮していたようだ。
ECFで訓練を受けたキリカはかろうじて僕の指示で動けたが。
ライフル野郎は接近してくるだろうか、狙いはPEの僕か?
まぁそうだろうな。
危険視すべきだろう。
ここより高度が高い山は西方のみ、建物を上手く使うようにしよう。
接近してきたら……その時考えよう。
「少し疲れたな、宿でも取ろうか」
その時エイルが手を挙げた。
「あの……あてがあります」
エイルは墓標に刻まれていなかった、昔馴染みがいると言った。
行ってきた。
「ようこそ我が家、『カルマ家』へ!」
「久しぶりリーラ」
「あぁ二年ぶりだね、墓標に名前が無かったから生きていると思ったのだけど、探しても探しても……生きていてくれてありがとう」
「うん……そう言ってくれるだけでうれしいよ」
「スキャン開始」
『リーラ・カルマ』Green
相対レベル:‐40
・武器:カルマ家のナイフ(炎属性、魔具)
・防具:特性カルマ装束(日本の伝統衣装に酷似)
・アクセサリー:災禍のピアス
他スキャンを実行していません。
「なんだそれ、つーか家デカ」
「それで……無茶なおねがいをしたいんだけど……しばらくの間、泊めてくれな」
「いいよ!何日でも泊まっていきなよ!もう私泣きそうだよ!」
「あ、ありがとう。さ、三人なんだけど……」
「何人でもいいよ!……えっと、私はリーラ・カルマよろしくね」
リーラと名乗るエイルより少し身長の大きな少女は、僕ら二人に向けてお辞儀をした。
綺麗な赤い生地の服に金の巧妙な装飾、魔力を感じる。
髪はショートヘア、赤が基調で、襟足が黒色。
サモンウィリット家同等、名家とか、そんなものだろうか?
「僕はオトメ、女じゃないぞ。武器はたくさんもってるが、使わないから安心してくれ……ほしいです」
「私はキリカ、ただのキリカ、刀は持ってるけど、オトメ君同様に気にしないで」
「よろしく」
リーラは何の疑いもなく握手を求めてきた。
キリカは何か凄く嬉しそうだった。
それを僕は二秒、キリカはその十倍握っていた。
そうか、いつも人に怖がられていたんだっけ?
「まだ夕ご飯まで時間があるから、家を案内させてもらうよ」
「ありがとうリーラ、お返しは必ず」
「いいんだよ、我が親友エイルが生きていて、その友人……私が君たちをもてなすのに、これ以上の理由はないよ」
「……本当に感謝する。あとで話をしたい、四人でも、この家の他の人も交えても構わない」
「わかった、ワケアリそうだしね」
僕は敵二人から身を隠させてほしいと頼んだ。
即答だった。
「いいよ」
話し合いは案内終了後、大広間において僕ら三人と、カルマ家本家(分家もあるらしいけど)の人達とで行われた。
「いいのか?この家にも危険が……」
「カルマ家はそんなに弱くないよ。あまり言いたくないけど、カニバ族の人間がサモンウィリット家を襲ったのは我らより弱かったからだと思う」
「そうか……え、じゃあカルマ家って名家中の名家では!?」
「だから安心してくれ、私たちの敷地内にいる限りは君たちを守ろう」
「重ね重ね礼を言うよ」
この後飯を食べ(おいしかった)、寝室を与えられた。
エイルの話によると、エイル自身は友達のいない、図書館で本ばかり読んで人と関わろうとしないいわゆる陰の者という噂があったらしい。迷惑がっていた。そこに興味を持ったリーラが押し寄せてきて、友達になった……らしい。
うん、好奇心の旺盛なお嬢様だ。
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