20 / 88
安心
しおりを挟む
「なんだか今日はすごく楽しかったよ!」
「良かったね、コトハ」
「うん!明日からがまた楽しみ!」
ルンルン気分でそう話すコトハに安心する。
「今日はまだ買い物してないから、一緒にお買い物して帰ろうか」
「うん!」
コトハと手を繋いで、近所のスーパーに向かう。
スーパーで安売りしている食材をカゴに入れつつ、今日の夕飯の献立を考える。
「今日は親子丼とお味噌汁にしようか。あとサラダとデザート」
「うん!デザートは何にする?」
「じゃあ、アイスクリームでも買って帰ろうか」
「うん!」
コトハとアイスクリームのコーナーを見る。
「このアイスクリームがいい!」
「バニラアイスをチョコでコーティングしたやつかぁ…美味しそうだね。僕もこれにするよ」
そして買い物が終わり、コトハと手を繋いで帰る。
家に着くと手洗いうがいをして、買ったものをしまってからコトハの宿題を見てあげる。
宿題が終わると今日の予習復習もやる。
そして、あっという間に夕飯時になった。
「コトハ、そろそろご飯を作ろう」
「うん!」
何事も勉強。
コトハにも食事の準備を手伝ってもらって、一緒に料理する。
「はい、できあがり」
「わあ、美味しそう!」
「コトハが手伝ってくれたおかげだよ。じゃあテーブルに運んで食べよう」
盛り付けてテーブルに料理を運んで、食べ始める。
「いただきます!」
「いただきます」
すっかり食べ方が綺麗になったコトハ。
食べ方だけでなく、色々な作法を村にいる間に仕込んでおいた。
今ではお上品なお嬢さんに育っている。
「美味しいね、兄様」
「美味しいね、コトハ」
ただ、僕がいつまでも無職だと…いつかそれがバレたら、コトハが後ろ指を指されてしまう。
さくっと仕事も決めてしまわないとだ。
せっかくコトハが努力してここまで素敵なお嬢さんに育ったのに、僕のせいで傷つけられるなんてゴメンだからね。
「さあ、食器も片付けようか」
「うん!」
食べ終わるとお皿洗い。
コトハも慣れたもので、テキパキとお皿を洗う。
僕もさくっとコトハの寄越す洗った食器を拭いて乾かす。
「さあ、あとはお風呂に入って寝ようか」
「うん!」
お風呂も済ませて、髪も乾かす。
そしておやすみをお互いに言って、お互い別れて部屋で寝る。
このマンションには部屋が二つ付いてるから、それぞれ寝室を別にしている。
村にいた頃は二人で寝ていたのが懐かしい。
でも、コトハは一人でもちゃんと眠れているので邪魔はせず僕も寝る。
「…それにしても、仕事は何をしよう」
僕にはどんな仕事が向いているだろうか。
コトハのことを考えると、時間や休みが自由になるお仕事がいいんだけど…そんなの中々ないよね。
「良かったね、コトハ」
「うん!明日からがまた楽しみ!」
ルンルン気分でそう話すコトハに安心する。
「今日はまだ買い物してないから、一緒にお買い物して帰ろうか」
「うん!」
コトハと手を繋いで、近所のスーパーに向かう。
スーパーで安売りしている食材をカゴに入れつつ、今日の夕飯の献立を考える。
「今日は親子丼とお味噌汁にしようか。あとサラダとデザート」
「うん!デザートは何にする?」
「じゃあ、アイスクリームでも買って帰ろうか」
「うん!」
コトハとアイスクリームのコーナーを見る。
「このアイスクリームがいい!」
「バニラアイスをチョコでコーティングしたやつかぁ…美味しそうだね。僕もこれにするよ」
そして買い物が終わり、コトハと手を繋いで帰る。
家に着くと手洗いうがいをして、買ったものをしまってからコトハの宿題を見てあげる。
宿題が終わると今日の予習復習もやる。
そして、あっという間に夕飯時になった。
「コトハ、そろそろご飯を作ろう」
「うん!」
何事も勉強。
コトハにも食事の準備を手伝ってもらって、一緒に料理する。
「はい、できあがり」
「わあ、美味しそう!」
「コトハが手伝ってくれたおかげだよ。じゃあテーブルに運んで食べよう」
盛り付けてテーブルに料理を運んで、食べ始める。
「いただきます!」
「いただきます」
すっかり食べ方が綺麗になったコトハ。
食べ方だけでなく、色々な作法を村にいる間に仕込んでおいた。
今ではお上品なお嬢さんに育っている。
「美味しいね、兄様」
「美味しいね、コトハ」
ただ、僕がいつまでも無職だと…いつかそれがバレたら、コトハが後ろ指を指されてしまう。
さくっと仕事も決めてしまわないとだ。
せっかくコトハが努力してここまで素敵なお嬢さんに育ったのに、僕のせいで傷つけられるなんてゴメンだからね。
「さあ、食器も片付けようか」
「うん!」
食べ終わるとお皿洗い。
コトハも慣れたもので、テキパキとお皿を洗う。
僕もさくっとコトハの寄越す洗った食器を拭いて乾かす。
「さあ、あとはお風呂に入って寝ようか」
「うん!」
お風呂も済ませて、髪も乾かす。
そしておやすみをお互いに言って、お互い別れて部屋で寝る。
このマンションには部屋が二つ付いてるから、それぞれ寝室を別にしている。
村にいた頃は二人で寝ていたのが懐かしい。
でも、コトハは一人でもちゃんと眠れているので邪魔はせず僕も寝る。
「…それにしても、仕事は何をしよう」
僕にはどんな仕事が向いているだろうか。
コトハのことを考えると、時間や休みが自由になるお仕事がいいんだけど…そんなの中々ないよね。
42
お気に入りに追加
296
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】美しい人。
❄️冬は つとめて
恋愛
「あなたが、ウイリアム兄様の婚約者? 」
「わたくし、カミーユと言いますの。ねえ、あなたがウイリアム兄様の婚約者で、間違いないかしら。」
「ねえ、返事は。」
「はい。私、ウイリアム様と婚約しています ナンシー。ナンシー・ヘルシンキ伯爵令嬢です。」
彼女の前に現れたのは、とても美しい人でした。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
女避けの為の婚約なので卒業したら穏やかに婚約破棄される予定です
くじら
恋愛
「俺の…婚約者のフリをしてくれないか」
身分や肩書きだけで何人もの男性に声を掛ける留学生から逃れる為、彼は私に恋人のふりをしてほしいと言う。
期間は卒業まで。
彼のことが気になっていたので快諾したものの、別れの時は近づいて…。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
死のうと思って家出したら、なんか幸せになったお話
下菊みこと
恋愛
ドアマットヒロインが幸せになるだけ。
ざまぁはほんのり、ほんのちょっぴり。
ご都合主義のハッピーエンド。
小説家になろう様でも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
記憶がないなら私は……
しがと
恋愛
ずっと好きでようやく付き合えた彼が記憶を無くしてしまった。しかも私のことだけ。そして彼は以前好きだった女性に私の目の前で抱きついてしまう。もう諦めなければいけない、と彼のことを忘れる決意をしたが……。 *全4話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる