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愛誓祭
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ご機嫌よう。マルゲリット・アルカンシエルです。今日は愛誓祭の日です!
愛誓祭は、言ってしまえばヴァレンタインのようなお祭りです。家族や恋人など、大切な人に贈り物をする日です。
私もパパと姉姫さまとノルとシュテル様に贈り物を用意しました!
さて、早速プレゼントを渡して行きましょう!
「パパー!愛誓祭おめでとうー!」
パパに走って飛びつきます。パパはしっかりと受け止めてくれます。
「走るな、危ないだろう?」
パパが頭を撫でてくれます。
「パパに贈り物があるよ!」
「ふん。リュディーといいメグといい忙しいことだ」
あ、姉姫さま先に来てたんだ。
「それで?お前は何を持ってきたんだ?」
「じゃじゃーん!チョコレートです!」
「…何故チョコレートなんだ?」
「だってパパ、甘いもの好きでしょう?」
「…いつから気付いていたんだ」
「パパとお茶会した時からかな」
決まりが悪そうなパパ。甘いものが好きなの、隠しておきたかったのかな?
「そういう鋭いところは、姉に似たな」
「姉姫さまも甘いものを?」
「…毎年な。今日はチーズケーキだった」
よかったー、被ってたらどうしようかと思ったよ。
「味わって食べてね!」
「なんだ、もう行くのか」
「姉姫さまにもプレゼントしたいからね!」
「その前に、これを持っていけ」
「?なにこれ?」
「俺からのプレゼントだ」
「…!ありがとう、パパ!見ても良い?」
「好きにしろ」
パパからの贈り物を開封すると、可愛らしい碧い宝石のついたペンダントが出てきました。
「わあ!かわいい!」
「お前によく似合うと思ってな。好きな時に身につけろ」
「うん!パパありがとう!」
「…ふん。用はそれだけだ。行け」
「はーい!ばいばーい!」
「まったく…母親に似て騒がしいことだ」
ぱたぱたと走り姉姫さまの元へ行く。
「姉姫さまー!」
「あら、メグ!愛誓祭おめでとう!」
「おめでとうございます、姉姫さま!」
姉姫さまに早速プレゼントを渡す。
「姉姫さまにプレゼントです!どうぞ!」
「まあ!可愛らしいぬいぐるみね」
姉姫さまへの贈り物は熊のぬいぐるみ。可愛らしいフォルムが姉姫さまにぴったりだと思って買ってきた。
「気に入っていただけましたか?」
「もちろん!メグからの贈り物ならなんでも嬉しいけれど、このぬいぐるみは特に気に入ったわ!」
「よかったぁ」
「お姉様からもメグに贈り物があるのよ」
姉姫さまから渡されたのは恐らく手作りの可愛いぬいぐるみ。
「わあ!このうさぎのぬいぐるみ手作りですか?」
「ええ、喜んでくれると良いのだけれど…」
照れた様子の姉姫さま。もちろん嬉しいです!
「とっても嬉しいです!ありがとうございます!」
にっこりと笑ってくれる姉姫さま。
「じゃあ、ノルのところに行ってきますね!」
「はい、いってらっしゃい」
走っていく私にあらあらうふふと笑う姉姫さま。
「ノルー!」
「わ、メグ姉さま!?」
「愛誓祭おめでとうー!」
「お、おめでとうございます!」
「これ、愛誓祭のプレゼント!」
「あ、ありがとうございます!」
ノルへの贈り物はノルの好きな珍しい爬虫類、レインボーサラマンダーの赤ちゃん。
「どうかしら」
「こ、これ、レインボーサラマンダー…!ありがとうございます、メグ姉さま!」
ノルはかなり喜んでくれたみたい。よかったぁ。
「あの。メグ姉さま、よかったらこれ、受け取ってください」
ノルがくれた贈り物は私の好きなモンブラン。私の好きな食べ物知っててくれたのね!
「ありがとう、ノル。あとで美味しくいただきます!」
「喜んでもらえてよかったです!」
ノルにもプレゼントを渡せたので、いよいよ大本命、シュテル様に贈り物を渡しに行きます!
…と、意気込んでいたのですが。
「メグ!」
「シュテル様!」
シュテル様の方から来てくださいました!
「今年も愛誓祭おめでとう」
「おめでとうございます、シュテル様!」
「今年の贈り物だ。もしよければ受け取って欲しい」
そうしてシュテル様が差し出してくれたのは指輪!嬉しい!
「シュテル様!これ!」
「よかったら左手の薬指に嵌めさせて欲しい」
「…ありがとうございます!」
シュテル様に指輪を嵌めて貰う。照れるー。
「…うん、似合ってるぞ」
「ありがとうございます!あの、私からも贈り物があって…」
「ああ、ありがとう。何をくれるんだ?」
「これ、なんですけど…」
私は指輪を差し出した。
「…驚いたな。同じことを考えていたのか」
「そ、そうですね」
「嬉しいよ、ありがとう」
シュテル様はなんの躊躇いもなく左手の薬指に指輪を嵌めてくれる。
「シュテル様、だーいすきです!」
「ん。俺もお前がだーいすきだよ」
今年の愛誓祭はすごく充実した一日になりました!また来年もこんな日になったらいいな。
愛誓祭は、言ってしまえばヴァレンタインのようなお祭りです。家族や恋人など、大切な人に贈り物をする日です。
私もパパと姉姫さまとノルとシュテル様に贈り物を用意しました!
