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三章 外国にて
えっちなのはユーファの方。
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「ふ、ふぁ……ん」
息が苦しくなって、目尻に涙が溜まってくる。
俺の苦しそうな表情に気が付いたのか、ラインハルトは一度唇を離すと俺の目元の涙を舐めとった。そのまま俺の頬を手の甲でゆっくりと擦ってから、俺のベルトに手をかけた。
ズボンのファスナーもパンツも下ろされて、俺のいきり立ったモノが丸見えになる。
俺のモノを見てラインハルトは面白がって指でツンッと突いてきた。
「ふっ……うぁ」
俺の嬌声に気をよくしたのか、今度はギュッと握り込んで上下に擦ってくる。
「え、あっやめ……や、ぁ」
強烈な快感に襲われて、足と手にギュッと力が入る。
「随分と蕩けた顔をしているな、ユーファ。」
ラインハルトは手を休めることなく俺に話し掛けてくる。けれど、口を開けば漏れるのは甘い声ばかりでまともに言葉を返すこともできない。
「ね、もっイッっちゃ、うからぁっ」
やめてくれと懇願してもラインハルトはその手を止めてはくれない。ラインハルトの腕を掴んで離そうとしても、うまく動かせなくて結局自分から求めているような格好になってしまった。
「うっ……うぁ……」
俺は程なくして果ててしまった。目の前がチカチカするし、呼吸も落ち着かない。
「はぁ……はぁ……」
「ユーファ、たくさん出たな。ほら見ろ、俺の手がベタベタだ。」
ラインハルトはそう言いながら、手に纏わりつく俺の精液を見せつけてきた。
「わ、わざわざ見せなくていい!」
恥ずかしいし、申し訳ないしで思わず視線を他にやろうとした瞬間、ラインハルトが指についているソレをベロリと舐めとった。
「え、ラインハルト⁈ダメだって汚い……」
「ユーファから出たものは全部俺のものだろう?俺の好きにする。」
どう考えても体液を無駄にしたくないなんて変態の発言なのに、愛されてるって感じがして嬉しいとか思う俺がいる。
ラインハルトは、俺の太ももからお尻の方へスルリと手を滑らせた。
「ひゃっ……」
触り方が妙にエロくて、くすぐったい。ラインハルトは俺の中途半端に脱げたズボンを完全に取り払ってしまうと、俺の腰をグイッと持ち上げた。
「え、ちょっラインハルト⁈」
「どうした、どこか痛いか?」
……どうやらラインハルトは俺がなんで動揺しているかわかって無いみたいで、見当違いな心配をしてきた。
「そうじゃなくて、なんなんだこの姿勢!」
ハッキリ言って恥ずかしい。ラインハルトの眼前に俺の恥部があるとか耐えられない。
「だって解さないと痛いだろ?」
なにを当然のことを、とでも言ってきそうな顔をしている。ラインハルトが伸ばした舌が俺の尻の穴にチョンッと触れる。
「ちょっと、汚いから!」
元の姿勢に戻そうと、足をジタバタするも、簡単に抑え込まれてしまった。
あったかくてヌルリとした舌が中に入り込んでくる。
「な、んかっやぁ!」
ものすごい異物感。ちょっとしか入ってないはずなのに……。
ジュルジュルと卑猥な音を立てながら、ラインハルトは尻の穴に吸い付いてくる。
「ふっ……んっ」
微弱な快感が小刻みに襲ってきて、そのたびに腰が浮きそうになる。
「……指、入れるぞ?」
舌がズルっと抜けて、代わりにラインハルトの骨ばった長い指がヌチュリと淫靡と音を立てながら奥へと入り込んでくる。
「えっ無理だって……!」
舌だけで精一杯なのに指が入ってきたら、もうイクのを我慢できなくなる。
一本、指が全部入り切ったところでゴツンッとラインハルトの指が硬いところに当たった。
「ああっ……!」
ビュルルッと飛び出した俺の白い精液が俺の胸をドロリと汚す。
なに、なんなんだ今の……。ラインハルトの指が腸壁に当たっただけなのになんでこんなに気持ちいいんだ……?
