嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第11章 甘えるということ

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「廉くん?おはよ。起きれるかな?」
あれ?なんでこの人が?
「間宮先生さぼったらだめだよ・・・。」
先生がクスクス笑う。
「違うよ。もう9時だから起こしに行ってって君のお父さんに頼まれたんだよ。」
「直人さん?」
「自分が原因であることには気づいてるから許してあげて。」
「許してあげるも何も・・・。」
「あれ?違うの?」
「うーん、違うような・・・。」
目を瞑って答える。
「廉くんは優しいね。」
そう言いながら間宮先生がベッドのリクライニングを起こされた。
「強制的に起こさないでよ・・・」
「廉くん、二度寝しそうだったから。」
笑われてむぅっとなっていると、母さんが看護師の格好で入ってきた。
「廉ちゃん、おはよ。」
「はよ・・・」
「熱測らせて。」
そういって脇に体温計を差し込まれた。
計っている間に聴診器を当てられる。
体温計が鳴りバインダーに記録を取る母親をじっと見つめる。
「36.9℃。ちょっと高いけどまぁ許容範囲ね。」
「これなら明日退院できそうだね。」
「ですね。廉ちゃん今日はゆっくりしてるのよ?」
「ゆっくりも何も行くとこないじゃん。」
「売店とか庭とかカフェとかあなた行きそうだけど。」
「息子を信頼しなよ。」
「無理ね。」
そう言って笑いながら「ちゃんと寝とくのよ」って去っていった。
「間宮先生もう俺起きたから仕事に戻って大丈夫ですよ。」
「えーせっかく廉くんと二人きりでお話しできたのに。」
「お母さ!!」
叫ぼうとしたら慌てて口をふさがれた。
「れ、廉くん!!ごめんってふざけ過ぎたよ!」
「アイス一個買ってくれたら追い出さない。どうせ直人さんにカウンセリングするように言われたんでしょ。」
「あれ?わかちゃった?」
プイッとすると謝りながらすぐに売店でアイスを買ってきてくれた。
「お父さんにはちゃんと許可とったからね。」
直人さんに許可求めなくてももう食べても大丈夫だと思うけどな・・・。
ストロベリー味のアイスをもらってぱくりと食べる。
「おいしい・・・。」
「おいしいね!」
間宮先生は抹茶アイスを食べている。
「さぁカウンセリング始めるよ。」
間宮先生いつも俺にはふざけているように見えるけど、やっぱりドクターなんだよなぁ・・・。
とアイスを食べながら間宮先生の質問に答える。
「何が怖いかは自分ではわかってるの?」
「・・・。少しだけ。」
「そっか。」
「廉くんは新しい家族に対してやお母さんに対して何か思ってることはある?」
「ないです・・・。」
「そっかぁ・・・。じゃあパパとママと妹さんのいいところを3つ言えるかな?」


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