さて、早速プレゼントを渡して行きましょう!
「パパー!愛誓祭おめでとうー!」
パパに走って飛びつきます。パパはしっかりと受け止めてくれます。
「走るな、危ないだろう?」
パパが頭を撫でてくれます。
「パパに贈り物があるよ!」
「ふん。リュディーといいメグといい忙しいことだ」
あ、姉姫さま先に来てたんだ。
「それで?お前は何を持ってきたんだ?」
「じゃじゃーん!チョコレートです!」
「…何故チョコレートなんだ?」
「だってパパ、甘いもの好きでしょう?」
「…いつから気付いていたんだ」
「パパとお茶会した時からかな」
決まりが悪そうなパパ。甘いものが好きなの、隠しておきたかったのかな?
「そういう鋭いところは、姉に似たな」
「姉姫さまも甘いものを?」
「…毎年な。今日はチーズケーキだった」
よかったー、被ってたらどうしようかと思ったよ。
「味わって食べてね!」
「なんだ、もう行くのか」
「姉姫さまにもプレゼントしたいからね!」
「その前に、これを持っていけ」
「?なにこれ?」
「俺からのプレゼントだ」
「…!ありがとう、パパ!見ても良い?」
「好きにしろ」
パパからの贈り物を開封すると、可愛らしい碧い宝石のついたペンダントが出てきました。
「わあ!かわいい!」
「お前によく似合うと思ってな。好きな時に身につけろ」
「うん!パパありがとう!」
「…ふん。用はそれだけだ。行け」
「はーい!ばいばーい!」
「まったく…母親に似て騒がしいことだ」
ぱたぱたと走り姉姫さまの元へ行く。
「姉姫さまー!」
「あら、メグ!愛誓祭おめでとう!」
「おめでとうございます、姉姫さま!」
姉姫さまに早速プレゼントを渡す。
「姉姫さまにプレゼントです!どうぞ!」
「まあ!可愛らしいぬいぐるみね」
姉姫さまへの贈り物は熊のぬいぐるみ。可愛らしいフォルムが姉姫さまにぴったりだと思って買ってきた。
「気に入っていただけましたか?」
「もちろん!メグからの贈り物ならなんでも嬉しいけれど、このぬいぐるみは特に気に入ったわ!」
「よかったぁ」
「お姉様からもメグに贈り物があるのよ」
姉姫さまから渡されたのは恐らく手作りの可愛いぬいぐるみ。
「わあ!このうさぎのぬいぐるみ手作りですか?」
「ええ、喜んでくれると良いのだけれど…」
照れた様子の姉姫さま。もちろん嬉しいです!
「とっても嬉しいです!ありがとうございます!」
にっこりと笑ってくれる姉姫さま。
「じゃあ、ノルのところに行ってきますね!」
「はい、いってらっしゃい」
走っていく私にあらあらうふふと笑う姉姫さま。
「ノルー!」
「わ、メグ姉さま!?」
「愛誓祭おめでとうー!」
「お、おめでとうございます!」
「これ、愛誓祭のプレゼント!」
「あ、ありがとうございます!」
ノルへの贈り物はノルの好きな珍しい爬虫類、レインボーサラマンダーの赤ちゃん。
「どうかしら」
「こ、これ、レインボーサラマンダー…!ありがとうございます、メグ姉さま!」
ノルはかなり喜んでくれたみたい。よかったぁ。
「あの。メグ姉さま、よかったらこれ、受け取ってください」
ノルがくれた贈り物は私の好きなモンブラン。私の好きな食べ物知っててくれたのね!
「ありがとう、ノル。あとで美味しくいただきます!」
「喜んでもらえてよかったです!」
ノルにもプレゼントを渡せたので、いよいよ大本命、シュテル様に贈り物を渡しに行きます!
…と、意気込んでいたのですが。
「メグ!」
「シュテル様!」
シュテル様の方から来てくださいました!
「今年も愛誓祭おめでとう」
「おめでとうございます、シュテル様!」
「今年の贈り物だ。もしよければ受け取って欲しい」
そうしてシュテル様が差し出してくれたのは指輪!嬉しい!
「シュテル様!これ!」
「よかったら左手の薬指に嵌めさせて欲しい」
「…ありがとうございます!」
シュテル様に指輪を嵌めて貰う。照れるー。
「…うん、似合ってるぞ」
「ありがとうございます!あの、私からも贈り物があって…」
「ああ、ありがとう。何をくれるんだ?」
「これ、なんですけど…」
私は指輪を差し出した。
「…驚いたな。同じことを考えていたのか」
「そ、そうですね」
「嬉しいよ、ありがとう」
シュテル様はなんの躊躇いもなく左手の薬指に指輪を嵌めてくれる。
「シュテル様、だーいすきです!」
「ん。俺もお前がだーいすきだよ」
今年の愛誓祭はすごく充実した一日になりました!また来年もこんな日になったらいいな。
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