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旅路〜イルツク〜
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「“品種”でございますか?
それは品の種類という事ですか?
ジャガイモ、ニンジン、はたまた金槌や本のような?」
イオリはポップコーンを作る手を止めて考え込んだ。
「それは・・・別物ですね。
俺が言いたいのはジャガイモにはジャガイモの中でも種類があるのです。
煮る事で美味しくなるジャガイモもあれば、油で揚げて美味しいジャガイモもあります。
茹でて潰して食べる事に長けているジャガイモもありますよ。
トウモロコシも同じです。
茹でて食べるのがベストなトウモロコシもあれば、今回の様に乾燥させて加熱する事で美味しく食べられる種類があるんです。」
イオリの説明にロビンだけでなくアナスタシアも驚いたように目を見開いた。
「本当ですか!?
ジャガイモは皆、同じだと思っていました。」
イオリは驚くアナスタシアに腰バックに入っていたジャガイモをとりだした。
丸いジャガイモと楕円のジャガイモをテーブルに置いて2人に見せる。
「これらはジャガイモですが、丸い方が身が柔らかく茹でるなどの加熱した後に潰して食べる事に向いています。
煮たりすると煮崩れて舌触りが悪くなります。
比べて楕円のジャガイモは身がしっかりしているので煮崩れ難く、スープや煮物・・・揚げ物にも良いですね。
別に潰せなくはないですが、俺だったら潰したい時は丸い方を選びます。」
「本当にそんなに違いが?
私には良く分かりません・・・。」
眉を顰めるアナスタシアとは違いロビンは驚愕な顔でジャガイモを手に取った。
「考えてみた事もなかったです。
だって、ジャガイモはジャガイモです。
丸いのも楕円のもあって当たり前。
煮崩れると申されましたが、当たり前だと思っていたのです。」
「恐らく、農家さんですら知らないのでしょう。
収穫時には混ざっているのでジャガイモはジャガイモでしかないと考えてすらいないのでしょうね。
因みにこんなのもありますよ。」
イオリは苦笑すると再び腰バックを漁り赤いジャガイモを2つとりだした。
「あら?
それもジャガイモなのですか?」
アナスタシアは怖々1つ手に取るとじっと見つめた。
領主であり、貴族の娘として育ったアナスタシアは基本的なジャガイモは知っていても赤いジャガイモは知らなかった。
皮を剥いてしまえば赤いジャガイモも黄色の身だから気にするまでもなかったのである。
しかしロビンは勿論知っていた。
それでも、違う品種であると考えた事など1度もない。
イオリはアナスタシアからジャガイモを受け取るとナイフで切った。
案の定、赤いジャガイモの身は黄色くロビンは頷いた。
イオリは取り出したもう1つにナイフを入れるとニッコリして2人に差し出した。
「・・・紫。」
「・・・なんと、異色な。」
怯える2人にイオリは慌てて言った。
「いやいや、だから品種の違いですって!
これもジャガイモなんです。
身が柔らかいですが、丸いジャガイモと少し味が違います。
同じ料理でも変化をつけられて面白いでしょう?」
感心した2人はコクリと頷いた。
「それでは、イオリ様。
ポップコーンについて教えていだたけますか?」
「はい。
ポップコーンは“爆裂種”のトウモロコシを使います。
まず、調理過程を見ていただきましょう。
紙袋などに入れれば、露天や商店で売る事ができます。
街を歩きながらつまむ事が出来るので、観光客に良いでしょう。
調理としては難しくないので、冒険者には乾燥した物を売るのも良いかもしれませんね。」
楽しそうに話すイオリをロビンは目端を緩めて見つめていた。
それは品の種類という事ですか?
ジャガイモ、ニンジン、はたまた金槌や本のような?」
イオリはポップコーンを作る手を止めて考え込んだ。
「それは・・・別物ですね。
俺が言いたいのはジャガイモにはジャガイモの中でも種類があるのです。
煮る事で美味しくなるジャガイモもあれば、油で揚げて美味しいジャガイモもあります。
茹でて潰して食べる事に長けているジャガイモもありますよ。
トウモロコシも同じです。
茹でて食べるのがベストなトウモロコシもあれば、今回の様に乾燥させて加熱する事で美味しく食べられる種類があるんです。」
イオリの説明にロビンだけでなくアナスタシアも驚いたように目を見開いた。
「本当ですか!?
ジャガイモは皆、同じだと思っていました。」
イオリは驚くアナスタシアに腰バックに入っていたジャガイモをとりだした。
丸いジャガイモと楕円のジャガイモをテーブルに置いて2人に見せる。
「これらはジャガイモですが、丸い方が身が柔らかく茹でるなどの加熱した後に潰して食べる事に向いています。
煮たりすると煮崩れて舌触りが悪くなります。
比べて楕円のジャガイモは身がしっかりしているので煮崩れ難く、スープや煮物・・・揚げ物にも良いですね。
別に潰せなくはないですが、俺だったら潰したい時は丸い方を選びます。」
「本当にそんなに違いが?
私には良く分かりません・・・。」
眉を顰めるアナスタシアとは違いロビンは驚愕な顔でジャガイモを手に取った。
「考えてみた事もなかったです。
だって、ジャガイモはジャガイモです。
丸いのも楕円のもあって当たり前。
煮崩れると申されましたが、当たり前だと思っていたのです。」
「恐らく、農家さんですら知らないのでしょう。
収穫時には混ざっているのでジャガイモはジャガイモでしかないと考えてすらいないのでしょうね。
因みにこんなのもありますよ。」
イオリは苦笑すると再び腰バックを漁り赤いジャガイモを2つとりだした。
「あら?
それもジャガイモなのですか?」
アナスタシアは怖々1つ手に取るとじっと見つめた。
領主であり、貴族の娘として育ったアナスタシアは基本的なジャガイモは知っていても赤いジャガイモは知らなかった。
皮を剥いてしまえば赤いジャガイモも黄色の身だから気にするまでもなかったのである。
しかしロビンは勿論知っていた。
それでも、違う品種であると考えた事など1度もない。
イオリはアナスタシアからジャガイモを受け取るとナイフで切った。
案の定、赤いジャガイモの身は黄色くロビンは頷いた。
イオリは取り出したもう1つにナイフを入れるとニッコリして2人に差し出した。
「・・・紫。」
「・・・なんと、異色な。」
怯える2人にイオリは慌てて言った。
「いやいや、だから品種の違いですって!
これもジャガイモなんです。
身が柔らかいですが、丸いジャガイモと少し味が違います。
同じ料理でも変化をつけられて面白いでしょう?」
感心した2人はコクリと頷いた。
「それでは、イオリ様。
ポップコーンについて教えていだたけますか?」
「はい。
ポップコーンは“爆裂種”のトウモロコシを使います。
まず、調理過程を見ていただきましょう。
紙袋などに入れれば、露天や商店で売る事ができます。
街を歩きながらつまむ事が出来るので、観光客に良いでしょう。
調理としては難しくないので、冒険者には乾燥した物を売るのも良いかもしれませんね。」
楽しそうに話すイオリをロビンは目端を緩めて見つめていた。
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