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第三章 セイラン王国編
王と王子とアイリ
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夕食の時間まで一同はルーク達の部屋に集まり、明日以降の各自の動きを確認していた。
「アイリとミリーナとリオはあまり外に出ないほうがいいかもしれないな。三人はそのまま王宮に残って、侍女やパポイ殿から何か話を聞いてみてくれ。シロも、アイリ達を宜しくな。」
『任せて!やっと僕も動けるー♪』
さて、今までシロちゃんはどこにいたのか?皆様疑問に思っていたことだろう。
実はセイラン王国に向かうと決まった時に、聖獣の子供であるシロちゃんは獣人にとって畏怖と信仰の対象で、そのままだと一般の獣人や下級の冒険者達は近づく事も出来ないだろうとデュランに言われたのだ。
その為シロちゃんには魔力隠蔽の魔法を施し、ぬいぐるみのようにじっとしていたシロちゃんを実はアイリがずっと抱っこしていた。たまにミリーナやララやリオも抱っこしていた。
モフモフはどこに居ても女子に人気だ。
ずっとそのままでは流石に可哀想なので、王宮内ではラオールにも許可を取り、シロちゃんは漸く自由に動く事が出来るようになった。
「シロちゃん~えらかったね~。いいこいいこ♪」
アイリに撫でられて激しく尻尾を振っているシロちゃんに、周りもほっこり癒やされる。
かくして明日はルーク達男性陣とララが一度ギルドに集まり、そこから二組に分かれて情報収集を行うことになり、アイリ達は王宮に残ることになった。
ミリーナも冒険者として自分の身は守れるからと情報収集に行きたかったのだが、アイリの側に残って守る人が必要だと言われては引き下がるしかなかった。
夕食は陛下からの歓迎と旅の慰労の意味も込められており、広い晩餐会場に用意された。
夕食にはラオールを始め王族が同席する為、それなりの身なりに着替えることになった。服はこれまた王宮が用意してくれており、男性陣は各自の部屋に戻り着替えを済ます。
ミリーナ達女性陣は別室に案内され、そこでミリーナはアイリの着替えとヘアアレンジを手早く終えると、自身の着付けを侍女に手伝って貰い軽くメイクとヘアセットもして貰った。
「わぁ~ミリーナおねえちゃん、とってもきれいなの~。」
着替えを終えたミリーナを見て、アイリは自分の頬に手を当ててキャーと照れていた。
そんなアイリの反応に嬉しくも少し気恥ずかしい気持ちで「ありがとう」とミリーナも笑みを返す。
リオも侍女達に綺麗に着付けて貰い、普段と違う自分に若干挙動不審なっていた。
そこへ支度を終えたルークとアレクとクリスが侍女に案内され迎えにやって来た。
「アイリっ!可愛い。とっても似合っている。あぁっ、王宮内でも心配だ。このローブを着ていくか?」
「ルークさんっ!流石にそれは駄目ですよ!ずっと抱っこしていればいいでしょう?」
そんないつもと変わらない?やり取りをルークとミリーナはしていたが、ふとルークは気付いた。
「ミリーナ⋯そのドレス⋯」
「えっ?あぁ⋯こんな綺麗なドレス似合わないって言ったんですけど⋯。それに、以前はこんなに肌を晒す事もなかったので、ちょっと恥ずかしいですね。」
ミリーナはいつも背中のキズを隠す為に、夏場でもしっかり着込んでいたし、肩口から傷が広がっていた為タンクトップのような物ですら着たのを見た事がなかった。
それが今は、ビスチェタイプの肩を晒した状態で背中は編み上げになっており、ウエストで切り替えられた足首までの長さのあるスカート部分は、裾までグラデーションになっておりフワッと軽やかに動きにあわせて揺れていた。
ミリーナの赤みの強いピンクの髪と淡いグリーンの瞳に合わせて、若葉色のドレスを着ていた彼女は、誰の目に見ても美少女だった。
アレクはルークを引っ張り部屋の端に寄ると、コソコソと何か話しだす。
「⋯なぁ、ルーク。ミリーナにも、認識阻害のローブが必要だ。至急用意してくれ。」
「お前も中々の過保護だよな。だが分かった。」
そのやり取りの後ろでは、クリスの正装姿にアイリのテンションが上がり「クリスしゃんきれい~カッコイイ~」を連発していた。
ルークはさっさとアイリを抱き上げると、ミリーナはアレクにエスコートされ、クリスはリオをエスコートしながら晩餐会場へと向かった。
「なんか、凄い見られてますね⋯。」
「あぁ、お前が綺麗過ぎて見惚れてんだよ。明日はアイリ達から離れて行動すんなよ?王宮内でも何があるか分かんないからな。」
アレクは前を向いたまま、サラッと言葉を返す。
(い、いま、綺麗って言われた!?)
