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第二章 チーム戦?
第29話 いえ、通りすがりの高校生です。悪い高校生じゃないよ。
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その頃。光の使い手。神御は疲れていた。
調子に乗って、女の子達を仲間にして、とっかえひっかえ相手にしていたが、さすがにずっとやり続けることは出来ない。
それに、自身の放出と共に、ごっそりと力が持って行かれることを、やっと気がついた。
「これは駄目だ」
ヘロヘロとした腰で、ベッドから抜け出し。
夜の盛り場周辺で、誰彼かまわず襲い始める。
やがて、その姿は警官に目撃される。
やがて、その行動は証拠が固められ、逮捕と至るが。
その実行において、警察官では手に余るという事になった。
当然警官達も、人間。怖い物は怖い。
奴の扱う、光。あれに触れれば、人が消滅をした。
被害者の遺体はないが、証拠ビデオはある。
「奴は、変な力を使うが、人間でしょう。能力を使いそうになれば、最悪銃撃をすれば」
「それが、問題なのだよ。文字通り、光れば最後なのだ。それも全方位に出せることが分かっている。問題は、それをされたとき。我々が原因で。町が一つ、消滅などとなれば。誰がどうやって、責任を取るのだ」
「それは、そこまでの力があるのでしょうか?」
「分からん。だがそのリスクがある以上。安易に手が出せない。今専門機関に対して依頼を出しているが、返答が芳しくない。向こうも前回の戦闘で、隊員を大勢失ったらしく。こちらが、光だと伝えた瞬間。精査して返答をするという事になった」
「と言うことは、向こうは、その力に関する情報を知っている、という事ですね」
「そうだろうなあ」
手元には、世界異能力者対応機構という、タイトルの冊子が握られている。
そして、機構では。
「タイミングが非常に悪い。それも光だと。なんで最近光ばかりが絡んでくる」
「なんだ? 君が自身で。神が我々に課した試練だと、言っていたじゃ無いか」
「そうだが、光は聖なる物でなければならない。今居る奴らのような者はおかしい」
「さてそれはいいが。うちにいた3人は消滅をした。どう対応する?」
「光の能力に普通の能力者をあてても、一方的に食われるだけだ」
「我々は、現地国の、法の外に居る存在となる。対戦車の徹甲弾でも全方位から撃ち込んでみるか?」
「奴らが言っていた、能力リポートがあっただろう。普段でも前周囲にシールドを張っていると。それに触れれば、すべては消え失せると…… いや待てよ。奴ら女好きだったが、その時はどうしていたんだ?」
「監視モニターでは、普通にいたしていたぞ」
「人間の皮膚は、通るのか?」
「いや敵対したときは、消えていた」
そこまで、言って、何かををひらめいたようだ。
「対象の巣は、判明をしているのか問い合わせてくれ」
「分かった。何をするんだ?」
銃で何かを狙い、撃つまねをする。ただニヤニヤと笑いながら。
「ちっ。けちめ」
そして。
エネルギー切れだぁ。
くみに続いて、花蓮に吸われた。
あいつとうとう、杏果ちゃんがいる所で襲いかかってくるし。
まいったな。しかし、何とか花蓮の部屋へ連れ込んだのに、ずっと杏果ちゃんまで廊下にいたよな。あの年頃って興味があるのか?
