詞詩集

鳥丸唯史(とりまるただし)

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グッバイティアドロップ

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廻る優しい風で 花びらフワリ
「髪についた」と指 触れるの
気まぐれな足取りで 街を歩いた
道端のマンホール 飛び越えた

あ…あなたの瞳は何を映すの?
陰りを見せないで そっと手を引いて

小さく呟いた唇は
あたしの名前なら 落ちて消えないで
親愛なるティアドロップ もう一度
純粋に笑えたら しばらくね

突然の通り雨 逃げ込んだ午後
同時に通る顔 視線合う
一回り大きい傘 「入る?」とあなた
策じゃないことくらい わかってるから

あ…表情はないのに優しく見えるの
またその声で あたしを呼んで

他の女性ひとに同じことしていても
嫉妬はしないできない 悔しいから
親愛なるティアドロップ もう一度
純粋に笑えたら しばらくね

あ…気持ちが読み取れない あたし不器用だね
でも視線交わしたい こっちを振り向いて

小さく呟いた唇は
あたしの名前なら 胸に刻ませて
平凡な姿でも特別な女性に
なれると期待して…やっぱ自信ないや

ありがとう dear my best friend
助けてくれて
純粋に笑えたら 教えてあげる
グッバイティアドロップ あと少しだけ
綺麗になるまで
グッバイティアドロップ しばらくね
あ…せつない
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