「ここが気持ちいいのか……?」
ラインハルトはそういってまた同じところをグリグリと責め立ててくる。
「ああっふっ……ぅん」
目の前がチカチカして、舌がうまく回らない。唾液もうまく飲み込めなくて、口の端からベットに流れ落ちてしまう。
俺が惚けている間にも、ラインハルトは容赦なく一本、二本と指を増やしてくる。
三本目の指が入り切ったところで満足したのか、ラインハルトは指をゆっくりと引き抜いた。
「もう、解れただろ。入れてもいいか?」
どうにか快楽を体の外に逃がそうと身を捩っているとラインハルトが口を開く。ラインハルトのズボンに目をやると、パンパンに膨れ上がっていた。
俺もラインハルトもラインハルトのモノには全くといっていいほど触っていない。だから、ラインハルトは俺を見てこんなにしたって事で……なんか嬉しい、かも。
ただでさえ頭は快楽で蕩け切っているというのに、ラインハルトのせいでさらにバカになってしまいそうだ。
俺はたくさん気持ちよくしてもらったから、ラインハルトにも気持ちよくなってもらいたい。一応……初夜、なわけだし。真っ昼間ではあるけれど!
「ん、いいよ。はやく入れて?」
力の入らない腕でなんとか腰を持ち上げ、ラインハルトが入れやすいようにする。はやく、はやくラインハルトが欲しい。
興奮したように息を荒くして、ラインハルトはベルトをカチャカチャと外す。いかにも待ちきれないといった様子を見て、途端に恥ずかしくなった。
顔が熱くなっているのを感じながらも、ラインハルトの一挙一動から目が離せない。パンツまでズリ下ろしたところで、ボロンッとラインハルトのモノが飛び出してきて、その大きさに思わず目を見張る。
「え、え、それ入る……?」
「入る。そのために解したんだろう?」
「そ、そうだけど、俺の尻が壊れる……!」
俺の言葉に耳も貸さず、ラインハルトは俺の尻にチュクリと熱い棒をあてがった。
「ゆっくりするから……痛かったら言ってくれ。」
そう言ってすぐに俺の口をラインハルトの口で塞いでしまう。これじゃあ、なにも言えないじゃないか!心の中で文句を垂れながらもラインハルトの背中に腕を回す。
ラインハルトの舌と共に尻の穴にもゆっくりと異物が入り込んでくる。太さが指の比じゃなくて、すごい怖い。もしかしたら痛すぎて気絶しちゃうかも……。
思わずラインハルトの背中にキッと爪を立ててしまう。それがやはり痛かったのか、ラインハルトは俺の舌を甘噛みしてからスッと唇を離した。
「……怖いか。」
俺の顔を伺いながらラインハルトは口を開いた。
「こ、こわいぃ……!」
俺を心配するラインハルトの顔を見て気が緩んだのか、思わず涙声になってしゃくりあげそうになる。
もう大人になるというのにこんなことで泣くなんて情けない。もしかして幻滅されてしまっただろうか。
そう思ったけれど、なかなか涙は止められるものではない。
ヒックヒックとしゃくりあげながらシーツを濡らしていると、ラインハルトが俺の目元に唇を寄せて涙を吸い取った。
「すまない、焦りすぎたな……。でも、絶対痛くしないから。安心してくれ、な?」
ラインハルトはユーファと名前を呼びながら俺を安心させるように微笑んでコツンと額を合わせる。目を真っ直ぐに見つめられ、少し落ち着いた。
「っひ、ん、うん……。」
なかなか呼吸が整わず、ヘンテコな声を出してしまった。恥ずかしさに頬を染めながらも、ギューッとラインハルトの首を抱きしめる。
「じゃあ、行くぞ?」
「うん……。」
さっきと同じように俺の中にラインハルトのモノが押し入ってくる。
「ユーファ、力を入れすぎだ。もうちょっとリラックスしてくれ。」
「リ、リラックスって……よくわかんない。」
緊張しているから、なかなか力が抜けない。どうしたらいいのかと慌てていると、ラインハルトに口を塞がれた。