そんなことを、ぶつぶつ考えながら歩いていると。
路地の向こうから、いつかの光の奴がやって来た。
「ひどく疲れているな」
声を掛けてみる。
「ああ。おまえもじゃないのか? 扶養家族が増えると、お互い辛いな。おっと、何もしないよ。おまえとじゃ、能力の食い合いになる。今の状態だともっと辛くなる」
「ああ。じゃあ頑張れ」
そう言って、通り過ぎただけなのに。
路地を出たら、知らないおじさま達に囲まれちゃったの。
思わず、食らいそうになった鼻先で、一人がこそこそと言ってくる。
「君、怪我とかはないかい?」
「あっはい。何もありません。どうしたのでしょうか?」
「あっいや。無事なら良いんだ」
その人は、心配そうに聞いてきたが、もう一人が割り込んできた。すると。
「さっきの男は、知り合いか?」
「いえ。別に。名前も知りませんし」
すると、その答えに飛びついて、言葉尻を取ってきた。
「と言うことは、顔見知りか?」
「ええ。まあそうですね」
「どういう知り合いだ?」
えらく。ぐいぐい来るな。
「失礼ですが、あなたたちは何者です? 警察に通報待ったなしですが」
そう言って、スマホのモニターに浮かぶ。110番の番号と赤い電話のマークを見せる。
「ちっ」
「我々はその警察だ」
さっき舌打ちをしたな。
「何か証明は?」
身分証と、警察手帳を見せてくるが、本物を見たことがないので判断できない。
「まあ良いでしょう」
そう言って、スマホをポケットにしまう。
「それで、○○駅近くの公園で、幾度か見ただけです。会ったときに会釈する程度ですよ」
「○○駅近くの公園?」
「あれ?あそこは、学生達が夜な夜な徒党を組んでいて、捕まえようと思った矢先に。誰も居なくなったところだな」
ちっ。一美達。警察にマークされて、捕まる寸前じゃないか。
「そんな公園で何を?」
「デートです。かわいい彼女と。愛を語らっていました」
「なっ。そのか…… いや、そうか」
驚いたのは百歩譲っても、『そのか』の続きが、非常に気になる。
「そのか、って何ですか?」
「いや、まあ気にするな。そこで奴に会ったのだな」
「ええ、会いました。それと、気にします。場合によっては通報案件ですよね」
すると別の男が割り込んでくる。
「いやすまない。まさか君みたいな子に、彼女がいるなんて思わなかったから、彼も口が滑ったのだろう」
フォローじゃなく、ぶっ込んできた。
「ぎるてぃ。通報します。警察関係者が5人もよってたかって、おまえに彼女がいるのはおかしいとか、その顔でと言うのはひどすぎです」
スマホを、素早く取り出し。ボタンをタップ。
『事件ですか、事故ですか?』
そう聞かれたときに、すかさず言い放つ。
「一番偉い人を出してください。警官によるいじめです」
『はあっ?』
調子に乗って、女の子達を仲間にして、とっかえひっかえ相手にしていたが、さすがにずっとやり続けることは出来ない。
それに、自身の放出と共に、ごっそりと力が持って行かれることを、やっと気がついた。
「これは駄目だ」
ヘロヘロとした腰で、ベッドから抜け出し。
夜の盛り場周辺で、誰彼かまわず襲い始める。
やがて、その姿は警官に目撃される。
やがて、その行動は証拠が固められ、逮捕と至るが。
その実行において、警察官では手に余るという事になった。
当然警官達も、人間。怖い物は怖い。
奴の扱う、光。あれに触れれば、人が消滅をした。
被害者の遺体はないが、証拠ビデオはある。
「奴は、変な力を使うが、人間でしょう。能力を使いそうになれば、最悪銃撃をすれば」
「それが、問題なのだよ。文字通り、光れば最後なのだ。それも全方位に出せることが分かっている。問題は、それをされたとき。我々が原因で。町が一つ、消滅などとなれば。誰がどうやって、責任を取るのだ」
「それは、そこまでの力があるのでしょうか?」
「分からん。だがそのリスクがある以上。安易に手が出せない。今専門機関に対して依頼を出しているが、返答が芳しくない。向こうも前回の戦闘で、隊員を大勢失ったらしく。こちらが、光だと伝えた瞬間。精査して返答をするという事になった」
「と言うことは、向こうは、その力に関する情報を知っている、という事ですね」
「そうだろうなあ」
