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3月11日(水)
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「ミゴドぜんばぁいっ!!」
「いたたた・・・田淵!いくら元ラグビー部だからって急にタックルしないでよ。」
大きな体の田淵くんが突然ミコトくんに抱きついたようだった。
「ぜんばーいっ!!オレをひとりにしないでぐだざいよぉ~。九州支社ならまだいいけど、アメリカなんてっ!!うわーんっ!!茉結ちゃんもいなくなっちゃうしぃ~っ!!なんかイケメンに連れてかれちゃったしぃ~っ!!オレ、何も悪いことしてないのにぃ~っ!!岡部さんと焼き肉行ったけど、ホントにただ肉食べたかっただけなのにぃ~っ!!」
「田淵くん!茉結が連れてかれたってどういうこと!?」
「あっ叶未先輩いたんですか?白衣着たイケメンに連れてかれたんですよぉ~。」
「詳しく教えて!」
「ぐずっ・・・あの日、茉結ちゃん、アリサ先輩の家に行くって言ってて、オレは家で動画観ながらピザ食べて待ってたんです。茉結ちゃんいる時Lサイズのピザ頼むと怒られるから、ここぞとばかりに頼んで。ポテトとオニオンリングとアップルパイと炭酸飲料もつけました。炭酸はゼロカロリーのじゃなくて普通の・・・」
「そこは詳しくなくていいの!茉結のことを詳しくお願い!」
「ええと・・・2枚目のピザ食べてる時に、急に目の前に茉結ちゃんが現れたんです。音もなく。最初薄くて段々濃くなってく感じ。」
「そんなアニメみたいなことあるわけないでしょ。食べながら寝てて夢でも見たんじゃない?」
ミコトくんが立ち上がってスーツをはたきながら言った。
「違います!ちゃんと起きてました!オレ、全部食べるまで寝たりしません!ピザ冷めちゃうし!食べ物は一番美味しい時に食べなきゃ!」
「それで!?」
「茉結ちゃん、『えっなんで!?他の世界に移動してないっ!!』とか言って慌ててるんです。スマホいじりながら。僕が話しかけても『ユウくんは黙ってて!』って。混乱してる感じで。」
───茉結は他の世界に行けなかった!?
「そしたら、茉結ちゃんが現れたのとおんなじ感じで、今度は白衣のイケメンが現れたんです。」
「いたたた・・・田淵!いくら元ラグビー部だからって急にタックルしないでよ。」
大きな体の田淵くんが突然ミコトくんに抱きついたようだった。
「ぜんばーいっ!!オレをひとりにしないでぐだざいよぉ~。九州支社ならまだいいけど、アメリカなんてっ!!うわーんっ!!茉結ちゃんもいなくなっちゃうしぃ~っ!!なんかイケメンに連れてかれちゃったしぃ~っ!!オレ、何も悪いことしてないのにぃ~っ!!岡部さんと焼き肉行ったけど、ホントにただ肉食べたかっただけなのにぃ~っ!!」
「田淵くん!茉結が連れてかれたってどういうこと!?」
「あっ叶未先輩いたんですか?白衣着たイケメンに連れてかれたんですよぉ~。」
「詳しく教えて!」
「ぐずっ・・・あの日、茉結ちゃん、アリサ先輩の家に行くって言ってて、オレは家で動画観ながらピザ食べて待ってたんです。茉結ちゃんいる時Lサイズのピザ頼むと怒られるから、ここぞとばかりに頼んで。ポテトとオニオンリングとアップルパイと炭酸飲料もつけました。炭酸はゼロカロリーのじゃなくて普通の・・・」
「そこは詳しくなくていいの!茉結のことを詳しくお願い!」
「ええと・・・2枚目のピザ食べてる時に、急に目の前に茉結ちゃんが現れたんです。音もなく。最初薄くて段々濃くなってく感じ。」
「そんなアニメみたいなことあるわけないでしょ。食べながら寝てて夢でも見たんじゃない?」
ミコトくんが立ち上がってスーツをはたきながら言った。
「違います!ちゃんと起きてました!オレ、全部食べるまで寝たりしません!ピザ冷めちゃうし!食べ物は一番美味しい時に食べなきゃ!」
「それで!?」
「茉結ちゃん、『えっなんで!?他の世界に移動してないっ!!』とか言って慌ててるんです。スマホいじりながら。僕が話しかけても『ユウくんは黙ってて!』って。混乱してる感じで。」
───茉結は他の世界に行けなかった!?
「そしたら、茉結ちゃんが現れたのとおんなじ感じで、今度は白衣のイケメンが現れたんです。」
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