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王都へ
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「恵、ローシャもう出発しても大丈夫か?」
「あ、はい。大丈夫です。」
「うん!僕ももう行けるよ!」
「では、王都へ帰るとするか」
「恵お兄ちゃん、一緒に手を繋いで行っても良い?」
「うん、良いよ。」
「やった!」
「恵、家はこのままで大丈夫か?」
「あ、はい。私以外には開けられない様になっているので心配ありません。」
「そうなのか?それなら大丈夫そうだな。」
「恵お兄ちゃん、僕また遊びに来ても良い?」
「え、あ、そうだね…大丈夫そうだったらね。」
「うん!」
「あ、そう言えば、ここから王都まではどのくらいの距離があるんですか?」
「そうだな、隙間に休憩時間を挟むと約半日だな。」
「そうなんですか?そんなに長距離なのに王様の護衛の人数が四人で大丈夫なんですか?」
「ああ、大丈夫だ、王城からこの森まで転移魔法で来たからな。この場所まで一瞬で着くんだ。」
「転移魔法…便利ですね」
「恵様は使い方さえわかればすぐに使える様になると思いますよ。」
「本当ですか?ブラウンさん」
「はい。今度お時間が有りました私がお教え致します。」
「本当ですか、是非お願いします。」
「はい、お任せ下さい。ふふふっ」
「さて、それでは転移致しますので皆さん私から離れないように恵様とローシャ様は酔ってしまうかもしれないので目を瞑っていて下さいね…それでは行きます。」
シュンッ
「もう大丈夫ですよ。ゆっくり目を開けてください。」
「うわ、凄い本当に移動してる。」
目を開けてみると、誰かの執務室の様な部屋だった。
実務用の机とテーブルとソファーが置いてあるだけだがどれも高級感が漂っている。
「ここは…?」
「この部屋は私の執務室だ。安心して良い。」
「それでは私達はアリス様を呼んで参りますので。」
「あぁ、よろしく頼むよ」
ガチャンッ
「僕、ちゃんとおうちに帰ってこれた…。」
「あぁ、ローシャすまなかったな、私のせいでこんなことになって…」ギュッー
「そんなことないよ、兄様。それに兄様はちゃんと僕を迎えに来てくれたでしょ。」
「本当に無事で良かった」ギュッーギュッー
「本当にありがとう、恵」
「あ、いいえ。お気になさらず、ローシャくんを無事にお家に返せる事が出来て良かったです。」ニコッ
「そう言って貰えるととてもありがたい。それより恵、私のことは是非ロイドと呼んで欲しい。敬語も要らない。」
「いや、流石に王様を呼び捨てで呼ぶのはちょっと…ロイド様で宜しいでしょうか。」
「まあ、まだ最初だからな、しょうがないか…そのうち呼び捨てで是非呼んでくれ。」
「はい、出来たらですが…」
多分一生呼び捨てで王様の名前を呼ぶことはないだろう…。
「あと、敬語なのはこれはもう癖なので気にしないで下さい。」
「…そうか。ホソッ…まぁ、無理強いは良くないか。」
「?なにか?」コテッ
「…いや、何でもない」
コンコンッ
「陛下、アリス様をお連れしました。」
「ああ、入ってくれ」
「失礼します。」
ガチャンッ
「ローシャ!!」
「義母様!!」
そう言ってローシャくんが抱きついた女性はとっても綺麗な人だけれど彼女は一体誰なのだろうか?
「あ、はい。大丈夫です。」
「うん!僕ももう行けるよ!」
「では、王都へ帰るとするか」
「恵お兄ちゃん、一緒に手を繋いで行っても良い?」
「うん、良いよ。」
「やった!」
「恵、家はこのままで大丈夫か?」
「あ、はい。私以外には開けられない様になっているので心配ありません。」
「そうなのか?それなら大丈夫そうだな。」
「恵お兄ちゃん、僕また遊びに来ても良い?」
「え、あ、そうだね…大丈夫そうだったらね。」
「うん!」
「あ、そう言えば、ここから王都まではどのくらいの距離があるんですか?」
「そうだな、隙間に休憩時間を挟むと約半日だな。」
「そうなんですか?そんなに長距離なのに王様の護衛の人数が四人で大丈夫なんですか?」
「ああ、大丈夫だ、王城からこの森まで転移魔法で来たからな。この場所まで一瞬で着くんだ。」
「転移魔法…便利ですね」
「恵様は使い方さえわかればすぐに使える様になると思いますよ。」
「本当ですか?ブラウンさん」
「はい。今度お時間が有りました私がお教え致します。」
「本当ですか、是非お願いします。」
「はい、お任せ下さい。ふふふっ」
「さて、それでは転移致しますので皆さん私から離れないように恵様とローシャ様は酔ってしまうかもしれないので目を瞑っていて下さいね…それでは行きます。」
シュンッ
「もう大丈夫ですよ。ゆっくり目を開けてください。」
「うわ、凄い本当に移動してる。」
目を開けてみると、誰かの執務室の様な部屋だった。
実務用の机とテーブルとソファーが置いてあるだけだがどれも高級感が漂っている。
「ここは…?」
「この部屋は私の執務室だ。安心して良い。」
「それでは私達はアリス様を呼んで参りますので。」
「あぁ、よろしく頼むよ」
ガチャンッ
「僕、ちゃんとおうちに帰ってこれた…。」
「あぁ、ローシャすまなかったな、私のせいでこんなことになって…」ギュッー
「そんなことないよ、兄様。それに兄様はちゃんと僕を迎えに来てくれたでしょ。」
「本当に無事で良かった」ギュッーギュッー
「本当にありがとう、恵」
「あ、いいえ。お気になさらず、ローシャくんを無事にお家に返せる事が出来て良かったです。」ニコッ
「そう言って貰えるととてもありがたい。それより恵、私のことは是非ロイドと呼んで欲しい。敬語も要らない。」
「いや、流石に王様を呼び捨てで呼ぶのはちょっと…ロイド様で宜しいでしょうか。」
「まあ、まだ最初だからな、しょうがないか…そのうち呼び捨てで是非呼んでくれ。」
「はい、出来たらですが…」
多分一生呼び捨てで王様の名前を呼ぶことはないだろう…。
「あと、敬語なのはこれはもう癖なので気にしないで下さい。」
「…そうか。ホソッ…まぁ、無理強いは良くないか。」
「?なにか?」コテッ
「…いや、何でもない」
コンコンッ
「陛下、アリス様をお連れしました。」
「ああ、入ってくれ」
「失礼します。」
ガチャンッ
「ローシャ!!」
「義母様!!」
そう言ってローシャくんが抱きついた女性はとっても綺麗な人だけれど彼女は一体誰なのだろうか?
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