手元には、世界異能力者対応機構という、タイトルの冊子が握られている。
そして、機構では。
「タイミングが非常に悪い。それも光だと。なんで最近光ばかりが絡んでくる」
「なんだ? 君が自身で。神が我々に課した試練だと、言っていたじゃ無いか」
「そうだが、光は聖なる物でなければならない。今居る奴らのような者はおかしい」
「さてそれはいいが。うちにいた3人は消滅をした。どう対応する?」
「光の能力に普通の能力者をあてても、一方的に食われるだけだ」
「我々は、現地国の、法の外に居る存在となる。対戦車の徹甲弾でも全方位から撃ち込んでみるか?」
「奴らが言っていた、能力リポートがあっただろう。普段でも前周囲にシールドを張っていると。それに触れれば、すべては消え失せると…… いや待てよ。奴ら女好きだったが、その時はどうしていたんだ?」
「監視モニターでは、普通にいたしていたぞ」
「人間の皮膚は、通るのか?」
「いや敵対したときは、消えていた」
そこまで、言って、何かををひらめいたようだ。
「対象の巣は、判明をしているのか問い合わせてくれ」
「分かった。何をするんだ?」
銃で何かを狙い、撃つまねをする。ただニヤニヤと笑いながら。
「ちっ。けちめ」
そして。
エネルギー切れだぁ。
くみに続いて、花蓮に吸われた。
あいつとうとう、杏果ちゃんがいる所で襲いかかってくるし。
まいったな。しかし、何とか花蓮の部屋へ連れ込んだのに、ずっと杏果ちゃんまで廊下にいたよな。あの年頃って興味があるのか?
そんなことを、ぶつぶつ考えながら歩いていると。
路地の向こうから、いつかの光の奴がやって来た。
「ひどく疲れているな」
声を掛けてみる。
「ああ。おまえもじゃないのか? 扶養家族が増えると、お互い辛いな。おっと、何もしないよ。おまえとじゃ、能力の食い合いになる。今の状態だともっと辛くなる」
「ああ。じゃあ頑張れ」
そう言って、通り過ぎただけなのに。
路地を出たら、知らないおじさま達に囲まれちゃったの。
思わず、食らいそうになった鼻先で、一人がこそこそと言ってくる。
「君、怪我とかはないかい?」
「あっはい。何もありません。どうしたのでしょうか?」
「あっいや。無事なら良いんだ」
その人は、心配そうに聞いてきたが、もう一人が割り込んできた。すると。
「さっきの男は、知り合いか?」
「いえ。別に。名前も知りませんし」
すると、その答えに飛びついて、言葉尻を取ってきた。
「と言うことは、顔見知りか?」
「ええ。まあそうですね」
「どういう知り合いだ?」
えらく。ぐいぐい来るな。
「失礼ですが、あなたたちは何者です? 警察に通報待ったなしですが」
そう言って、スマホのモニターに浮かぶ。110番の番号と赤い電話のマークを見せる。
「ちっ」
「我々はその警察だ」
さっき舌打ちをしたな。
「何か証明は?」
身分証と、警察手帳を見せてくるが、本物を見たことがないので判断できない。
「まあ良いでしょう」
そう言って、スマホをポケットにしまう。
「それで、○○駅近くの公園で、幾度か見ただけです。会ったときに会釈する程度ですよ」
「○○駅近くの公園?」
「あれ?あそこは、学生達が夜な夜な徒党を組んでいて、捕まえようと思った矢先に。誰も居なくなったところだな」
ちっ。一美達。警察にマークされて、捕まる寸前じゃないか。
「そんな公園で何を?」
「デートです。かわいい彼女と。愛を語らっていました」
「なっ。そのか…… いや、そうか」
驚いたのは百歩譲っても、『そのか』の続きが、非常に気になる。
「そのか、って何ですか?」
「いや、まあ気にするな。そこで奴に会ったのだな」
「ええ、会いました。それと、気にします。場合によっては通報案件ですよね」
すると別の男が割り込んでくる。
「いやすまない。まさか君みたいな子に、彼女がいるなんて思わなかったから、彼も口が滑ったのだろう」
フォローじゃなく、ぶっ込んできた。
「ぎるてぃ。通報します。警察関係者が5人もよってたかって、おまえに彼女がいるのはおかしいとか、その顔でと言うのはひどすぎです」
スマホを、素早く取り出し。ボタンをタップ。
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