嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第五章 ハタチ

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「さて20時になったし、廉くん京都タワー行ってみようか。」
翔さんに京都タワーに誘われてみんなで行くことになった。
寒いけど、歩いてすぐ近くにある京都タワーへ向かう。
「寒いね~!!」
そう言って直人さんが手をこすり合わせる。
冬独特のかさついた音と歩く靴の音が聞こえる。
人はまだ少し多いがまばらにしかいない。
京都の夜ってもっとざわついてるのかと思ったけど、場所的なものなのかあまり東京の様にたくさんの人はおらず
10分もしないうちに京都タワーに到着した。
下から見上げるととても大きく感じる。
「廉ちゃん、下はお土産も売ってるみたいよ?見ていく?」
「百々みたい!!」
「はいはい。廉ちゃん翔君と直人さんと見て回って。私は百々ちゃんの監視をしておくわ。」
そう言ってすでにお土産売り場を見て回る百々を母親が慌てて追っかけて行った。
「廉くん、ほしいものあれば言ってね。」
そう言われたが、ホテルで買ってもらったので他にほしいものはない・・・。
「翔、お漬物買ったらどうだ?」
「そうだね。ちょっと見てくる。」
「廉くんはお漬物柴漬け好きだよね。」
「・・・・うん」
「柴漬けたぶん翔がたくさん買うから見ててごらん」
そう言って笑っていると、翔さんが袋を二つ持って戻ってきた。
「翔何買ったんだい?」
「なすの漬物を2つと、きゅうりが2つ、大根が3つ、柴漬けが7つ。」
はぁ????
7つ?
どんだけ・・・・。
「柴漬け多すぎない?」
「え?だって俺も食べるしみんな食べるし、廉くん好きでしょ?」
「ほら、廉くん翔のブラコン始まったよ。」
「なんか言った?」
「なんでも?百合さんたちはどうかな?」
「もう買い物終わってると思うよ。二人でフロアガイド見てたし。」
特に店舗数が多いわけではないのですぐに見終わったようだ。
「先にタワーの券買ってくる。」
そう言って翔さんは売り場に並んだ。
賑わっている店内に少しだけ気持ちがざわざわする。
「廉くん、これ付けとく?」
そう言って手提げかばんからヘッドホンを取りだした。
Bluetoothでヘッドホンを自分のスマホとつないで動画サイトを流す。
「これで少しはそわそわなくなったかな?」
頷いて券売り場に並ぶ翔さんを見る。
「廉くん百々ちゃん迎えに行こうか。」
百々と母親は翔さんの言う通りフロアガイドを見ていた。
「そろそろ上るよ」
「どんな景色なんだろ!!楽しみ!」
今回の旅行、一番楽しんでるのは女性チームだな。
会話をするため少しずらしていたヘッドホンを元に戻す。
「チケットかったからエレベーター行くよ」
翔さんがみんなにチケットを渡し、いよいよ初めて京都タワーにのぼる。

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