140 / 145
140話 ※
しおりを挟む
「言われるまでもなく」
邦一が優しく微笑んできた。最近よく微笑んでくれる。前は笑みを浮かべるよりは呆れた顔ばかりしていたことを思うと、もしかしたら秋星のことをさらに好ましく思ってくれるようになったのかもしれない。
そう思うと秋星の中にある小部屋が満たされるだけでなく、下腹部がじんじんと疼いた。
「ここ、ひくひくしてる」
邦一が秋星の肛門を指でなぞってくる。
「煩い。そんなに見んといて」
「尻の穴ってやらしいんだな」
「……ほんまお前は……」
何なん、言葉プレイなん、と言いたいところだが、恐らく特に意識して言っているのではないのだろう。
「はよ入れぇ。クニがベロで濡らしたもんなんかとぉに乾いてんとちゃうの?」
落ち着かないし、下腹部がじんじんと疼く。吸血目的関係なくこういった行為を自分がここまで求めるようになると秋星は思ってもみなかった。最初はこの穴に入れさせて邦一を気持ちよくさせたらいいのだくらいに思っていた。性交に対して特に思うところなどなかった。官能を味わいたければ血を吸えば十分過ぎるほど満たされる。ただ一方的な行為だと思うと自尊心が許せない上に邦一にもいい思いをして欲しいという気持ちが強かった。だから昔から自分だけでなく、邦一も気持ちよくなるよう心を砕いてきた。
今では自分が邦一のあらゆる肌に牙を食い込ませる分、邦一には自分をひたすら突いてもらいたいと自ら思う。
……そぉしたら……互いに貪り合える。
互いに、と思うとまた体の芯が疼く。
「俺の先さ、さっき出しただけじゃなくてまた結構濡れてきてるから大丈夫じゃないかな……」
「……そぉなん? クニ、俺のん舐めて結構興奮してんの?」
「まぁ、な。そんなの、俺の姿見たらバレバレなんだろ……?」
囁くように言うと、邦一は後ろから挿入してきた。とてつもなく硬くて大きなものが秋星の中をみちみちと満たし、さらに深く割り入れようとしてくる。
「っん、ぅ……」
内臓をかき混ぜるかのように突き上げてくる圧迫感や異物感と、ただ単純にひたすら感じる快楽に、自然と漏れそうな声を秋星はぐっと抑える。
邦一は声を出せと言うが、それこそ自尊心が許さない。様々な動物の雌みたいな啼き声をこの橘秋星が発する気はない。
「痛くない?」
「痛ない。せやからもっと……」
思い切り突き上げてみろと言わんばかりに秋星は腰を反らせ動かした。
「後ろからってそういえばあまりしないよな」
邦一が少し苦しげに声を出す。実際に苦しいのではなく感じているのだろうと秋星は気をよくした。
「動物みたいやからな」
「動物みたいなの、秋星は嫌か?」
「……」
自分で言うと卑屈な感じだというのに、邦一が口にすると妙に扇情的に聞こえる。
「どうした?」
「……なんか……お前が言うとやらしい」
「は? どういう意味だよ……」
呆れたように呟いたあと、邦一は動きを速めてきた。
「ぁ、あ……っ」
普段はよく向かい合ってする。邦一に入れられながら秋星は邦一の血を貪る。そうすることでさらにお互い官能が高まる上に秋星は変な喘ぎを出さずに済むという利点もあった。
今は堪えるものがない。自分の唇を噛みしめる気はない。ピアスを外し、制御していない状態では自分の唇が傷だらけになってしまう。また枕に顔を埋めて声を殺そうとすると、入れられたまま腰を捻られた。
「足……回して……そう……体は楽なように横たえたらいい」
足を交差させられ、言われるまでもなく四つん這いから横向きに横たわるような状態になった。片足を持ち上げられる。
「うん……動物みたいなのもよかったけど……こっちのほうが秋星の蔦、よく見える……」
腰を動かしながら、邦一の指が秋星の内ももからゆっくり臍の方へと伝ってくる。
「ん、ぁ、あっ、ぅ」
枕に顔を押し付け損ね、少し声が漏れた。秋星は邦一を睨む。
「秋星、睨んでも顔が赤いから可愛いだけだけど」
「っお前……ぁあもう、せめて目ぇ、人間の頃みたいにあんま見えんままやったらええのに!」
暗闇に隠れることもできない。邦一が人間の頃は秋星一人だけが全て見えている状態が楽しかったのにと恨みがましく思う。
「ほんと、変なとこで照れたり嫌がったりするよな。声、もっと聞きたいくらいなのに」
「嫌や!」
邦一が苦笑してきた。そしてまた体位を変えてくる。
「ほら、秋星」
そしてまた微笑んでくれる。
「血。飲んだらいい」
「さっきも飲んだのに?」
「いいよ」
向き合って上に乗る状態になった秋星はそんな邦一に抱きついた。興奮で尖った胸先が邦一の肌に擦れる。それがまた気持ちよくて、秋星は上に乗ったまま上半身や腰を動かし擦りつけた。すると邦一が気持ちよさそうにする。秋星の中にある邦一のものがまたひときわ大きくなった。
