嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第10章 守るから

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手洗いから翔さんが戻るとすぐに理紗さんはそうめんを出す。
デザートのみかんも。
「超うまそう!!いただきまーす!」
「召し上がれ。」
こう見るとすでに新婚さんみたいだなぁって思いながら、ボスの耳をパタパタ揺らして手遊びしながら見ていた。
「あ、廉くん。百々ちゃん今日帰ってくるのは決まったんだけど、やっぱり親父がインフルなってたみたいなんだ。」
だからいつもと違ったのかな・・・?
「で、親父は3日間は病院にお泊りするから。百合さんは帰ってくるよ。」
母さんは帰ってくるんだ。
「入院ってこと?」と理紗さんが聞く。
「いや、百々ちゃんみたいに咳とかでもないし倦怠感すごいだけみたいだけど、みんなに移したくないからってさ。あれだけ一緒にいたから移るならもう移ってるとは思うけど。病院に行けないけど、俺か百合さんがここにいるから。それか俺の店に来てもらうか・・・。」
「私もいるから大丈夫だよ。」
「でも理紗も仕事があるだろ?」
「まあ。有給使うし。」
「いいのか?」
「うん。」
そう言って笑う理紗さん。
いろんな人に迷惑かけてるな・・・と思いながらも一人で留守番できる自信はあまりない。
今の精神状態はちょっとしたもの音でもびくってなるから・・・。
あの男のせいだぁ~!!!とボスの耳をパタパタするのを激しくするとさすがのボスもやめて!と振り向いた。
「廉くん、しんどいとかないよね?一応確認だけど・・・。」
「元気。」
「うん、よかった。」
「翔。ここら辺でケーキおいしいとこってどっかある?」
「ケーキか・・・・いつものデパートのケーキ屋しか思いつかないな・・・。」
「だよね~。百々ちゃんが好きそうなケーキ廉くんわかる?」
「うーん・・・。百々食べれたら何でもいい気がする・・・。」
「じゃあやっぱりデパートのケーキ屋さんでいっか。タルトが売ってあるケーキ屋のショートケーキすっごいおいしいんだよ!」
「じゃあそれ買いに行く?」
「うん!あとなんかプレゼント買う?」
「勉強道具。」
「廉くんスパルタだなぁ」
翔さんが笑う。
「でも新しい勉強道具意外とうれしいかもよ?」
「じゃあそれ買いに行こうか。」
13時に家を出る予定になった。

翔さんの車に乗るの久々かも。直人さんの車はよく乗るけど。
後部座席に乗ってシートベルトを締める。
「忘れ物はないですかぁ~?」
「はーい」
「マスクはしましたかぁ~?」
「はーい」
「では20分後には到着予定です。当タクシーは安全運転で走行してまいります。」
「おねがいしまーす!てかなにこの茶番」
翔さんの変なテンションに振り回されてあっという間にデパートに到着した。
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