好きな人に惚れ薬を飲ませてしまいました

パン屋の一人娘フェイルは、5つ年上の貴族の次男坊であり王宮騎士ルナーダに片思いをしている。
けれど来月、この彼は王宮を去る。領地を治めている兄を支えるために。

このまま顔馴染みの間柄でいたくない。
せめてルナーダが王都を離れてしまうまで恋人でいたい。

そう思ったフェイルは、ある決心をした。そして王都の外れにある魔女の屋敷へと向かう。


──惚れ薬を手に入れ、ルナーダに飲ませる為に。


※小説家になろうさまに同タイトルで掲載していますが、設定が異なります。
24h.ポイント 0pt
22
小説 192,051 位 / 192,051件 恋愛 57,183 位 / 57,183件

あなたにおすすめの小説

彼女にも愛する人がいた

まるまる⭐️
恋愛
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。 「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」 そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。 餓死だと? この王宮で?  彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。 俺の背中を嫌な汗が流れた。 では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…? そんな馬鹿な…。信じられなかった。 だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。 「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。 彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。 俺はその報告に愕然とした。

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。

惚れ薬をつくってみたよ。

こうじゃん
恋愛
私には好きな人がいる。 アンドレ様だ。 金髪、碧眼、むちゃむちゃかっこいいのだ。 対して私は、茶色の髪、茶色の目、平凡。モブだ。 普通にしてては、恋は叶わない。 私は、薬学科。 こっそり、惚れ薬をつくってみたよ。

運命の番? 何の冗談ですか? ~人族の私にはその感覚が分からなくて本当に良かったと思った~

大野 月子
恋愛
マージョリーには自称『運命の番』がいた。 とは行ってもその番の感覚はマージョリーにはサッパリだ。 そこでストーカーのようにしつこい彼にキッパリ言ってあげることにした。

借金完済のために惚れ薬を第二王子にかけました。そろそろ効果が切れるはずなのですが溺愛が止まりません

石田空
恋愛
王立学園に通うぽやぽや下級貴族のイルザは、ある日実家が借金で破産寸前、破産回避のために年齢差四倍の富豪に身売り同然で後妻に入らないといけない危機に直面する。 「年齢差四倍はない。そうだ、惚れ薬を適当にお金持ちな人にかけて借金肩代わりしてもらおう」 唯一の特技の魔法薬調合で惚れ薬をつくったイルザは、早速金持ちを見繕おうとしたら、それをうっかりとクールなことで有名な第二王子のクリストハルトにかけてしまった。 「私なんかが第二王子のお嫁さんなんて無理ぃー!!」 「そんなこと言わないでおくれ、私のバラ、私の小鳥」 「あなた普段のクールをどこで落としてきたんですかぁー!?」 惚れ薬の効力が切れるまでなんとか逃げ切ろうとするイルザと、クールキャラがすっかりとぶっ壊れてしまったクリストハルトが、必死で追いかけっこをする。 *カクヨム、サイトにて先行公開しております。

仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが

ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。 定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──

(完)婚約破棄されたので、元婚約者のイケメン弟とお仕事します!

青空一夏
恋愛
私、サラ・クレアンはお父様からこの婚約で、名門クレアン伯爵家を助けてくれと言われる。お父様はお人好しで友人の連帯保証人になり負債を抱え込んでしまったのだ。婚約の相手は富豪のディラン・アシュレで末端男爵家の嫡男だ。ディランは高慢でモラハラな奴だったが、私はクレアン伯爵家のために我慢していた。ところが、ディランは平民のブリアンナに心を奪われた。 「私は、真実の愛に目覚めた。サラのような言いなりの犬などいらない。私は天真爛漫なブリアンナと婚約する」 ディランに宣言された私は、もう猫をかぶるのはやめたわ。だいたい、こんな男、大っ嫌いだったのよ。私は、素に戻り自分の道を歩み始めた。ディラン様の双子の弟のイライジャ様とホームセンターやっていくハチャメチャコメディー。

さようなら、わたくしの騎士様

夜桜
恋愛
騎士様からの突然の『さようなら』(婚約破棄)に辺境伯令嬢クリスは微笑んだ。 その時を待っていたのだ。 クリスは知っていた。 騎士ローウェルは裏切ると。 だから逆に『さようなら』を言い渡した。倍返しで。