「……ぅ、……ん……。……お前かて、可愛い……」
「俺のこと可愛いって思うのはお前くらいだと思うよ」
「えぇやん、俺だけ……」
囁きながら首筋に唇をつけた。この瞬間はいつも堪らない。我を忘れるような官能と飢えを一気に満たせるであろう期待感に頭すらおかしくなりそうになる。それでもいつもなるべくゆっくり、そして邦一が絶対に痛くないよう、秋星は自分を必死に抑えつつ舌をまず這わせていた。
今も愛しさを込めて口づけすると、邦一が優しく秋星の髪を撫で、すいてくる。
「ほんと、お前の本来の色、綺麗だと思う」
ふと初めて邦一の血を飲んだ時のことが過った。いや、血ではなく汗だったなとすぐに訂正する。怖いと言われた。何もかも拒否されるかのような感覚がした。
……あの事件の時から俺はクニに怖がられることをずっと怖がってて……そんでこの時に改めて怖いて思ったんよなぁ……。
絶対に正体は晒せない、吸血行為も我慢する、そう思った。だが汗を味わってやはり我慢なんてできないことを思い知り、それならせめてものすごく気をつけようと秋星なりに必死だった。
今、何もかも受け入れてくれる邦一に、秋星はまた一瞬泣きそうになった。
クニが死にかけよるせいで、ほんま涙もろなったわ……。
文句とは裏腹に愛しさを込めて牙を突き立てる。そして広がってくる血の味に、体がうち震えた。邦一も堪らなくなったのか、また動きが速くなる。上も下もそして心までも満たされ、本当におかしくなりそうだ。
「ん、ぅん、んっ」
「は、ぁ……、っく」
激しく求め合う二人が達するのはそれから一瞬のことだった。
邦一が優しく微笑んできた。最近よく微笑んでくれる。前は笑みを浮かべるよりは呆れた顔ばかりしていたことを思うと、もしかしたら秋星のことをさらに好ましく思ってくれるようになったのかもしれない。
そう思うと秋星の中にある小部屋が満たされるだけでなく、下腹部がじんじんと疼いた。
「ここ、ひくひくしてる」
邦一が秋星の肛門を指でなぞってくる。
「煩い。そんなに見んといて」
「尻の穴ってやらしいんだな」
「……ほんまお前は……」
何なん、言葉プレイなん、と言いたいところだが、恐らく特に意識して言っているのではないのだろう。
「はよ入れぇ。クニがベロで濡らしたもんなんかとぉに乾いてんとちゃうの?」
落ち着かないし、下腹部がじんじんと疼く。吸血目的関係なくこういった行為を自分がここまで求めるようになると秋星は思ってもみなかった。最初はこの穴に入れさせて邦一を気持ちよくさせたらいいのだくらいに思っていた。性交に対して特に思うところなどなかった。官能を味わいたければ血を吸えば十分過ぎるほど満たされる。ただ一方的な行為だと思うと自尊心が許せない上に邦一にもいい思いをして欲しいという気持ちが強かった。だから昔から自分だけでなく、邦一も気持ちよくなるよう心を砕いてきた。
今では自分が邦一のあらゆる肌に牙を食い込ませる分、邦一には自分をひたすら突いてもらいたいと自ら思う。
……そぉしたら……互いに貪り合える。
互いに、と思うとまた体の芯が疼く。
「俺の先さ、さっき出しただけじゃなくてまた結構濡れてきてるから大丈夫じゃないかな……」
「……そぉなん? クニ、俺のん舐めて結構興奮してんの?」
「まぁ、な。そんなの、俺の姿見たらバレバレなんだろ……?」
囁くように言うと、邦一は後ろから挿入してきた。とてつもなく硬くて大きなものが秋星の中をみちみちと満たし、さらに深く割り入れようとしてくる。
「っん、ぅ……」
内臓をかき混ぜるかのように突き上げてくる圧迫感や異物感と、ただ単純にひたすら感じる快楽に、自然と漏れそうな声を秋星はぐっと抑える。
邦一は声を出せと言うが、それこそ自尊心が許さない。様々な動物の雌みたいな啼き声をこの橘秋星が発する気はない。
「痛くない?」
「痛ない。せやからもっと……」
思い切り突き上げてみろと言わんばかりに秋星は腰を反らせ動かした。
「後ろからってそういえばあまりしないよな」
邦一が少し苦しげに声を出す。実際に苦しいのではなく感じているのだろうと秋星は気をよくした。
「動物みたいやからな」
「動物みたいなの、秋星は嫌か?」
「……」
自分で言うと卑屈な感じだというのに、邦一が口にすると妙に扇情的に聞こえる。
「どうした?」
「……なんか……お前が言うとやらしい」
「は? どういう意味だよ……」
呆れたように呟いたあと、邦一は動きを速めてきた。
「ぁ、あ……っ」
普段はよく向かい合ってする。邦一に入れられながら秋星は邦一の血を貪る。そうすることでさらにお互い官能が高まる上に秋星は変な喘ぎを出さずに済むという利点もあった。
