2 / 5
憂鬱な日々
しおりを挟む
エリスにとって一日で最も憂鬱な昼休み。
「エリス、来い」
いつものように教室の入り口からネイトに呼ばれたエリスは、お昼を持ってさっと立ち上がる。
婚約者の心得31条に基づき、呼ばれた瞬間急いでそばに行かねばならないのだ。
ランチ場所についても選択の余地はなく、向かう先はいつも生徒会室と決まっている。
ネイトは一昨年から生徒会副会長を務めており、同じくエリスも書記に任命されていた。
エリスにとって、ここで食べるお昼はおいしくない。
なぜなら最も苦手な人物が一緒だから。
それは生徒会長のクリストファー。
金髪に緑眼で長身、絵に描いたような美形。
誰にでも感じが良く親切と評判で、学院一の人気者。
特に女子生徒から絶大な支持を集めている。
ただし、エリスにのみ異様に塩対応。
つねに笑顔で他人と接する好人物なのに、エリスに対する時だけ決まって顔が能面のように無表情になる。
しかも、同じ場所にいる時は基本、見るのも苦痛というように、彼女から視線を逸らし顔を背けるのだ。
かなり嫌われていることは疑いないようもなく、しかも原因に心当たりのあるエリスだった。
そう、あれは13歳の春。初めて会った帝立学院の入学日。
『エリス。俺の幼馴染みで親友のクリストファーだ。このディール帝国の皇太子でもある』
そう言って、ネイトに紹介されたとき、
「ーーっ!?」
思わずエリスは驚愕に目を見張り、ぶしつけにクリストファーの顔を凝視してしまったのだ。
なぜなら知りあってから4年間、どの集まりでもネイトはつねに一人。
毎回、母親のガーランド公爵夫人とエリス以外とはいっさい口をきかないで過ごしていた。
しかも、生来無口な性格らしく、エリスといても自分のことをほとんど話さなかった。
だから、てっきりネイトには『友達が一人もいない』とエリスは思い込んでいたのだ。
その後、
「皇太子殿下が親友だなんて、ネイト様は凄いですね!」
慌てて取りつくろってみたものの、どうやらクリストファーの目は誤魔化せなかったらしい。
あきらかに顔色を変えてエリスを見ていた。
(純粋に驚いただけで、断じてネイト様を馬鹿にする意図はなかったのに……)
とは思うものの、ネイトとの出会いでわかったが、初印象というのはとても大切。
クリストファーについてはそこで失敗したのが明らかだった。
かなり失礼な女だと思われたようで、以来目に見えてエリスにだけ冷淡な態度を取るようになった。
扉を開くと、今日もクリストファーは他の生徒会役員の二人と一緒に生徒会室にいた。
多忙な彼は食事をしながら生徒会の仕事の相談をするのをお昼の日課にしているのだ。
もちろん一番の相談相手は親友であり副会長のネイトである。
ところが今日のネイトは、話しかけるのもはばかられるほど見るからに機嫌が悪かった。
しばらく無言の仏頂面でエリスを見つめたあと、おもむろに訊いてくる。
「エリス、さっき、教室で、お前、他の男と話していただろう?」
「え?」
昼食を広げる手を止めて、思わずエリスはネイトの顔を見る。
「声をかける前に、入り口から少しお前の様子を観察していたのだ」
『淑女科』のエリスのクラスメイトは女子しかいない。
いないのだが、一人だけ思い当たる人物があった。
「もしかしてそれは、授業が終わった後にクレイブ先生にわからない箇所を質問していたこと?」
「質問ということは、自ら話しかけたのだな?」
静かに罪状を確認したあと、ネイトはおもむろにカッと目を見開いて指摘する。
「教師とて男だ、エリス!」
つまり婚約者の心得3条目に違反しているということらしい。
「まったく、そんな考えなしの様子では、卒業後の結婚生活が思いやられる」
(それはこっちの台詞だわ!)
