嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第10章 守るから

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直人たちが戻ると廉はまだ眠っていた。
「間宮先生ありがとうございました。」
「起きませんでした・・・。」
「ちょっと残念そう。」
そう言って翔が笑うとキッと睨む間宮先生。
「どんだけ廉くんと仲良くなりたいんですか。」
理紗までツッコむくらい間宮先生は廉と本気で仲良くなりたいオーラが駄々洩れだった。
「廉くんぐっすりだな・・・。」
「どうする?親父もう今日は帰れるの?」
「今日は21時くらいまでは仕事だな~。」
「あ!今日空のお墓参りここに来る前に行ってきたよ。」
「だから遅かったんだ。職場からここまで少し時間かかってるなって思ってたけど。」
「ごめんごめん。10分くらいいつもの隣のおじいさんに空の様子聞いて帰って来ただけなんだけどね。」
「空どうだった?」
「それがさ最近お墓にもちろんいるんだけど意識はほぼ廉くんのところにいるみたい。」
「空君って亡くなった息子さんですよね?」
興味を持った間宮先生にいきさつを話すとびっくりしていた。
「すごいですね!!でも廉くんに心配なこととかがあるんですかね?」
「いやあ・・・・。只々初めてできた弟がかわいいみたい。ずっと気になってるから魂そっちに行きかけてるって笑われたよ。」
「じゃあほぼ意識は我が家にあるんだね。」
「うん。ただ廉くん近々危ないことが起きるかもしれないから守ってって言ってたみたい。」
「廉くん今日も朝怖い思いしたからもう精神的にはぎりぎりだからやめてほしいね。」
「そしたら僕がカウンセリングを!」
「間宮先生まだ廉くんの心開けれてすらないですよね?」
翔にいたいところをつかれて「いやぁ~」と小さくなった間宮先生を見て直人が笑う。
「廉くん。このまま天使みたいな子でいてほしいけど、自分を守るために強くなってくれた方が安心できるかな親としては・・・。」
「父さん、さっきみたいにぶちぎれスイッチこれからも入るなら間宮先生行きだよ。」
「・・・・。気を付ける。」
「廉くんは院長の事パパってちゃんと思ってると思いますよ。ただ廉くん否定されるのが苦手だから言えないだけで。」
「僕はいつでもパパとかお父さんって言われたいんだけどね・・・。」
「あ、翔君次のカウンセリングいつにする?」
「げ・・・。」
「まさかあの一回で終わりだなんて思ってないよね?」
「いや・・俺忙しいんだよね、三月くらいまで。」
「廉くんのために頑張れないのかい?」
「廉くんのため・・・。」
「そう!廉くんをまた泣かせたいのかい?」
「ダメ!!!今からで!」
「今から?」
直人も飽きれている。
「じゃあ私廉くん見てるから、してきなよ。」
「僕もそろそろお仕事戻らないと。」
「じゃあ、翔君カウンセリングルームへ行こうか。」
「はい!」
「あはは。いってらっしゃーい」
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