森に捨てられたけど【もふもふ語スキル】で神獣たちに囲まれてスローライフを満喫中~もふもふたちに育てられた最強のちびっ子が人間界でも無双します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
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第33話 心配
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「僕とアリシアなら、封印を解くことができるかもしれない……!」
「ほんとうか、リュカ……!」
「封印の祠まで案内してくれる?」
「ああ、わかった……」
僕とアリシアは、ウルに連れられて、封印の祠へ。
祠は、長い時間の経過を思わせるように、苔むしていた。
そこには静謐な空間が広がっていて、なにか近寄りがたいものを感じた。
「これが……封印の祠……」
僕とアリシアは祠にそっと触れる。
しかし、なにも起こらない。
「これ、どうやって封印を解けばいいんだろう……」
「やはり、二人だけでなく、神器が必要か……」
「神器……? それって、どういうこと……?」
ウルはまだなにか知っているみたいだ。
「神器はかつて、俺たち神獣の魂であり、誇りだったものだ。だが、俺たちが封印されたときに、神器も人間に奪われた。封印を解くには、その神器に二人の血を垂らす必要があるのだろう」
「それは……どこにあるんだろう……?」
「おそらくは、レミニスターかリファイン王国のどちらかだろうな」
神器、それは神獣たちの魂であり誇りだったもの……。
そんな大事なものまで、人間たちに奪われてしまったんだね……。
神器について話すときのウルは、どこか遠い目をしていて、すごく悲しそうだった。
封印を解くためにも、なんとかそれを、取り返すことができないかな……。
「じゃあ、アリシアとリファイン王国にいくついでに、その神器も探してくるよ。もしかしたら、アリシアのお父さんがなにか知っているかもしれないし」
「ほんとうか、だが……そんなことまでお前に背負わせてしまっていいものか……」
「大丈夫。僕にまかせておいて。僕たち、家族じゃないか。なにをいまさら遠慮するんだ。僕が、ウルたちの大事なものを、取り返してくるよ……!」
「ありがとう……リュカ……。お前は、ほんとうにいい子に育ったな……」
アリシアも、ウルの話をきいて、協力してくれるみたいだ。
「私から、お父様に話をしてみるわ。きっと、なにか情報をくれるはず。もしかしたら、神器を返してくれるかも……!」
「ありがとうアリシア。じゃあ、なおのこと、はやくリファイン王国に帰らないとね」
「そうね。ウルたちのためにも……!」
森の外に出る許しも得たことだし、さっそく出発だ。
僕らは旅の準備をはじめた。
◆
「心配で眠れないの……?」
その晩、丘の上で月を見上げていたウルに、ラビィが言った。
「ああ、あの子が心配だ……」
「もうあなたよりも強いのよ? なにを心配することがあるの……」
「だな……」
「まさか、リュカが行ったっきり帰ってこないとでも思ってるの?」
「いや……それは大丈夫だ。心配してないよ。あの子は俺の子だ。必ず戻ってくる」
「なら……」
「ただ、俺たちの事情にまで巻き込んでいいのかと思ってな……。あの子は人間だ」
「今更じゃない。あの子を拾ったときから、遅かれ早かれこうなると思ってたんでしょう?」
「まあな……。あの子がレミニスターの王族だと、俺は最初からわかってて拾ったんだから……」
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「ほんとうか、リュカ……!」
「封印の祠まで案内してくれる?」
「ああ、わかった……」
僕とアリシアは、ウルに連れられて、封印の祠へ。
祠は、長い時間の経過を思わせるように、苔むしていた。
そこには静謐な空間が広がっていて、なにか近寄りがたいものを感じた。
「これが……封印の祠……」
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しかし、なにも起こらない。
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「やはり、二人だけでなく、神器が必要か……」
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ウルはまだなにか知っているみたいだ。
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「それは……どこにあるんだろう……?」
「おそらくは、レミニスターかリファイン王国のどちらかだろうな」
神器、それは神獣たちの魂であり誇りだったもの……。
そんな大事なものまで、人間たちに奪われてしまったんだね……。
神器について話すときのウルは、どこか遠い目をしていて、すごく悲しそうだった。
封印を解くためにも、なんとかそれを、取り返すことができないかな……。
「じゃあ、アリシアとリファイン王国にいくついでに、その神器も探してくるよ。もしかしたら、アリシアのお父さんがなにか知っているかもしれないし」
「ほんとうか、だが……そんなことまでお前に背負わせてしまっていいものか……」
「大丈夫。僕にまかせておいて。僕たち、家族じゃないか。なにをいまさら遠慮するんだ。僕が、ウルたちの大事なものを、取り返してくるよ……!」
「ありがとう……リュカ……。お前は、ほんとうにいい子に育ったな……」
アリシアも、ウルの話をきいて、協力してくれるみたいだ。
「私から、お父様に話をしてみるわ。きっと、なにか情報をくれるはず。もしかしたら、神器を返してくれるかも……!」
「ありがとうアリシア。じゃあ、なおのこと、はやくリファイン王国に帰らないとね」
「そうね。ウルたちのためにも……!」
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僕らは旅の準備をはじめた。
◆
「心配で眠れないの……?」
その晩、丘の上で月を見上げていたウルに、ラビィが言った。
「ああ、あの子が心配だ……」
「もうあなたよりも強いのよ? なにを心配することがあるの……」
「だな……」
「まさか、リュカが行ったっきり帰ってこないとでも思ってるの?」
「いや……それは大丈夫だ。心配してないよ。あの子は俺の子だ。必ず戻ってくる」
「なら……」
「ただ、俺たちの事情にまで巻き込んでいいのかと思ってな……。あの子は人間だ」
「今更じゃない。あの子を拾ったときから、遅かれ早かれこうなると思ってたんでしょう?」
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