詞詩集

鳥丸唯史(とりまるただし)

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ガーネット

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子猫のように喉を鳴らしトキメキを伝えてる
焦らしてるのはワタシの方
簡単に堕ちるなんて
扱い方はすぐに慣れるわ 攻撃的な幻想
誘発するスパークルが痺れを生み出してく

過激な胸の高鳴り 血潮中放電したわ
これからザクロでも食べようかしら

妖しき奇想郷 迷ったら手を差し伸べるわ
泣きじゃくって泣きじゃくって 弱味を味わいさせて
白々しい? 赤々しい! 悪戯いたずら吐息のワタシ
砂粒程度の本気なら 軽く一吹きしてあげる fu uh

荒々しい息を切らしスベテを求めている
蜥蜴とかげの尻尾にもう用はない
ただの残像 それだけよ
オマエはただの足のある蛇 鼻で笑って済ませてく
神話時代に終止符ピリオドを 未来は来るのよ

ワタシの名の星は永らく輝き続け
届くものならやって御覧なさい

妖しきガーネットの都 迷ったら此処ここ御出おいでなさい
欲望さえも飲み干しちゃうのよ まだ満腹ではないわ
四面楚歌で絶体絶命 それさえ利用価値あり
身を削り生き延びたなら 優しく抱擁してあげる そっと

足のある蛇など存在の意味がない
これからザクロでも食べようかしら

妖しき奇想郷 これより怪奇のラビリンス
ハートのクイーンは美食家ね お口に合わなきゃ首をねよ
妖しきガーネットの都 迷ったら此処へ御出でなさい
欲望さえも飲み干しちゃうのよ まだまだ満腹ではないわ

妖しき奇想郷 迷ったら手を差し伸べるわ
泣きじゃくって泣きじゃくって 弱味を味わいさせて
白々しい? 赤々しい! 悪戯吐息のワタシ
砂粒程度の本気なら 軽く一吹きしてあげる fu uh
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