ミリーナはアレクに言われた言葉が衝撃過ぎて、その後の心配する言葉を聞き逃してしまった。
視線は勿論ミリーナだけでなく、きっちり正装したアレクや、ルークとその腕に抱かれている美幼女にも注目は集まっており、儚げな美青年エルフのクリスに至っては、物語の王子様そのものの見た目に通りがかった侍女があわや倒れ込みそうになっていた。
そんなクリスにエスコートされているリオも注目の的で、ドワーフの特徴とも言える赤褐色の肌に映える深紅のドレスに、普段は簡単に纏めただけの髪を綺麗に結ってメイクまで施されている。
普段の発言と大雑把な性格から『男の子』と誤解されがちだが、こうしてドレスを身に纏った姿はどこか妖艶さも伺えるほどで、誰の目にも『女性』として映っていることだろう。
そんな注目を一心に集めながら一同は侍女に案内され晩餐会場に到着すると、室内の中央にある長テーブルの誕生日席には既にラオールが座っていた。
「来たか。みな、その服もよく似合っておる。」
「ラオール王、ご配慮頂きありがとうございます。そしてこのような席を用意して頂き感謝します。」
ルークがアイリを下ろすと、挨拶と共に軽く頭を下げてお礼を述べた。
それに合わせてアレクやミリーナ、クリス達も頭を下げる。ここは非公式の場であるから正式な挨拶は不要と予め言われていた為、簡単に頭を下げるのみで感謝を伝えた。
アイリも足元でペコリと頭を下げている。
「そなたらの為に馳走を用意した。心ゆくまで堪能してくれ。アイリ、私の隣に来ぬか?このような機会は中々ないのでな、私の我儘に免じてはくれぬか?ルーク殿。」
本来なら王の隣はルークが座るのが妥当なところだろうが、王たっての願いとあればそれを無視できない。しかも、自らの我儘とまで言われてしまえばルークもそれに付き合う他なかった。
アイリを連れてラオールの隣に用意された椅子にアイリを座らせると、ルークはその隣に腰を下ろした。
それに習ってミリーナとアレク、クリスとリオも隣に腰を下ろす。
ふと向かいの席を見ると、そこにはまだ7歳くらいの獣人の男の子がいた。
「紹介しよう。この子は私の息子でエルモンドだ。妻は少し前に第二子を出産したばかりでな、今回の同席は控えさせてもらった。妻もそなたらに会いたがっておった。」
「あかちゃんうまれたの~?」
「あぁ、アイリのように可愛らしい女の子だ。明日見に行くか?」
「あかちゃん見れるの?いく~!」
ラオールがアイリを見つめる目には慈愛が込められており、そしてそんな王と普通に会話をしているアイリに給仕をしていた者たちは微かに驚きつつも、表情には出ないよう努めていた。
そしてそのやり取りに一番驚いていたのは、他でもないラオールの息子であるエルモンドだった。
今まで威圧でどうしても恐ろしい印象しかなかった父が、こんなにも優しく人に接しているのを初めて目にしたのだ。
その後も、アイリの食べ物の好みを聞いたり、欲しいものはないかと尋ねたり、息子である自分よりもよっぽど溺愛されている様子を目の当たりにして、エルモンドは胸のつっかえを感じながらただモクモクと食事を終えたのだった。
「アイリとミリーナとリオはあまり外に出ないほうがいいかもしれないな。三人はそのまま王宮に残って、侍女やパポイ殿から何か話を聞いてみてくれ。シロも、アイリ達を宜しくな。」
『任せて!やっと僕も動けるー♪』
さて、今までシロちゃんはどこにいたのか?皆様疑問に思っていたことだろう。
実はセイラン王国に向かうと決まった時に、聖獣の子供であるシロちゃんは獣人にとって畏怖と信仰の対象で、そのままだと一般の獣人や下級の冒険者達は近づく事も出来ないだろうとデュランに言われたのだ。
