嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第四章 また一緒に。

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「廉くん、今日頑張りすぎちゃってね」
「そうなんだ・・・。帰って来た時の顔見てすぐ寝るだろうなとは思ったけど」
そう言って翔が笑う。
「おでん、ありがとうな。」
「ううん。今日は仕事が早く終わったから。」
「翔もいつの間にかおでん作れるようになってたとはね!」
「俺意外と料理できるんだよ。」
「これ出汁から作ったの?」
「うん。ちゃんと作ったよ!コンビニのやつに寄せてみたんだけど。」
「確かにこれあのコンビニの味に似てる。」
少し汁をすすりながら直人が言うと、翔は満足げに笑う。
しばらくして、百合と百々も帰って来た。
「あーーー!!おでん!!百々も食べたい!」
「はいはい。百々ちゃんまずは手洗いうがい!!廉ちゃんが風邪ひいちゃうかもしれないわよ?」
「赤ちゃんじゃないんだからひかないよ」
笑ながら手を洗いに行った二人。
百々は戻ってくるとちゃっかり席に座り食べていいよのサインを待つ。
「百々ちゃん、本当に食べるの?」
「だめ?」
「いいけど、もう22時だよ?」
「大根だけ!!」
「はいはい」
笑ながら翔が小皿に大根と汁を少しだけよそってやる。
「いただきまーす!!おいしっ!!」
「百合さんは?」
「私はもう今日はお腹いっぱいよ、ありがとう」
「また明日にでもどうぞ。」
「そうね。明日またいただくね」
「廉ちゃんは?」
「廉くんは寝ちゃったよ。おでんも一口だけ食べたんだけど、リハビリトレーニング疲れちゃったみたい。」
「帰って来た時にはすでに半分寝てたよ。」
「なんか想像つくわね。」
「うん」
「でも、廉くん今日はすごく頑張ってたよ。」
「あの子頑張るのは得意だからね」
「わかる。廉ちゃんって努力家だよね。」
「字頭がいいかといわれたら、違うからね」
「そんなこといわないの」
そう言って直人さんがくすりと笑う。
「ねぇ~廉ちゃんと寝れるのまだ~?」
「うーん、廉くんまだお手洗いに一人で夜に行ったりするのが難しいからね」
「こないだ夜中に起きてお尻引きずってリビングに来たよ」
「早く体力戻らないかなぁ~」
「まぁまぁ、昨日の今日じゃ何も進まないよ。」
「さ、百々ちゃんも寝なさい?」
「はーい。ごちそうさまでした!」
「はい、お粗末様でした。」

みんな寝室へ行き百合と直人もベッドで真ん中に眠る廉を見て笑う。
「そんなコンパクトに寝なくてもいいのにね」
「ほんとよ、いつもこんな小さくなって寝てるのかしらね」
丸まって寝る猫のような寝方で思わず和んだ。
「おじいちゃん先生が胸の内の突っかかりもどうにかしてくれたらいいんだけどね・・・」
「廉くん迷ってる感じだったけどね。」
「そうなの?」
「ま、もう少しってところかな」


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