上 下
45 / 646
拓夢の話2

やっぱり、好きだよ

しおりを挟む
俺は、電車に乗って凛を家に連れて帰ってきた。玄関の鍵を開けて、凛を家に入れる。

「凛、温かい飲み物入れるよ」

そう言って、俺は凛を椅子に座らせようとした

瞬間だった………!!

「拓夢」

凛は、俺にキスをしてきた。

「どうしたの?」

「キスしたいの、駄目?」

「駄目じゃないよ」

俺は、凛の求めるままにキスを受け入れた。凛は、俺の手をTシャツの中に入れさせようとする。

「凛」

「最後までしなくていいから…」

「旦那さんと約束しちゃった?」

凛は、ゆっくり頷いた。

「明日は、出来る?」

凛は、涙目で俺を見つめて頷いた。

「じゃあ、凛をいかしてあげる」

「拓夢」

「中途半端だったせいで、モヤモヤしてるんだろ?」

俺は、凛の涙を拭った。

「手洗ってくる」

「私も…」

俺は、凛と洗面所にやって来る。

「一緒に洗ってあげる」

そう言って、俺は凛の手を掴んだ。泡のハンドソープを使いながら優しく手を絡ませて洗う。指を絡ませあったりする。凛は、俺の顔を見つめて恥ずかしそうに笑う。

「凛」

「何かエロいね」

「確かにね」

ヌルヌルとする感触と二人の手が絡み付いていく。

「拓夢」

そう言った凛の顔を覗き込んだらキスをしてくる。手の感触に合わせて、凛は舌を入れてくる。さっきの子にも、こんなエロいキスしたのか?ヤキモチが沸き上がってくる。

「ハァ、ハァ」

凛の息が漏れるのがわかる。俺は、もっと深く舌を絡ませる。凛が、感じてくれてるのがわかる。指をギュッーと握りしめてくる。

「流すよ」

意地悪をして、唇を離した。凛は、頷いた。俺は、優しく凛の手を流す。フェイスタオルを取って、指を一本一本焦らすように拭いていく。凛は、焦れったいみたいに何度も何度も俺を見つめる。俺は、キスをしながらTシャツの背中に手を入れて凛のブラジャーのホックを外した。

「拓夢」

唇を話すと凛は、もう待ちきれないという顔をしている。

「大変な事になってる?」

俺は、凛の顔を見つめて言った。

「なってる」

凛は、恥ずかしそうにしながらそう言った。俺は、やっぱり凛が好きだ。

「凛見せて」

そう言った俺の手を凛は、下半身に入れてくれる。

「凄い、エロい」

凛は、恥ずかしそうに俯いていて俺はゆっくり指を入れていく。

「ここでする?」

「どこでもいいよ」

「凛をいかしてあげる」

「拓夢は?」

「俺は、我慢する」

「明日まで?」

「うん」

「じゃあ、一緒にしよう」

「いれないでって事?」

「うん」

「わかった」

俺は、凛をベッドに連れていく。真っ暗闇に、昨日みたいに家電製品の明かりが凛を照らし出す。それだけで、思い出して興奮してきた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

先生、生徒に手を出した上にそんな淫らな姿を晒すなんて失格ですよ

ヘロディア
恋愛
早朝の教室に、艶やかな喘ぎ声がかすかに響く。 それは男子学生である主人公、光と若手美人女性教師のあってはならない関係が起こすものだった。 しかしある日、主人公の数少ない友達である一野はその真実に気づくことになる…

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

王妃の私には妾妃の貴女の考えなどお見通し

麻宮デコ@ざまぁSS短編
恋愛
王太子妃となったミリアリアは不妊症であると医者に告げられ嘆き悲しむ。 そんなミリアリアに従妹のクローディアは自分が代わりに王の子供を産むと宣言した。 世継ぎを産み育てる役割だけはクローディアに。 それ以外の役割はミリアリアに。 そして宣言通り、クローディアは王子を出産した。 月日が経ち、ミリアリアは王太子妃から王妃になったが、そんな中で夫である王が急死してしまった。 ミリアリアはまだ年若い王子に王位を継がせずに自分が即位することにし、今まで表に出せなかった真実を露わにしていく。 全4話。

選ばれたのは美人の親友

杉本凪咲
恋愛
侯爵令息ルドガーの妻となったエルは、良き妻になろうと奮闘していた。しかし突然にルドガーはエルに離婚を宣言し、あろうことかエルの親友であるレベッカと関係を持った。悔しさと怒りで泣き叫ぶエルだが、最後には離婚を決意して縁を切る。程なくして、そんな彼女に新しい縁談が舞い込んできたが、縁を切ったはずのレベッカが現れる。

夫を愛することはやめました。

杉本凪咲
恋愛
私はただ夫に好かれたかった。毎日多くの時間をかけて丹念に化粧を施し、豊富な教養も身につけた。しかし夫は私を愛することはなく、別の女性へと愛を向けた。夫と彼女の不倫現場を目撃した時、私は強いショックを受けて、自分が隣国の王女であった時の記憶が蘇る。それを知った夫は手のひらを返したように愛を囁くが、もう既に彼への愛は尽きていた。

50歳前の離婚

家紋武範
恋愛
 子なしの夫婦。夫は妻から離婚を切り出された。  子供が出来なかったのは妻に原因があった。彼女はそれを悔いていた。夫の遺伝子を残したいと常に思っていたのだ。  だから別れる。自分以外と結婚して欲しいと願って。

【完結】愛に裏切られた私と、愛を諦めなかった元夫

紫崎 藍華
恋愛
政略結婚だったにも関わらず、スティーヴンはイルマに浮気し、妻のミシェルを捨てた。 スティーヴンは政略結婚の重要性を理解できていなかった。 そのような男の愛が許されるはずないのだが、彼は愛を貫いた。 捨てられたミシェルも貴族という立場に翻弄されつつも、一つの答えを見出した。

【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!

ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、 1年以内に妊娠そして出産。 跡継ぎを産んで女主人以上の 役割を果たしていたし、 円満だと思っていた。 夫の本音を聞くまでは。 そして息子が他人に思えた。 いてもいなくてもいい存在?萎んだ花? 分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。 * 作り話です * 完結保証付き * 暇つぶしにどうぞ

処理中です...