激しく思わずにはいられないエリスだった。
「いいか、エリス、男というものは皆獣だ」
続いてネイトの理不尽な説教が始っても、他の三人は二人の会話が聞こえないかのように振る舞っていた。
いつもながらに冷たい。
特に、クリストファーは酷いとエリスは思った。
この学院広しといえども、ネイトに注意できる立場の人物は彼だけなのに。
(他の生徒の揉め事を見かけたら必ず仲裁に入る癖に、個人的に嫌っているからと言って私のことだけ見て見ぬふりってどうなの?)
クリストファーと出会って5年間。
エリスとてイメージ挽回しようと努力はしたのだ。
しかし、婚約者の心得114箇条が邪魔をして、自ら積極的に関わるのは不可能。
せいぜい生徒会の仕事を真面目にこなすだけしかできないのに、クリストファーときたらまるでエリスの姿が見えず、声も聞こえないかのような態度で、議事録を取ることぐらいしか任せてくれなかった。
小さい頃から読書が趣味で、それが高じて自分で文章を書くようになっていた。
そのおかげか字が綺麗だとよく褒められたので、書記の仕事は好きだった。
それだけにクリストファーに存在を無視されるのが辛いエリスだった。
とにかく、一度植えつけられた印象はなかなか覆らないらしく、いまだに嫌われたまま。
ネイトの親友ということは、学院卒業後も付き合いは続く。
それを思うと暗い気持ちになるエリスだった。
放課後もネイトは迎えに来る。
「エリス、帰るぞ」
教室の入り口から呼ばれたエリスは、急いで鞄に教科書を詰めて立ち上がる。
廊下を並んで歩き出しながら、ネイトにお伺いを立てる。
「ネイト様、図書室へ寄ってもいいですか?」
「駄目だ。本ならいつものようにうちに寄って借りればいい」
「確かにネイト様のご自宅にはたくさん本がありますが、専門書ばかりで……。
小説はもう読み尽くしてしまったのです」
「だったら、今から本屋へ行こう。好きなだけ買えばいい」
「でも、特に、これが欲しい、という本があるわけではないですし……。
せっかくこの学院には広い図書室があるのに、入学してから数回しか利用したことがないのはもったいないです」
エリスが食い下がると、ネイトは立ち止まってギロリと睨み下ろしてきた。
「エリス、それ以上言うと、婚約者の心得2条違反だぞ?」
「……っ!?」
ネイトはどうあっても図書室には寄りたくないらしい。
何も言えなくなったエリスの手を、ネイトがぐいっと掴んで引いてくる。
「お金のことなど気にするな。さあ、本屋へ行くぞ」
勝手に話を打ち切られ、そのまま手を繋がれた状態で再び廊下を歩き出す。
ネイトの大きな手の感触を意識しつつ、エリスの口から思わず溜め息が漏れてしまう。
(別にお金のことを気にしているわけではないのに、どうしてわかってくれないの?
結婚してもネイト様はずっとこうなのかしら?)
不満に思いながら、高い位置にある整った横顔を見上げると、ネイトは警戒するように周囲に視線を走らせていた。
出会ってから9年経つのに、婚約者が何を考えているかさっぱり理解できないエリスだった。
玄関を出るとさっと繋いでいた手がほどかれる。
もう必要がないからだとエリスは察した。
彼女の認識では、ネイトがいわゆるロマンチックな意味で手を握ってきたことは一度もない。
政略結婚なのだから仕方がないかもしれないが、もちろんキスをしてきたことも、エリスへの好意を口にしたこともない。
その態度から、女性としてまったく興味ない癖に、婚約者という一点だけで、他の男性との接触をいっさい禁じているとしかエリスには思えなかった。
(徹底的に自由を制限することといい、ネイト様にとって婚約者とは奴隷のような存在なんだわ
そう思って悲しくなったエリスは、ネイトに続いて馬車に乗り込むと、強めの口調で言った。
「本屋には寄らなくていいです。今日はまっすぐ自宅に帰ります!」
「それは駄目だ」
「どうしてですか?」
「うちで一緒に夕食をとることが決まっているからだ」
「いつ決まったんですか?」
「今だ」
エリスは脱力して、無言になった。
一人になりたくてもままならない。
ここ最近、毎日、学校が終わったあとも、休みの日も、ガーランド邸に連行されるのがお決まりのコースになっていた。
