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第六章 ぼくは君を許さない。
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翔さんがピーターを急いで持ってくるとすぐに渡してくれた。
「ピーターいるね。安心だね~」
そうってヨシヨシと頭を撫でてくれる。
「深呼吸も忘れずにするよ。吸って~吐いて~」
ピーターを抱きしめて深呼吸もする。
15分頑張ると呼吸は元通りになって、脱力感もほぼなくなった。
そうなると20歳にもなって抱っこされてるということに恥ずかしさが出る。
「降りる・・・。」
「うん、わかったよ。はい、立てる?」
「うん・・・。」
「廉くん。今日だけ百合さんのお願い聞いてあげたら?」
二人して俺にサンタ着せるつもりだな!!
プイッとそっぽを向く。
「廉くん、今日は良いことあるからさ。」
「僕もサンタさん着るんだよ~。百合さんも翔も着替えるよ?」
「・・・・。」
小さな子どものように説得されてる俺。
「いい?」
「・・・・。ホントはヤダ・・・。」
「うん、そうだよね。廉くんずっとヤダって言ってるもんね。」
「・・・来年は絶対着ない・・・。」
「わかった。来年は僕が百合さんを止めるよ。」
「廉くん、汗かいちゃってるからお風呂もう入って着替えたら?そしたらすぐに寝れるし。」
「そうだね。廉くん先にお風呂入っておいで。僕が脱衣所の外にずっといるから。」
「ん・・・。」
来年は着ないという交換条件の元、先にシャワーを浴びるためにお風呂場へ向かった。
ささっと頭と体を洗うと抵抗したけど敗北してしまったサンタの衣装を着る。
やっぱりダサい。何度見ても、この真っ赤なサロペットがダサすぎる。
というかこれサンタのコスプレ以外で来たら恥ずかしくない?
上着にサンタのよく見る服を着て脱衣所を出ると、直人さんが「髪の毛びちゃびちゃじゃないか。ほら、洗面台に戻って。」
そう言ってまた洗面台に戻って直人さんに髪の毛をガシガシ吹かれてドライヤーをしてもらった。
ついでにヘアオイルまで。
直人さんもし翔さんと空くんの下に妹がいたらすっごく甘やかしてたんだろうなといらぬ想像をしてたらすぐにドライヤーが終わった。
「さ。リビングに行こうか。」
「ん。」
リビングへ行くと母親も翔さんもサンタのコスプレになっていた。
「じゃあ僕も着替えてくるね。」
直人さんは俺をソファに座らせると寝室へ向かった。
ピーターを抱きしめて百々が髪の毛をいじってるのをじーっと見つめる。
「ふふ。なに?廉ちゃん。百々がかわいすぎるからって。」
「・・・百々、髪の毛横取り切れてない。」
ツインテールに結ぼうとしている百々だけど、髪の毛が取り切れてない。
「もー、廉ちゃんやって!!」
結局そうなるんだよね・・・。
昔から百々の髪の毛をやってきた俺はすんなり百々がしたかったツインテールを完成させた。
「やっぱり髪の毛は廉ちゃんにしてもらうのが一番早くてきれいにできる!」
「来年からは自分でしてね。」
「廉ちゃん意地悪!!」
「ピーターいるね。安心だね~」
そうってヨシヨシと頭を撫でてくれる。
「深呼吸も忘れずにするよ。吸って~吐いて~」
ピーターを抱きしめて深呼吸もする。
15分頑張ると呼吸は元通りになって、脱力感もほぼなくなった。
そうなると20歳にもなって抱っこされてるということに恥ずかしさが出る。
「降りる・・・。」
「うん、わかったよ。はい、立てる?」
「うん・・・。」
「廉くん。今日だけ百合さんのお願い聞いてあげたら?」
二人して俺にサンタ着せるつもりだな!!
プイッとそっぽを向く。
「廉くん、今日は良いことあるからさ。」
「僕もサンタさん着るんだよ~。百合さんも翔も着替えるよ?」
「・・・・。」
小さな子どものように説得されてる俺。
「いい?」
「・・・・。ホントはヤダ・・・。」
「うん、そうだよね。廉くんずっとヤダって言ってるもんね。」
「・・・来年は絶対着ない・・・。」
「わかった。来年は僕が百合さんを止めるよ。」
「廉くん、汗かいちゃってるからお風呂もう入って着替えたら?そしたらすぐに寝れるし。」
「そうだね。廉くん先にお風呂入っておいで。僕が脱衣所の外にずっといるから。」
「ん・・・。」
来年は着ないという交換条件の元、先にシャワーを浴びるためにお風呂場へ向かった。
ささっと頭と体を洗うと抵抗したけど敗北してしまったサンタの衣装を着る。
やっぱりダサい。何度見ても、この真っ赤なサロペットがダサすぎる。
というかこれサンタのコスプレ以外で来たら恥ずかしくない?
上着にサンタのよく見る服を着て脱衣所を出ると、直人さんが「髪の毛びちゃびちゃじゃないか。ほら、洗面台に戻って。」
そう言ってまた洗面台に戻って直人さんに髪の毛をガシガシ吹かれてドライヤーをしてもらった。
ついでにヘアオイルまで。
直人さんもし翔さんと空くんの下に妹がいたらすっごく甘やかしてたんだろうなといらぬ想像をしてたらすぐにドライヤーが終わった。
「さ。リビングに行こうか。」
「ん。」
リビングへ行くと母親も翔さんもサンタのコスプレになっていた。
「じゃあ僕も着替えてくるね。」
直人さんは俺をソファに座らせると寝室へ向かった。
ピーターを抱きしめて百々が髪の毛をいじってるのをじーっと見つめる。
「ふふ。なに?廉ちゃん。百々がかわいすぎるからって。」
「・・・百々、髪の毛横取り切れてない。」
ツインテールに結ぼうとしている百々だけど、髪の毛が取り切れてない。
「もー、廉ちゃんやって!!」
結局そうなるんだよね・・・。
昔から百々の髪の毛をやってきた俺はすんなり百々がしたかったツインテールを完成させた。
「やっぱり髪の毛は廉ちゃんにしてもらうのが一番早くてきれいにできる!」
「来年からは自分でしてね。」
「廉ちゃん意地悪!!」
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