詩集『刺繡』

新帯 繭

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無限大の好き

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誰が言われても
どんな場面だろうと
否定もされない
非難もされない感情

『好き』

浅くも奥深くて
一言だと幼いけれど
その一言に深みがある
大人の寡黙な言葉の一滴

好き嫌いがある人間は沢山いる
寧ろ全員なければおかしい
食べ物然り勉強然り
好き嫌いは得手不得手よりも多い

感情は数字では表せない
だけど唯一
明確に数字で表せる
それが『好き嫌い』

好きは∞だ
嫌いは有限で果てがある
好きは果てし無く限界がない
何とも素敵な感情だ

『無限大の好き』を胸に秘め
大事に育てて『好き』の惑星を作りたい
そんな夢見心地な夢が『好き』
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