結婚する前からすでに愛のない、不自由な生活に嫌気がさしていたエリスだった。
「エリス、来い」
いつものように教室の入り口からネイトに呼ばれたエリスは、お昼を持ってさっと立ち上がる。
婚約者の心得31条に基づき、呼ばれた瞬間急いでそばに行かねばならないのだ。
ランチ場所についても選択の余地はなく、向かう先はいつも生徒会室と決まっている。
ネイトは一昨年から生徒会副会長を務めており、同じくエリスも書記に任命されていた。
エリスにとって、ここで食べるお昼はおいしくない。
なぜなら最も苦手な人物が一緒だから。
それは生徒会長のクリストファー。
金髪に緑眼で長身、絵に描いたような美形。
誰にでも感じが良く親切と評判で、学院一の人気者。
特に女子生徒から絶大な支持を集めている。
ただし、エリスにのみ異様に塩対応。
つねに笑顔で他人と接する好人物なのに、エリスに対する時だけ決まって顔が能面のように無表情になる。
しかも、同じ場所にいる時は基本、見るのも苦痛というように、彼女から視線を逸らし顔を背けるのだ。
かなり嫌われていることは疑いないようもなく、しかも原因に心当たりのあるエリスだった。
そう、あれは13歳の春。初めて会った帝立学院の入学日。
『エリス。俺の幼馴染みで親友のクリストファーだ。このディール帝国の皇太子でもある』
そう言って、ネイトに紹介されたとき、
「ーーっ!?」
思わずエリスは驚愕に目を見張り、ぶしつけにクリストファーの顔を凝視してしまったのだ。
なぜなら知りあってから4年間、どの集まりでもネイトはつねに一人。
毎回、母親のガーランド公爵夫人とエリス以外とはいっさい口をきかないで過ごしていた。
しかも、生来無口な性格らしく、エリスといても自分のことをほとんど話さなかった。
だから、てっきりネイトには『友達が一人もいない』とエリスは思い込んでいたのだ。
その後、
「皇太子殿下が親友だなんて、ネイト様は凄いですね!」
慌てて取りつくろってみたものの、どうやらクリストファーの目は誤魔化せなかったらしい。
あきらかに顔色を変えてエリスを見ていた。
(純粋に驚いただけで、断じてネイト様を馬鹿にする意図はなかったのに……)
とは思うものの、ネイトとの出会いでわかったが、初印象というのはとても大切。
クリストファーについてはそこで失敗したのが明らかだった。
かなり失礼な女だと思われたようで、以来目に見えてエリスにだけ冷淡な態度を取るようになった。
扉を開くと、今日もクリストファーは他の生徒会役員の二人と一緒に生徒会室にいた。
多忙な彼は食事をしながら生徒会の仕事の相談をするのをお昼の日課にしているのだ。
もちろん一番の相談相手は親友であり副会長のネイトである。
ところが今日のネイトは、話しかけるのもはばかられるほど見るからに機嫌が悪かった。
しばらく無言の仏頂面でエリスを見つめたあと、おもむろに訊いてくる。
「エリス、さっき、教室で、お前、他の男と話していただろう?」
「え?」
昼食を広げる手を止めて、思わずエリスはネイトの顔を見る。
「声をかける前に、入り口から少しお前の様子を観察していたのだ」
『淑女科』のエリスのクラスメイトは女子しかいない。
いないのだが、一人だけ思い当たる人物があった。
「もしかしてそれは、授業が終わった後にクレイブ先生にわからない箇所を質問していたこと?」
「質問ということは、自ら話しかけたのだな?」
静かに罪状を確認したあと、ネイトはおもむろにカッと目を見開いて指摘する。
「教師とて男だ、エリス!」
つまり婚約者の心得3条目に違反しているということらしい。
「まったく、そんな考えなしの様子では、卒業後の結婚生活が思いやられる」
(それはこっちの台詞だわ!)
激しく思わずにはいられないエリスだった。
「いいか、エリス、男というものは皆獣だ」
続いてネイトの理不尽な説教が始っても、他の三人は二人の会話が聞こえないかのように振る舞っていた。
いつもながらに冷たい。
特に、クリストファーは酷いとエリスは思った。
この学院広しといえども、ネイトに注意できる立場の人物は彼だけなのに。
(他の生徒の揉め事を見かけたら必ず仲裁に入る癖に、個人的に嫌っているからと言って私のことだけ見て見ぬふりってどうなの?)
