嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第8章 彼女と空

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「廉くん、おまたせ。帰ろうか。」
「親父は2日は休みなの?」
「そんなわけないだろ?院長なんだから。」
そう言って笑う直人さん。
「今日は休みだけど、明日は朝からフルタイムですよ。」
「・・・・。今日寝てね。二人とも。」
「うん、今日は20時には寝るよ。」
「俺は22時に寝るよ。」
「帰ってすぐ寝て。」
「大丈夫だよ?一応仮眠はしっかりとってるし。」
「じゃないと嫌いになる!帰って寝て!!」
「どうした?廉くん。」
だって寝てないっていうか、俺のお世話仮眠中してくれてたからいつもより短かったはず・・。
俺のせいで体調崩したりしたらやだもん・・・。
「じゃあ廉くんも寝ようか!!」
「俺はボスのお世話がある。」
「ボスも寝るよ?」
「百々と話さなきゃいけない。」
「百々ちゃんもお昼寝誘うか!」
「百々は今年からは一人で寝るって。」
「廉くんもゆっくり寝ますよ~」
「・・・。」
直人さんの車に到着して後部座席に座りシートベルトを締めた。
「翔、Kのハンバーガーでいいかい?」
「うん。廉くん、スマホで飲みたいジュース調べといてね。」
Kのお店ならレモネード一択だな。
お店のドライブスルーについて、和風ハンバーガーセットを頼む二人。俺はレモネードのSサイズをお願いした。
チキンのボックスも頼んでたからこれは母親と百々のだろう。
もらったレモネードをごくごく飲む。
「あ、そういえば廉くん朝お水渡すの忘れてた・・・。」
「ナースさんが、お茶くれたよ。」
「ナースか。じゃあ大体150ccは飲んでるね。」
「もう脱水してない。」
そういうと二人に笑われた。
「そうだ、3日の夜彼女連れてきてもいいかな?」
「え!?ついにか!!」
「いやただの交際の挨拶だよ。」
「ほー。」
「廉くん大丈夫かな?」
「うん・・・。」
「大丈夫、彼女は・・・俺より強くて、正義感あるというか・・・中身男らしいというか・・・」
「なんだか会うのが楽しみだな。」
「本当にいい子だよ。」
二人がハンバーガーを食べながら話すのを聞きながら窓の外を眺めた。
今年からはもう甘えを減らして頑張らなくちゃな。
家につくと、ボスに飛びつかれた。
「ただいま・・ボス。」
「わん!!」
「ボス~俺たちには?」
翔さんと直人さんにも順番に前に行って頭を撫でてもらうボス。
ちゃっかりしている。
リビングでは机におせちが早速並べられていて、百々がキッチンでおそらくお雑煮を作っていて、母親は箸をおきながらこちらを見た。
「直人さん、おかりなさい。翔君も廉ちゃんもおかえり。お風呂先に入ってきたら?」
「そうだね。その前に、百合さんあけましておめでとう。今年もよろしくね。」
そう言って二人がキスをした・・・。
おぉ・・・子どもの前で堂々と・・・。

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