その為シロちゃんには魔力隠蔽の魔法を施し、ぬいぐるみのようにじっとしていたシロちゃんを実はアイリがずっと抱っこしていた。たまにミリーナやララやリオも抱っこしていた。
モフモフはどこに居ても女子に人気だ。
ずっとそのままでは流石に可哀想なので、王宮内ではラオールにも許可を取り、シロちゃんは漸く自由に動く事が出来るようになった。
「シロちゃん~えらかったね~。いいこいいこ♪」
アイリに撫でられて激しく尻尾を振っているシロちゃんに、周りもほっこり癒やされる。
かくして明日はルーク達男性陣とララが一度ギルドに集まり、そこから二組に分かれて情報収集を行うことになり、アイリ達は王宮に残ることになった。
ミリーナも冒険者として自分の身は守れるからと情報収集に行きたかったのだが、アイリの側に残って守る人が必要だと言われては引き下がるしかなかった。
夕食は陛下からの歓迎と旅の慰労の意味も込められており、広い晩餐会場に用意された。
夕食にはラオールを始め王族が同席する為、それなりの身なりに着替えることになった。服はこれまた王宮が用意してくれており、男性陣は各自の部屋に戻り着替えを済ます。
ミリーナ達女性陣は別室に案内され、そこでミリーナはアイリの着替えとヘアアレンジを手早く終えると、自身の着付けを侍女に手伝って貰い軽くメイクとヘアセットもして貰った。
「わぁ~ミリーナおねえちゃん、とってもきれいなの~。」
着替えを終えたミリーナを見て、アイリは自分の頬に手を当ててキャーと照れていた。
そんなアイリの反応に嬉しくも少し気恥ずかしい気持ちで「ありがとう」とミリーナも笑みを返す。
リオも侍女達に綺麗に着付けて貰い、普段と違う自分に若干挙動不審なっていた。
そこへ支度を終えたルークとアレクとクリスが侍女に案内され迎えにやって来た。
「アイリっ!可愛い。とっても似合っている。あぁっ、王宮内でも心配だ。このローブを着ていくか?」
「ルークさんっ!流石にそれは駄目ですよ!ずっと抱っこしていればいいでしょう?」
そんないつもと変わらない?やり取りをルークとミリーナはしていたが、ふとルークは気付いた。
「ミリーナ⋯そのドレス⋯」
「えっ?あぁ⋯こんな綺麗なドレス似合わないって言ったんですけど⋯。それに、以前はこんなに肌を晒す事もなかったので、ちょっと恥ずかしいですね。」
ミリーナはいつも背中のキズを隠す為に、夏場でもしっかり着込んでいたし、肩口から傷が広がっていた為タンクトップのような物ですら着たのを見た事がなかった。
それが今は、ビスチェタイプの肩を晒した状態で背中は編み上げになっており、ウエストで切り替えられた足首までの長さのあるスカート部分は、裾までグラデーションになっておりフワッと軽やかに動きにあわせて揺れていた。
ミリーナの赤みの強いピンクの髪と淡いグリーンの瞳に合わせて、若葉色のドレスを着ていた彼女は、誰の目に見ても美少女だった。
アレクはルークを引っ張り部屋の端に寄ると、コソコソと何か話しだす。
「⋯なぁ、ルーク。ミリーナにも、認識阻害のローブが必要だ。至急用意してくれ。」
「お前も中々の過保護だよな。だが分かった。」
そのやり取りの後ろでは、クリスの正装姿にアイリのテンションが上がり「クリスしゃんきれい~カッコイイ~」を連発していた。
ルークはさっさとアイリを抱き上げると、ミリーナはアレクにエスコートされ、クリスはリオをエスコートしながら晩餐会場へと向かった。
「なんか、凄い見られてますね⋯。」
「あぁ、お前が綺麗過ぎて見惚れてんだよ。明日はアイリ達から離れて行動すんなよ?王宮内でも何があるか分かんないからな。」
アレクは前を向いたまま、サラッと言葉を返す。
(い、いま、綺麗って言われた!?)
ミリーナはアレクに言われた言葉が衝撃過ぎて、その後の心配する言葉を聞き逃してしまった。
視線は勿論ミリーナだけでなく、きっちり正装したアレクや、ルークとその腕に抱かれている美幼女にも注目は集まっており、儚げな美青年エルフのクリスに至っては、物語の王子様そのものの見た目に通りがかった侍女があわや倒れ込みそうになっていた。
そんなクリスにエスコートされているリオも注目の的で、ドワーフの特徴とも言える赤褐色の肌に映える深紅のドレスに、普段は簡単に纏めただけの髪を綺麗に結ってメイクまで施されている。
普段の発言と大雑把な性格から『男の子』と誤解されがちだが、こうしてドレスを身に纏った姿はどこか妖艶さも伺えるほどで、誰の目にも『女性』として映っていることだろう。
そんな注目を一心に集めながら一同は侍女に案内され晩餐会場に到着すると、室内の中央にある長テーブルの誕生日席には既にラオールが座っていた。
「来たか。みな、その服もよく似合っておる。」
「ラオール王、ご配慮頂きありがとうございます。そしてこのような席を用意して頂き感謝します。」
ルークがアイリを下ろすと、挨拶と共に軽く頭を下げてお礼を述べた。
それに合わせてアレクやミリーナ、クリス達も頭を下げる。ここは非公式の場であるから正式な挨拶は不要と予め言われていた為、簡単に頭を下げるのみで感謝を伝えた。
アイリも足元でペコリと頭を下げている。
「そなたらの為に馳走を用意した。心ゆくまで堪能してくれ。アイリ、私の隣に来ぬか?このような機会は中々ないのでな、私の我儘に免じてはくれぬか?ルーク殿。」
本来なら王の隣はルークが座るのが妥当なところだろうが、王たっての願いとあればそれを無視できない。しかも、自らの我儘とまで言われてしまえばルークもそれに付き合う他なかった。
アイリを連れてラオールの隣に用意された椅子にアイリを座らせると、ルークはその隣に腰を下ろした。
それに習ってミリーナとアレク、クリスとリオも隣に腰を下ろす。
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「あかちゃんうまれたの~?」
「あぁ、アイリのように可愛らしい女の子だ。明日見に行くか?」
「あかちゃん見れるの?いく~!」
ラオールがアイリを見つめる目には慈愛が込められており、そしてそんな王と普通に会話をしているアイリに給仕をしていた者たちは微かに驚きつつも、表情には出ないよう努めていた。
そしてそのやり取りに一番驚いていたのは、他でもないラオールの息子であるエルモンドだった。
今まで威圧でどうしても恐ろしい印象しかなかった父が、こんなにも優しく人に接しているのを初めて目にしたのだ。
その後も、アイリの食べ物の好みを聞いたり、欲しいものはないかと尋ねたり、息子である自分よりもよっぽど溺愛されている様子を目の当たりにして、エルモンドは胸のつっかえを感じながらただモクモクと食事を終えたのだった。
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