クリストファーと出会って5年間。
エリスとてイメージ挽回しようと努力はしたのだ。
しかし、婚約者の心得114箇条が邪魔をして、自ら積極的に関わるのは不可能。
せいぜい生徒会の仕事を真面目にこなすだけしかできないのに、クリストファーときたらまるでエリスの姿が見えず、声も聞こえないかのような態度で、議事録を取ることぐらいしか任せてくれなかった。
小さい頃から読書が趣味で、それが高じて自分で文章を書くようになっていた。
そのおかげか字が綺麗だとよく褒められたので、書記の仕事は好きだった。
それだけにクリストファーに存在を無視されるのが辛いエリスだった。
とにかく、一度植えつけられた印象はなかなか覆らないらしく、いまだに嫌われたまま。
ネイトの親友ということは、学院卒業後も付き合いは続く。
それを思うと暗い気持ちになるエリスだった。
放課後もネイトは迎えに来る。
「エリス、帰るぞ」
教室の入り口から呼ばれたエリスは、急いで鞄に教科書を詰めて立ち上がる。
廊下を並んで歩き出しながら、ネイトにお伺いを立てる。
「ネイト様、図書室へ寄ってもいいですか?」
「駄目だ。本ならいつものようにうちに寄って借りればいい」
「確かにネイト様のご自宅にはたくさん本がありますが、専門書ばかりで……。
小説はもう読み尽くしてしまったのです」
「だったら、今から本屋へ行こう。好きなだけ買えばいい」
「でも、特に、これが欲しい、という本があるわけではないですし……。
せっかくこの学院には広い図書室があるのに、入学してから数回しか利用したことがないのはもったいないです」
エリスが食い下がると、ネイトは立ち止まってギロリと睨み下ろしてきた。
「エリス、それ以上言うと、婚約者の心得2条違反だぞ?」
「……っ!?」
ネイトはどうあっても図書室には寄りたくないらしい。
何も言えなくなったエリスの手を、ネイトがぐいっと掴んで引いてくる。
「お金のことなど気にするな。さあ、本屋へ行くぞ」
勝手に話を打ち切られ、そのまま手を繋がれた状態で再び廊下を歩き出す。
ネイトの大きな手の感触を意識しつつ、エリスの口から思わず溜め息が漏れてしまう。
(別にお金のことを気にしているわけではないのに、どうしてわかってくれないの?
結婚してもネイト様はずっとこうなのかしら?)
不満に思いながら、高い位置にある整った横顔を見上げると、ネイトは警戒するように周囲に視線を走らせていた。
出会ってから9年経つのに、婚約者が何を考えているかさっぱり理解できないエリスだった。
玄関を出るとさっと繋いでいた手がほどかれる。
もう必要がないからだとエリスは察した。
彼女の認識では、ネイトがいわゆるロマンチックな意味で手を握ってきたことは一度もない。
政略結婚なのだから仕方がないかもしれないが、もちろんキスをしてきたことも、エリスへの好意を口にしたこともない。
その態度から、女性としてまったく興味ない癖に、婚約者という一点だけで、他の男性との接触をいっさい禁じているとしかエリスには思えなかった。
(徹底的に自由を制限することといい、ネイト様にとって婚約者とは奴隷のような存在なんだわ
そう思って悲しくなったエリスは、ネイトに続いて馬車に乗り込むと、強めの口調で言った。
「本屋には寄らなくていいです。今日はまっすぐ自宅に帰ります!」
「それは駄目だ」
「どうしてですか?」
「うちで一緒に夕食をとることが決まっているからだ」
「いつ決まったんですか?」
「今だ」
エリスは脱力して、無言になった。
一人になりたくてもままならない。
ここ最近、毎日、学校が終わったあとも、休みの日も、ガーランド邸に連行されるのがお決まりのコースになっていた。
結婚する前からすでに愛のない、不自由な生活に嫌気がさしていたエリスだった。
340
あなたにおすすめの小説
二年間の花嫁
柴田はつみ
恋愛
名門公爵家との政略結婚――それは、彼にとっても、私にとっても期間限定の約束だった。
公爵アランにはすでに将来を誓い合った女性がいる。私はただ、その日までの“仮の妻”でしかない。
二年後、契約が終われば彼の元を去らなければならないと分かっていた。
それでも構わなかった。
たとえ短い時間でも、ずっと想い続けてきた彼のそばにいられるなら――。
けれど、私の知らないところで、アランは密かに策略を巡らせていた。
この結婚は、ただの義務でも慈悲でもない。
彼にとっても、私を手放すつもりなど初めからなかったのだ。
やがて二人の距離は少しずつ近づき、契約という鎖が、甘く熱い絆へと変わっていく。
期限が迫る中、真実の愛がすべてを覆す。
――これは、嘘から始まった恋が、永遠へと変わる物語。
(完結)あなたが婚約破棄とおっしゃったのですよ?
青空一夏
恋愛
スワンはチャーリー王子殿下の婚約者。
チャーリー王子殿下は冴えない容姿の伯爵令嬢にすぎないスワンをぞんざいに扱い、ついには婚約破棄を言い渡す。
しかし、チャーリー王子殿下は知らなかった。それは……
これは、身の程知らずな王子がギャフンと言わされる物語です。コメディー調になる予定で
す。過度な残酷描写はしません(多分(•́ε•̀;ก)💦)
それぞれの登場人物視点から話が展開していく方式です。
異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定ご都合主義。タグ途中で変更追加の可能性あり。
王妃はただ、殺されないことを願う
柴田はつみ
恋愛
一度目の人生で、愛する国王の剣によって結婚半年で殺されたお飾り王妃リリアナ。彼女は運命に抗うことなく、隣国から送られた「呪いの血を持つ王妃」として処断された。
しかし、リリアナは婚礼直後に時を戻して転生する。二度目の人生、彼女に残された時間は、運命の冬至の夜会までの半年間。
リリアナは、以前のような無垢な愛を国王アレスに捧げることをやめ、「殺されない」ため、そして「愛する人を裏切り者にしたくない」ために、冷徹な「お飾りの王妃」として振る舞い始める。
婚約破棄?ああ、どうぞお構いなく。
パリパリかぷちーの
恋愛
公爵令嬢アミュレットは、その完璧な美貌とは裏腹に、何事にも感情を揺らさず「はぁ、左様ですか」で済ませてしまう『塩対応』の令嬢。
ある夜会で、婚約者であるエリアス王子から一方的に婚約破棄を突きつけられるも、彼女は全く動じず、むしろ「面倒な義務からの解放」と清々していた。
断罪された公爵令嬢に手を差し伸べたのは、私の婚約者でした
カレイ
恋愛
子爵令嬢に陥れられ第二王子から婚約破棄を告げられたアンジェリカ公爵令嬢。第二王子が断罪しようとするも、証拠を突きつけて見事彼女の冤罪を晴らす男が現れた。男は公爵令嬢に跪き……
「この機会絶対に逃しません。ずっと前から貴方をお慕いしていましたんです。私と婚約して下さい!」
ええっ!あなた私の婚約者ですよね!?
冷徹公爵の誤解された花嫁
柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。
冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。
一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。
婚約者への愛を薔薇に注ぎました
棗
恋愛
妹と違って家族にも、婚約者にも愛されなかったメルティナ。王国一の魔法使いエミディオの力で時間を巻き戻し、彼の妻になったメルティナは今とても幸福に満ち溢れていた。
魔法薬店を営むメルティナの許に、元婚約者が現れた。
嘗て狂おしい程に愛した元婚約者を見ても、愛がすっかりと消えてしまったメルティナの心は揺れなかった。
※なろうさんにも公開しています。
夫は運命の相手ではありませんでした…もう関わりたくないので、私は喜んで離縁します─。
coco
恋愛
夫は、私の運命の相手ではなかった。
彼の本当の相手は…別に居るのだ。
もう夫に関わりたくないので、私は喜んで離縁します─。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる