32 / 81
朝の騒動
しおりを挟む
翌朝、眩しい太陽の光に眉を寄せて目を開けると見知らぬ真っ白な天井があった。
そうだ、レオンハルトの寮の部屋に泊まったんだっけ。
まだボーッとする中、起き上がると窓の傍にレオンハルトがいた。
白い制服に着替えていて、俺と目が合うと太陽の光に負けないほど眩しい笑顔を浮かべていた。
おはようと挨拶をすると、レオンハルトがベッドに近付いてきて上半身を起こしただけの俺の上に多い被さってきた。
ビックリして、ボーッとしていた頭が覚醒してきた。
「れ、レオンハルト…朝からどうしたんだ?」
「まだ梓馬が寝ぼけ顔だったから、起こしてやろうと思ってな」
そう言ったレオンハルトは俺の頬に触れて、唇を合わせてきた。
もう目が覚めたから、その必要はないと言う暇もなくレオンハルトの舌が入ってきた。
くちゅくちゅと混ざり合う音がして、朝勃ちしていたものがピクンと反応する。
レオンハルトに撫でられて、思わずレオンハルトの腕を掴んだ。
さすがに朝にそんな事をしていたら遅刻してしまう。
「レオンハルト、ダメだ」と言うと「梓馬は我慢出来るのか?」と言われた。
トイレで抜くから大丈夫だ、だから触らないでくれ。
「梓馬、もう抜くだけで我慢出来ないと思うが?」
「…ど、どういう事だよ」
「中に熱いのがないと、イけないだろ?」
耳元でそう熱のある声で言われて、そんなわけないと自分に言い聞かせるが…レオンハルトの声に反応して尻の奥が疼いた。
「いや、大丈夫だ」
「そうか?昨日の夜を想像して、梓馬のここは熱くなっているぞ?」
レオンハルト、俺が妄想で発情すると思ってるんだな。
…否定はしない、実際そう言われたら素直に下半身が反応したからな。
でも尻に突っ込まれないとイけないほど、俺はまだ変わっていない!
俺は男なんだ、突っ込まれるより突っ込みたいんだ。
レオンハルトのは注がれないといけないから仕方ないんだ、本当は俺が突っ込みたい…男なら当然だ。
未使用の童貞が何を言ってるんだと思われるが、俺はまだ主導権を諦めたわけではない!
「…トイレで抜いてくる」
「そう…じゃあ僕はもう行くから、朝食のパンは食堂にあるよ」
「分かった、ありがとう」
「それと基本この寮には規則はないが、自分の部屋の戸締りは必ずする事…夜に部屋の外を出歩かない事…分かったね」
レオンハルトが真剣な眼差しで言うから頷くと、部屋を出ていった。
なんでかは分からないが、そんな事を考える前に窮屈な下半身を鎮めようとトイレに向かった。
最後微笑みながら去っていったが、俺が一人でイけないと思ってるんだな。
そんなわけないだろ、今まで自慰をしていたし性欲はそんなになかったんだ。
そして俺は数分後、絶望した顔でトイレから出てきた。
あれ?なんでだろう、俺…朝勃ちしていた筈なのに…
擦れば勿論気持ちがいいし、先走りも出た…しかし…イくほどではなかった。
前でイけなくなった?…そ、そんなわけないだろ…ははは…
笑っているが、窮屈な下半身は何の変化もなく…このまま学園に行ったら変態扱いだ。
レオンハルトの言う通りなのが悔しいが、恐る恐る後ろに指を這わせた。
ビクッと反応して、ゆっくりと中に入れてると前では感じなかった快楽が生まれた。
嘘だろ、こんなところで…前を弄るとさっきと違い濡れていた。
嫌だと思っていても、手が止まらず夢中になって中を擦った。
たまに一番気持ちいいしこりに指が当たると声が出てしまう。
でも強すぎる快楽が怖くて、そこを触れるのを避けて中を擦る。
「ぁ…ふっ、あぁっ…」
イきそうになり、指を根元まで入れると精液を吐き出した。
白く汚れた手を見つめながら、俺は変態になってしまったのかと落ち込んだ。
トイレットペーパーで汚れた下半身を拭いて、洗面台で手を洗った。
朝食を食べる前に風呂にでも入るかな、さっぱり洗い流したい。
レオンハルトが先に行ってくれて良かった、こんなところ見られたらなんて言われるか…
そう思って洗面所のドアを開けると、頭が真っ白になった。
「な、なんで…先に学園に行ったんじゃ」
「あんな状態の梓馬を置いていけるわけないだろ…まぁ、この様子だと心配はいらなかったようだな」
「……見てたんだな、レオンハルト」
「いいものを見せてもらったよ、ありがとう」
「お礼なんか言うな!俺を見るな!」
羞恥心で顔が赤くなり、レオンハルトを押し退けて慌てて部屋に戻った。
散々俺の痴態を見られているが、自慰を見られるのは違った恥ずかしさがある。
しかも指を突っ込んでいたなんて…もうレオンハルトには会いたくない。
部屋とはいえ、俺の制服があるのはレオンハルトの部屋だからレオンハルトが自由に入れるじゃないかと入ってから気付いた。
そうだ、レオンハルトの寮の部屋に泊まったんだっけ。
まだボーッとする中、起き上がると窓の傍にレオンハルトがいた。
白い制服に着替えていて、俺と目が合うと太陽の光に負けないほど眩しい笑顔を浮かべていた。
おはようと挨拶をすると、レオンハルトがベッドに近付いてきて上半身を起こしただけの俺の上に多い被さってきた。
ビックリして、ボーッとしていた頭が覚醒してきた。
「れ、レオンハルト…朝からどうしたんだ?」
「まだ梓馬が寝ぼけ顔だったから、起こしてやろうと思ってな」
そう言ったレオンハルトは俺の頬に触れて、唇を合わせてきた。
もう目が覚めたから、その必要はないと言う暇もなくレオンハルトの舌が入ってきた。
くちゅくちゅと混ざり合う音がして、朝勃ちしていたものがピクンと反応する。
レオンハルトに撫でられて、思わずレオンハルトの腕を掴んだ。
さすがに朝にそんな事をしていたら遅刻してしまう。
「レオンハルト、ダメだ」と言うと「梓馬は我慢出来るのか?」と言われた。
トイレで抜くから大丈夫だ、だから触らないでくれ。
「梓馬、もう抜くだけで我慢出来ないと思うが?」
「…ど、どういう事だよ」
「中に熱いのがないと、イけないだろ?」
耳元でそう熱のある声で言われて、そんなわけないと自分に言い聞かせるが…レオンハルトの声に反応して尻の奥が疼いた。
「いや、大丈夫だ」
「そうか?昨日の夜を想像して、梓馬のここは熱くなっているぞ?」
レオンハルト、俺が妄想で発情すると思ってるんだな。
…否定はしない、実際そう言われたら素直に下半身が反応したからな。
でも尻に突っ込まれないとイけないほど、俺はまだ変わっていない!
