嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第8章 彼女と空

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百々が作ってくれたお雑煮がとってもおいしくて、いつもより箸が進んだ。
「廉くん、ご飯食べ終わったらお薬一応飲むかい?」
「・・・。飲まなくても落ち着いてるから大丈夫。」
「お薬嫌いになってるね、廉くん。」
翔さんに笑われた。
「この後は何する?」
「すこしゲームしたい!」
と百々が言うので1時間だけゲームすることに。
俺は忘れてないんだから、帰ったら寝るって言った二人を。
1時間きっかりたったところで俺が声をかけた。
「直人さんと翔さんは寝る時間。」
「あれ?廉くん覚えてたか。」
そういって笑う直人さんだけど、寝ないと許さないんだから!!
「廉くん怖い顔しなくても寝るよ。」
翔さんは俺が怒る前に2階に上がっていった。
たぶん眠たいのもあるんだろうな。
「直人さんも!!」
「わかったよ。百合さん、ちょっと。」
「どうしたの?」
「ちょっと向こうで。」
「はいはい。二人とも続きにミニゲームでもやってて!」
二人が出て行ったあと、百々と二人でゲームの続きをする。
大体ミニゲームは俺が勝っちゃうんだよね。
「・・・・」
あれ?俺が勝ったのに百々が叩いてきたり文句言ったりしない。
「どうした?百々」
「・・・どうして?」
「え?」
「どうして急に前の廉ちゃんに戻ってるの・・・?」
どういうことだろう。
ガチャリと扉が開いて母親が戻ってくる。
「あら?百々ちゃんどうして泣いてるの?」
「わかんない・・・急に。」
「百々ちゃんいっぱいお料理したから疲れちゃった?」
「寝る・・・」
そう言って百々も2階へ上がっていった。
「廉ちゃん、心当たりないの?」
「聞いたらなんで前の俺に戻ったの?って・・・。」
「廉ちゃん。廉ちゃんも疲れてない?」
「え?」
「疲れてないよ?」
「・・・・。じゃあママと二人でゲームしよっか。」
「母さん弱いじゃん。」
「太鼓のゲームなら強いわ」
「じゃあ勝負。」
二人で太鼓ゲームをする何とも不思議な正月をすごいしていたんだけど・・・。
1時間たったころに異変が起きてしまった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「廉ちゃん限界来ちゃったわね。」
急に体が脱力というか重くなっちゃって・・・。
「ちょっと待ってて。」
母親はそう言って部屋を出ると、直人さんと一緒に戻ってきた。
「やっぱり熱出たね。廉くん、大丈夫この熱はたぶん数日で下がるよ。」
「どうして熱出たの・・・?」
「廉くん12月頑張りすぎちゃったんだよ、精神的にね。正直幼児退行とかそういう方に行くかと思ったけど、今回はお熱で何とか終わりそうだね。」
とりあえずこのしんどさはすぐ終わるみたいだから翔さんの彼女さんとは会えるかな?
「廉くん、お部屋上がれる?」
「うん。」

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