「落ち着け、ユーファは身を任せてくれればそれでいい。」
俺がなにもできないのはなんだか悔しいけれど、経験値が0なのだから仕方がない。
息が苦しくなって、目尻に涙が溜まってくる。
俺の苦しそうな表情に気が付いたのか、ラインハルトは一度唇を離すと俺の目元の涙を舐めとった。そのまま俺の頬を手の甲でゆっくりと擦ってから、俺のベルトに手をかけた。
ズボンのファスナーもパンツも下ろされて、俺のいきり立ったモノが丸見えになる。
俺のモノを見てラインハルトは面白がって指でツンッと突いてきた。
「ふっ……うぁ」
俺の嬌声に気をよくしたのか、今度はギュッと握り込んで上下に擦ってくる。
「え、あっやめ……や、ぁ」
強烈な快感に襲われて、足と手にギュッと力が入る。
「随分と蕩けた顔をしているな、ユーファ。」
ラインハルトは手を休めることなく俺に話し掛けてくる。けれど、口を開けば漏れるのは甘い声ばかりでまともに言葉を返すこともできない。
「ね、もっイッっちゃ、うからぁっ」
やめてくれと懇願してもラインハルトはその手を止めてはくれない。ラインハルトの腕を掴んで離そうとしても、うまく動かせなくて結局自分から求めているような格好になってしまった。
「うっ……うぁ……」
俺は程なくして果ててしまった。目の前がチカチカするし、呼吸も落ち着かない。
「はぁ……はぁ……」
「ユーファ、たくさん出たな。ほら見ろ、俺の手がベタベタだ。」
ラインハルトはそう言いながら、手に纏わりつく俺の精液を見せつけてきた。
「わ、わざわざ見せなくていい!」
恥ずかしいし、申し訳ないしで思わず視線を他にやろうとした瞬間、ラインハルトが指についているソレをベロリと舐めとった。
「え、ラインハルト⁈ダメだって汚い……」
「ユーファから出たものは全部俺のものだろう?俺の好きにする。」
どう考えても体液を無駄にしたくないなんて変態の発言なのに、愛されてるって感じがして嬉しいとか思う俺がいる。
ラインハルトは、俺の太ももからお尻の方へスルリと手を滑らせた。
「ひゃっ……」
触り方が妙にエロくて、くすぐったい。ラインハルトは俺の中途半端に脱げたズボンを完全に取り払ってしまうと、俺の腰をグイッと持ち上げた。
「え、ちょっラインハルト⁈」
「どうした、どこか痛いか?」
……どうやらラインハルトは俺がなんで動揺しているかわかって無いみたいで、見当違いな心配をしてきた。
「そうじゃなくて、なんなんだこの姿勢!」
ハッキリ言って恥ずかしい。ラインハルトの眼前に俺の恥部があるとか耐えられない。
「だって解さないと痛いだろ?」
なにを当然のことを、とでも言ってきそうな顔をしている。ラインハルトが伸ばした舌が俺の尻の穴にチョンッと触れる。
「ちょっと、汚いから!」
元の姿勢に戻そうと、足をジタバタするも、簡単に抑え込まれてしまった。
あったかくてヌルリとした舌が中に入り込んでくる。
「な、んかっやぁ!」
ものすごい異物感。ちょっとしか入ってないはずなのに……。
ジュルジュルと卑猥な音を立てながら、ラインハルトは尻の穴に吸い付いてくる。
「ふっ……んっ」
微弱な快感が小刻みに襲ってきて、そのたびに腰が浮きそうになる。
「……指、入れるぞ?」
舌がズルっと抜けて、代わりにラインハルトの骨ばった長い指がヌチュリと淫靡と音を立てながら奥へと入り込んでくる。
「えっ無理だって……!」
舌だけで精一杯なのに指が入ってきたら、もうイクのを我慢できなくなる。
一本、指が全部入り切ったところでゴツンッとラインハルトの指が硬いところに当たった。
「ああっ……!」
ビュルルッと飛び出した俺の白い精液が俺の胸をドロリと汚す。
なに、なんなんだ今の……。ラインハルトの指が腸壁に当たっただけなのになんでこんなに気持ちいいんだ……?