俺は男なんだ、突っ込まれるより突っ込みたいんだ。
レオンハルトのは注がれないといけないから仕方ないんだ、本当は俺が突っ込みたい…男なら当然だ。
未使用の童貞が何を言ってるんだと思われるが、俺はまだ主導権を諦めたわけではない!
「…トイレで抜いてくる」
「そう…じゃあ僕はもう行くから、朝食のパンは食堂にあるよ」
「分かった、ありがとう」
「それと基本この寮には規則はないが、自分の部屋の戸締りは必ずする事…夜に部屋の外を出歩かない事…分かったね」
レオンハルトが真剣な眼差しで言うから頷くと、部屋を出ていった。
なんでかは分からないが、そんな事を考える前に窮屈な下半身を鎮めようとトイレに向かった。
最後微笑みながら去っていったが、俺が一人でイけないと思ってるんだな。
そんなわけないだろ、今まで自慰をしていたし性欲はそんなになかったんだ。
そして俺は数分後、絶望した顔でトイレから出てきた。
あれ?なんでだろう、俺…朝勃ちしていた筈なのに…
擦れば勿論気持ちがいいし、先走りも出た…しかし…イくほどではなかった。
前でイけなくなった?…そ、そんなわけないだろ…ははは…
笑っているが、窮屈な下半身は何の変化もなく…このまま学園に行ったら変態扱いだ。
レオンハルトの言う通りなのが悔しいが、恐る恐る後ろに指を這わせた。
ビクッと反応して、ゆっくりと中に入れてると前では感じなかった快楽が生まれた。
嘘だろ、こんなところで…前を弄るとさっきと違い濡れていた。
嫌だと思っていても、手が止まらず夢中になって中を擦った。
たまに一番気持ちいいしこりに指が当たると声が出てしまう。
でも強すぎる快楽が怖くて、そこを触れるのを避けて中を擦る。
「ぁ…ふっ、あぁっ…」
イきそうになり、指を根元まで入れると精液を吐き出した。
白く汚れた手を見つめながら、俺は変態になってしまったのかと落ち込んだ。
トイレットペーパーで汚れた下半身を拭いて、洗面台で手を洗った。
朝食を食べる前に風呂にでも入るかな、さっぱり洗い流したい。
レオンハルトが先に行ってくれて良かった、こんなところ見られたらなんて言われるか…
そう思って洗面所のドアを開けると、頭が真っ白になった。
「な、なんで…先に学園に行ったんじゃ」
「あんな状態の梓馬を置いていけるわけないだろ…まぁ、この様子だと心配はいらなかったようだな」
「……見てたんだな、レオンハルト」
「いいものを見せてもらったよ、ありがとう」
「お礼なんか言うな!俺を見るな!」
羞恥心で顔が赤くなり、レオンハルトを押し退けて慌てて部屋に戻った。
散々俺の痴態を見られているが、自慰を見られるのは違った恥ずかしさがある。
しかも指を突っ込んでいたなんて…もうレオンハルトには会いたくない。
部屋とはいえ、俺の制服があるのはレオンハルトの部屋だからレオンハルトが自由に入れるじゃないかと入ってから気付いた。
20
お気に入りに追加
677
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい
椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。
その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。
婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!!
婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。
攻めズ
ノーマルなクール王子
ドMぶりっ子
ドS従者
×
Sムーブに悩むツッコミぼっち受け
作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。

変態高校生♂〜俺、親友やめます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
学校中の男子たちから、俺、狙われちゃいます!?
※この小説は『変態村♂〜俺、やられます!〜』の続編です。
いろいろあって、何とか村から脱出できた翔馬。
しかしまだ問題が残っていた。
その問題を解決しようとした結果、学校中の男子たちに身体を狙われてしまう事に。
果たして翔馬は、無事、平穏を取り戻せるのか?
また、恋の行方は如何に。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
私の事を調べないで!
さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と
桜華の白龍としての姿をもつ
咲夜 バレないように過ごすが
転校生が来てから騒がしくなり
みんなが私の事を調べだして…
表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓
https://picrew.me/image_maker/625951

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる