詞詩集

鳥丸唯史(とりまるただし)

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White Fuzz

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静寂なんて響きは何にも耳に残らない
グラスを弾いた指が少しジンときて痛むよ

ララ…言葉とかいらないんだ
ふっと息を吹きつくように
優しさ それでいいんだ
それでいいんだよ だって

ひとつ雪がまつ毛に乗る
俺は今真っ白いファズとなって
君にとってつまらない世界をひずませるよ
ほらごらん 窓の外はもう寒い冬だね

窮屈なこの部屋 カーテン年中閉めてる
昼も夜もわかんない 体感温度を無視して

なぁ 外に出ないか
君の場所はもっとキラキラと眩しい
寂しさ 連れ出すんだ
感嘆の声の創造

ひとつ雪がまつ毛に乗る
俺は今真っ白いファズとなって
君にとってつまらない世界をロックさせるよ
ほらごらん 窓の外はもう寒い冬だね

暗い影が落ちた頬は
触れると中まで霜焼けにする
俺は君と騒がしい世界を見に行く
外に出ないか

ひとつ雪がまつ毛に乗る
俺は今真っ白いファズとなるんだ
冬のロマンティックの中で抱き合うよりも
叫びたい キャロルなんて聞こえないほどに

君にとってつまらない世界を打ちのめすよ
叫びたい 俺もキャロルなんて嫌いさ
ワ――!
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