「ここが気持ちいいのか……?」
ラインハルトはそういってまた同じところをグリグリと責め立ててくる。
「ああっふっ……ぅん」
目の前がチカチカして、舌がうまく回らない。唾液もうまく飲み込めなくて、口の端からベットに流れ落ちてしまう。
俺が惚けている間にも、ラインハルトは容赦なく一本、二本と指を増やしてくる。
三本目の指が入り切ったところで満足したのか、ラインハルトは指をゆっくりと引き抜いた。
「もう、解れただろ。入れてもいいか?」
どうにか快楽を体の外に逃がそうと身を捩っているとラインハルトが口を開く。ラインハルトのズボンに目をやると、パンパンに膨れ上がっていた。
俺もラインハルトもラインハルトのモノには全くといっていいほど触っていない。だから、ラインハルトは俺を見てこんなにしたって事で……なんか嬉しい、かも。
ただでさえ頭は快楽で蕩け切っているというのに、ラインハルトのせいでさらにバカになってしまいそうだ。
俺はたくさん気持ちよくしてもらったから、ラインハルトにも気持ちよくなってもらいたい。一応……初夜、なわけだし。真っ昼間ではあるけれど!
「ん、いいよ。はやく入れて?」
力の入らない腕でなんとか腰を持ち上げ、ラインハルトが入れやすいようにする。はやく、はやくラインハルトが欲しい。
興奮したように息を荒くして、ラインハルトはベルトをカチャカチャと外す。いかにも待ちきれないといった様子を見て、途端に恥ずかしくなった。
顔が熱くなっているのを感じながらも、ラインハルトの一挙一動から目が離せない。パンツまでズリ下ろしたところで、ボロンッとラインハルトのモノが飛び出してきて、その大きさに思わず目を見張る。
「え、え、それ入る……?」
「入る。そのために解したんだろう?」
「そ、そうだけど、俺の尻が壊れる……!」
俺の言葉に耳も貸さず、ラインハルトは俺の尻にチュクリと熱い棒をあてがった。
「ゆっくりするから……痛かったら言ってくれ。」
そう言ってすぐに俺の口をラインハルトの口で塞いでしまう。これじゃあ、なにも言えないじゃないか!心の中で文句を垂れながらもラインハルトの背中に腕を回す。
ラインハルトの舌と共に尻の穴にもゆっくりと異物が入り込んでくる。太さが指の比じゃなくて、すごい怖い。もしかしたら痛すぎて気絶しちゃうかも……。
思わずラインハルトの背中にキッと爪を立ててしまう。それがやはり痛かったのか、ラインハルトは俺の舌を甘噛みしてからスッと唇を離した。
「……怖いか。」
俺の顔を伺いながらラインハルトは口を開いた。
「こ、こわいぃ……!」
俺を心配するラインハルトの顔を見て気が緩んだのか、思わず涙声になってしゃくりあげそうになる。
もう大人になるというのにこんなことで泣くなんて情けない。もしかして幻滅されてしまっただろうか。
そう思ったけれど、なかなか涙は止められるものではない。
ヒックヒックとしゃくりあげながらシーツを濡らしていると、ラインハルトが俺の目元に唇を寄せて涙を吸い取った。
「すまない、焦りすぎたな……。でも、絶対痛くしないから。安心してくれ、な?」
ラインハルトはユーファと名前を呼びながら俺を安心させるように微笑んでコツンと額を合わせる。目を真っ直ぐに見つめられ、少し落ち着いた。
「っひ、ん、うん……。」
なかなか呼吸が整わず、ヘンテコな声を出してしまった。恥ずかしさに頬を染めながらも、ギューッとラインハルトの首を抱きしめる。
「じゃあ、行くぞ?」
「うん……。」
さっきと同じように俺の中にラインハルトのモノが押し入ってくる。
「ユーファ、力を入れすぎだ。もうちょっとリラックスしてくれ。」
「リ、リラックスって……よくわかんない。」
緊張しているから、なかなか力が抜けない。どうしたらいいのかと慌てていると、ラインハルトに口を塞がれた。
「落ち着け、ユーファは身を任せてくれればそれでいい。」
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