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第六章 ぼくは君を許さない。
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「廉ちゃん、起きた?お水よりスポーツ飲料の方がいいかな?」
「・・・。」
「百合さんストロー付きでお願いしてもいいかな。」
「わかったわ。」
「廉くん、横になるより座ったほうが楽?」
「・・・・。」
どっちもしんどいけど、なんとなく座ってたいかも。
「座ってたいみたいだよ。今手がぴくってなったもん。」
「百々ちゃん偉いね!よく見てる。」
「でしょ?というか廉ちゃんのことは大抵のことはわかるよ!」
「百々ちゃん、ブラコンよね~昔から。」
「廉ちゃん大好きだもん!」
早く彼氏作ってくださーい・・・・。と思いつつもやはり妹から好かれるのは嫌ではない。
「今日は夕飯が豪華だからお腹空かせておいてね~!」
そう言って俺のお腹をポンポンして去っていった母親。
「そういえばすっごいこの部屋クリスマス仕様になったね!百々途中まではしたけど、それより派手になってる」
「頑張ったんだよ?この日のために!結構ネットで飾り注文してたからね。」
「だから宅配多かったのか・・・。」
「ごめんね、段ボールゴミ結構出てたから玄関狭かったでしょ。」
「翔さんの仕事のものかと思ってたよ。」
「さすがにあんなに仕事は持ち帰らないよ。」
「廉くん、はい。ストロー頑張って吸ってみて。」
直人さんがストローの入ったコップを持ってくれてそのままストローだけくわえて飲む。
脱力の時はもうこのスタイルでしか飲めない。
飲みたくないけど、直人さんが脱水が怖いから飲んでっていうからさ・・・。
「今日は夜楽しみだなぁ~!!廉ちゃん今日も夜シアターしようね!!」
「百々ちゃん、廉くん寝ちゃうかもしれないよ?」
「いいよ。廉ちゃんが隣にいてくれたらそれで。」
「今日はママたちも参加しようかしら。」
「ちょうど今布団敷いてるしね!今日もみんなで寝よ!!」
あ、今日もみんなで寝るんだ。決まっちゃったのね。
その方が安心か・・・。今日は百々絶対キャラクターもの見るでしょ・・・。
「今日は感情のキャラクターのお話しのアニメ映画見る!!」
「あー最新作今年あった奴か。」
「そう!!」
「ママもそれ好きよ。」
「僕は見たことないなぁ~。CMで少し見かけたくらい。」
「俺は文と見に行ったよ、結構泣けた。」
「翔さんでも泣くんだ・・。」
「百々ちゃんどういうこと~?この~!!」
そう言って翔さんが百々をくすぐる。百々はギャハハって笑いながら床で転がっている。
百々は一体いくつなんだろうなぁ。とあきれながら目で追うと直人さんが「少しは落ち着いた?」と聞いてきた。
グーパーは普通にできるくらいには落ち着いたかも・・・。
「・・・ん。」
「ヨシヨシ。あと1時間くらいしたら大丈夫になるから。ゆっくりね。」
「・・・・ん。」
長いなぁ~一時間って・・・。
「・・・。」
「百合さんストロー付きでお願いしてもいいかな。」
「わかったわ。」
「廉くん、横になるより座ったほうが楽?」
「・・・・。」
どっちもしんどいけど、なんとなく座ってたいかも。
「座ってたいみたいだよ。今手がぴくってなったもん。」
「百々ちゃん偉いね!よく見てる。」
「でしょ?というか廉ちゃんのことは大抵のことはわかるよ!」
「百々ちゃん、ブラコンよね~昔から。」
「廉ちゃん大好きだもん!」
早く彼氏作ってくださーい・・・・。と思いつつもやはり妹から好かれるのは嫌ではない。
「今日は夕飯が豪華だからお腹空かせておいてね~!」
そう言って俺のお腹をポンポンして去っていった母親。
「そういえばすっごいこの部屋クリスマス仕様になったね!百々途中まではしたけど、それより派手になってる」
「頑張ったんだよ?この日のために!結構ネットで飾り注文してたからね。」
「だから宅配多かったのか・・・。」
「ごめんね、段ボールゴミ結構出てたから玄関狭かったでしょ。」
「翔さんの仕事のものかと思ってたよ。」
「さすがにあんなに仕事は持ち帰らないよ。」
「廉くん、はい。ストロー頑張って吸ってみて。」
直人さんがストローの入ったコップを持ってくれてそのままストローだけくわえて飲む。
脱力の時はもうこのスタイルでしか飲めない。
飲みたくないけど、直人さんが脱水が怖いから飲んでっていうからさ・・・。
「今日は夜楽しみだなぁ~!!廉ちゃん今日も夜シアターしようね!!」
「百々ちゃん、廉くん寝ちゃうかもしれないよ?」
「いいよ。廉ちゃんが隣にいてくれたらそれで。」
「今日はママたちも参加しようかしら。」
「ちょうど今布団敷いてるしね!今日もみんなで寝よ!!」
あ、今日もみんなで寝るんだ。決まっちゃったのね。
その方が安心か・・・。今日は百々絶対キャラクターもの見るでしょ・・・。
「今日は感情のキャラクターのお話しのアニメ映画見る!!」
「あー最新作今年あった奴か。」
「そう!!」
「ママもそれ好きよ。」
「僕は見たことないなぁ~。CMで少し見かけたくらい。」
「俺は文と見に行ったよ、結構泣けた。」
「翔さんでも泣くんだ・・。」
「百々ちゃんどういうこと~?この~!!」
そう言って翔さんが百々をくすぐる。百々はギャハハって笑いながら床で転がっている。
百々は一体いくつなんだろうなぁ。とあきれながら目で追うと直人さんが「少しは落ち着いた?」と聞いてきた。
グーパーは普通にできるくらいには落ち着いたかも・・・。
「・・・ん。」
「ヨシヨシ。あと1時間くらいしたら大丈夫になるから。ゆっくりね。」
「・・・・ん。」
長いなぁ~一時間って・・・。
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