今は堪えるものがない。自分の唇を噛みしめる気はない。ピアスを外し、制御していない状態では自分の唇が傷だらけになってしまう。また枕に顔を埋めて声を殺そうとすると、入れられたまま腰を捻られた。
「足……回して……そう……体は楽なように横たえたらいい」
足を交差させられ、言われるまでもなく四つん這いから横向きに横たわるような状態になった。片足を持ち上げられる。
「うん……動物みたいなのもよかったけど……こっちのほうが秋星の蔦、よく見える……」
腰を動かしながら、邦一の指が秋星の内ももからゆっくり臍の方へと伝ってくる。
「ん、ぁ、あっ、ぅ」
枕に顔を押し付け損ね、少し声が漏れた。秋星は邦一を睨む。
「秋星、睨んでも顔が赤いから可愛いだけだけど」
「っお前……ぁあもう、せめて目ぇ、人間の頃みたいにあんま見えんままやったらええのに!」
暗闇に隠れることもできない。邦一が人間の頃は秋星一人だけが全て見えている状態が楽しかったのにと恨みがましく思う。
「ほんと、変なとこで照れたり嫌がったりするよな。声、もっと聞きたいくらいなのに」
「嫌や!」
邦一が苦笑してきた。そしてまた体位を変えてくる。
「ほら、秋星」
そしてまた微笑んでくれる。
「血。飲んだらいい」
「さっきも飲んだのに?」
「いいよ」
向き合って上に乗る状態になった秋星はそんな邦一に抱きついた。興奮で尖った胸先が邦一の肌に擦れる。それがまた気持ちよくて、秋星は上に乗ったまま上半身や腰を動かし擦りつけた。すると邦一が気持ちよさそうにする。秋星の中にある邦一のものがまたひときわ大きくなった。
「……ぅ、……ん……。……お前かて、可愛い……」
「俺のこと可愛いって思うのはお前くらいだと思うよ」
「えぇやん、俺だけ……」
囁きながら首筋に唇をつけた。この瞬間はいつも堪らない。我を忘れるような官能と飢えを一気に満たせるであろう期待感に頭すらおかしくなりそうになる。それでもいつもなるべくゆっくり、そして邦一が絶対に痛くないよう、秋星は自分を必死に抑えつつ舌をまず這わせていた。
今も愛しさを込めて口づけすると、邦一が優しく秋星の髪を撫で、すいてくる。
「ほんと、お前の本来の色、綺麗だと思う」
ふと初めて邦一の血を飲んだ時のことが過った。いや、血ではなく汗だったなとすぐに訂正する。怖いと言われた。何もかも拒否されるかのような感覚がした。
……あの事件の時から俺はクニに怖がられることをずっと怖がってて……そんでこの時に改めて怖いて思ったんよなぁ……。
絶対に正体は晒せない、吸血行為も我慢する、そう思った。だが汗を味わってやはり我慢なんてできないことを思い知り、それならせめてものすごく気をつけようと秋星なりに必死だった。
今、何もかも受け入れてくれる邦一に、秋星はまた一瞬泣きそうになった。
クニが死にかけよるせいで、ほんま涙もろなったわ……。
文句とは裏腹に愛しさを込めて牙を突き立てる。そして広がってくる血の味に、体がうち震えた。邦一も堪らなくなったのか、また動きが速くなる。上も下もそして心までも満たされ、本当におかしくなりそうだ。
「ん、ぅん、んっ」
「は、ぁ……、っく」
激しく求め合う二人が達するのはそれから一瞬のことだった。
0
あなたにおすすめの小説
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~
柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。
合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
必ず会いに行くから、どうか待っていて
十時(如月皐)
BL
たとえ、君が覚えていなくても。たとえ、僕がすべてを忘れてしまっても。それでもまた、君に会いに行こう。きっと、きっと……
帯刀を許された武士である弥生は宴の席で美しい面差しを持ちながら人形のようである〝ゆきや〟に出会い、彼を自分の屋敷へ引き取った。
生きる事、愛されること、あらゆる感情を教え込んだ時、雪也は弥生の屋敷から出て小さな庵に住まうことになる。
そこに集まったのは、雪也と同じ人の愛情に餓えた者たちだった。
そして彼らを見守る弥生たちにも、時代の変化は襲い掛かり……。
もう一度会いに行こう。時を超え、時代を超えて。
「男子大学生たちの愉快なルームシェア」に出てくる彼らの過去のお話です。詳しくはタグをご覧くださいませ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる